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モノの旬は、手に入れたときがピークだと思う


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:おまど(ライティング・ゼミ2月コース)
 
 
「服は、自分の好きなものだけを残しましょう」
「服を制服化することで、毎日のイライラから解放されます」
最近、私のインスタグラムのオススメ記事に上がってくる言葉たち。
 
今年の始めに、何か新しいことができないかとインスタグラムをいろいろ見ていた。
すると、その中で、こんな言葉と出会うこととなる。
「断捨離」
別に、家にモノがあふれているわけではなく、掃除ができていないわけではないが、この中に出てくる人たちの家がどんどんキレイになっていく様子を見ていくのが、いつしか自分の楽しみになっていった。
 
玄関に置きっぱなしのコートやカバン。
タンスに入りきらない服。
シンクの中は食器であふれる。
床には、足の踏み場がないほどの子どものおもちゃ。
冷蔵庫の中は、いつのものなのかわからない食材たち。
それを、「100日で汚部屋をキレイな家に!」などと銘打って、片付けている様子を発信している。
 
あんなにモノであふれていた部屋が、玄関が、クローゼットが、キッチンが、ほんの数十秒の動画の中で、みるみる片付いていく。
なんだか、自分が一緒に片付けているような、自分の心もモノと一緒に整理されていくような錯覚に陥る。
「モノと一緒に、心にあるモヤモヤも断捨離している」
実際に片付けている人だけでなく、その様子を見ている人にも、その効果はあると思う。
 
それに触発されるように、私も「断捨離」を始めた。
はじめは、キッチンのパントリーからスタート。
「あれ? こんなの買ってたっけ?」
「ストック、ここにあるんだったら、もう買わなくなくてもいいやん」
自分でも忘れていたものが、どんどん発掘されていく。
オムライスを作ったときにかけたいなと思って買っていたデミグラスソースのパウチも、実際にオムライスを作ったときには、買っていたことも忘れてケチャップをかけてしまっている。
うどんスープは、よく使うのでストックをしていたが、かごの後ろに落ちてしまっていたのか、もう1箱出てきた。
片付けながら、「結構昔に買ったもののはずなのに、鮮明に記憶をたどることができるな……」なんて自分を少し褒めながら順調に片付けは進んだ。
 
洗面台の下の引き出しにとりかかった。
新築のお祝いにもらって、もったいなくて使えなかった、あるブランドのハンドソープ。
結婚祝いでもらった、肌触りの気持ちいいタオル。
それを箱から開けて、使ってみる。
今までの生活から、ちょっと質が上がったように感じる。
少しワクワクして手を洗う自分がいる。
 
そして、自分の服を見直すことに。
いったん、衣装ケースから全部の服を取り出す。
もともと、服は少ない方なので、あっという間にケースの中は空になった。
そこから、「着る服」と「着ない服」に分けていく。
一度の仕分けでは、なかなか踏ん切りがつかない。
「この服、高かったんだよなぁ」
「そういえば、この服を着て旅行に行ったっけ」
いろんな思い出がよみがえる。
服は、一番手放すのが難しいと感じた。
 
2巡目、3巡目……と時間を置きながら何度も見直していく。
そうすると、自分の手放す基準が変わっていることに気づく。
「高かったけど、もう何年も着ていないし、いらないかな」
「この服着たのって、あの旅行での1回きりだったな」
着ていない服をずっと残しておくよりも、自分の着たい服に入れかえた方がいいと思うようになっていった。
最終的に、上の服は、春・秋で4着、夏で7着、冬で3着まで減らせた。
そうすることで、毎朝に服を選ぶことのストレスはない。
 
あるアンケートでは、今までに断捨離をしたことがある人は61.6%で、半数以上の人が経験したことがあるようだ。
断捨離をした理由として、引っ越すからや現金化したかったからなどもあるが、長い間使用していなかったからが一番の理由らしい。
つまり、使っていないものを必要な人に使ってほしいという思いから手放す人が多い。
自分で買ったモノであるはずなのに、使わなくなったり、クローゼットの奥にしまってしまう。
この理由は何なのかと考えたとき、自分なりの答えを見つけた。
「モノの旬は、手に入れたときがピークなんじゃないか」と。
 
この服を着てお出かけをしている自分を想像し、少し高くても買ってしまった服。
レストランに行くときの自分がよりよく見えるように、普段ははかないのに買ってしまったヒールのある靴。
いつもの料理がちょっとでもおしゃれにできるようにと、いつもなら買わないのに買ってしまった調味料。
お祝いでもらった、普段自分では買わないような質のいいタオルや石鹸。
大切にしようと思って奥にしまうと、もう手に取らなくなる。
 
だからこそ、そのモノの旬を長く楽しみたかったら、手に入れた瞬間から手に取って使うことだ。
モノにとって、しまわれることは幸せではない。
モノの旬を見極めるのは、人間にしかできないことなんだと思う。
さぁ、季節は春。
旬を見つける旅にでも出ようかな。
 
 
 
 
***
 
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2024-04-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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