メディアグランプリ

私のニューノーマル:「太鼓の達人」で頭をよくしちゃおう!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:工藤洋子(ライティング実践教室)
 
 
昼ご飯も食べて少し眠気が出てくるこの時間。
近ごろの私にはやることがある。
 
それは、Nintendo Switchの電源を入れて「太鼓の達人」でひとしきり遊ぶことだ!
 
というと、きっと「いい歳したオバハンが何言うてんねん?」と呆れられてしまうかもしれない。
 
でも。
これは脳を効率よく動かすための準備運動なのだ。けっしてただ遊んでいるだけではないのだ、と私は言いたい。ホントだよ?
 
ベストセラーとなった『運動脳』(サンマーク出版)をはじめ、運動が私たちに及ぼすよい影響については色々な本が出ている。
 
「頭をよくするには? 運動をしましょう!」
「集中力を高めるには? 運動をしましょう!」
「記憶力を上げるには? 運動をしましょう!」
 
読んでいると、とにかく運動をすれば何もかも解決するかのようだ。
 
だけど、毎日の生活の中に新たに「運動」を取り入れるとなると、大変だ。人間やらなきゃいけないと思うと、とたんにやりたくなくなるものだ。しかし、それが音楽に合わせて太鼓を叩けば大丈夫、となれば、ちょっとやってみるかという気にもなってくる。
 
「太鼓の達人」とは、太鼓の前でバチを握り、流れる曲の譜面に合わせてタイミングよく太鼓を叩いてプレイするゲームだ。任天堂の携帯ゲーム機Switchでゲームソフトとして発売されており、左右のコントローラーを太鼓のバチに見立ててフリフリする。
 
まっすぐ振り下ろせば「ドン!」の音が、そして本当の太鼓のフチを叩くように斜めに振れば「カッ!」という音がして、譜面の指示通りの音をタイミングよく振って出すことができればOKだ。
 
ところがこれがなかなかに難しい。
 
Switchのコントローラーは高機能なので、振る方向や速度など自動で感知してくれるはずなのだが、ちゃんと振ったつもりなのに感知されなかったり、「カッ!」とフチを叩いたつもりが「ドン!」という音と判定されたりするようなことが起こる。ただでさえ運動神経が鈍くなるお年頃だというのに、思うように操作できないのではつまらない。
 
ところが最近、「フィットバチ」なるものが発売された、というではないか。ググってみると、それはSwitchのコントローラーを装着できる本物の太鼓のバチのような形をしたものらしい。
 
「これなら振りやすそうだし、本当に太鼓を叩いている感じがするのでは?」
 
ちょっとワクワクしてきた。
 
早速ネットで注文すると、なんとすぐに配送されてきた。バチに対応したソフトもダウンロードして準備は万端だ。
 
さあ、あとはやってみるしかない!
 
まずは簡単な曲からということで「天国と地獄」を選んでみる。この曲はクラシックでいわゆる運動会のかけっこの曲である。昔は定番だったし、一応リズムは頭に入っているはずだ。
 
「チャンチャ〜ン、チャカチャカ、チャンチャンチャカチャカ」
 
よしっ!
 
「ドン!」ももちろんできるけど、懸案の「カッ!」もちゃんと振れるではないか。これならきっと難しい曲でもいけそうだ。いや、きっと行けるに違いない。
 
今回の新しい「太鼓の達人」にはアニメからクラシックまでいろいろな曲を選ぶことができるシステムがある。アニメ『鬼滅の刃』の大ブレイクで有名になった「紅蓮華」をはじめとして、流行りの新曲から今や懐メロと呼ばれる懐かしの名曲だって多い。
 
「ならば、これだ!」
 
とばかりに選んだのは、比較的新しいYOASOBIの「祝福」。去年アニメ「機動戦士ガンダム水星の魔女」でオープニングに使われていた曲だ。
 
バチを構えて、さあいざ叩かんと気合いを入れたはいいが……まったくタイミングが合わない!
 
「ドンドンカカカッドンドン……ダダダン??」
 
あ〜、そういえばYOASOBIの曲は聴きながらいつもカラオケで歌うのも難しそうだと思っていたんだった。歌詞も追えそうにないものが反射的に手で叩けるわけがないではないか。
 
そうやってギャーギャー騒いでいると、高校生の息子がやってきた。
 
「あ、それ結局買ったんだ? 僕にもやらせて!」
 
フンフンなるほど、とつぶやきながらサクサクと叩く息子のスコアは私よりうんと高い。私が悔しがっていると、
 
「まあ、お母さんはおばさんだからしょうがないね」
 
と、しれっと言ってくれる。
 
チキショー!
せっかくフィットバチで上手く叩けるようになったと思ったのに。
 
そう思って躍起になってバチを振り回していると、だんだんと気分が乗ってきた。なんか、そう、あれだ。山登りに出かけて山頂に到達したような爽快感を感じる。つまりこれは、立派な運動だといえるのではないだろうか?
 
いろいろと読んだ本の中で『すごい音楽脳』(すばる舎)という本があった。ご本人もDJである脳科学研究者の著者がこう言っている。
 
「ドラムをたたくことは、リズムを感じることそのものです。たたくだけなのに、認知機能を上げます」
 
なんでもリズムを感じながら、タイミングを合わせて動くのはレベルの高い動きで、優れた脳のトレーニングになるということだ。
 
「なるほど、これは気分もいいし、効果抜群かも?」
 
そうして食後に「太鼓の達人」でキリッと気合いを入れるのが習慣になった。午後にそのままリモートで仕事が入ることも多いので脳の機能がアップするというなら、もってこいだ。そうやって続けてみると、適度な運動で気分も切り替わるからか、リモートにありがちなメリハリの無さが解消され、しかも集中力もちゃんと持続するようだ。
 
『すごい音楽脳』にはこう書いてある。
 
「うまくやることではなく、やること自体に意味があるのです」
 
そうか!
ヘタクソでもいいんだ。
たとえYOASOBIの曲はいつまでもついて行けなくても、やることに意義があるのか!
 
世の中のおばさん達よ。
子どもにばかりSwitchをやらせておくのはもったいない!
 
我々こそ脳の機能を高める必要があるお年頃なのだから。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



2024-02-14 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事