メディアグランプリ

人生は、書くことから始まる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:松澤しげる(ライティング・ゼミ2月コース)
 
 
「16回の課題提出?」
「私にできるのか?」
 
頭をよぎった。
人生を変えるライティングとは、なんなのか。
 
ググッと心を惹かれた、人生を変えることができるかもしれない。
そう思った後に、弱気な気持ちがグワッと湧いてきた。
 
これまでにブログやnoteを書いてきたけど、
頭で考えたことを上手に言葉にできなかった。
 
私の伝えたいことが伝わらなかったのだ。
分かりやすい文章にすることができない。
書きたいことも書けずに苦悩していた。
 
小学生の夏休みの宿題でよく出された
読書感想文は、休みの最終日である8月31日に
本に買いてあることを書き出して形にするだけだった。
 
時間をかけて本を読んでも、ただ面白かったという感想だけで
頭の中には何も残っていなかったのだ。
本を読むことに満足して、放心状態になっていた。
 
何を書いたらいいのか、言葉にすることすらできずに
泣きながら書き写しては、感想文はもう書かないと
心に決めていた。
 
言語化が苦手だった私は、話す事よりも聞く専門で
コミュニケーションを取っていた。
 
それなのに、推薦で入学した大学は文学部英米部学科。
卒論の題材はオスカーワイルドの「ドリアングレイの肖像」
アルバイトで忙しく、本を最後まで読めなかった。
 
もちろん、内容はこれまでに署名人が書いた資料を
読みながら、気になったところを書き写した。
そのために隙間時間で図書館に通い、卒論を書き上げた。
もちろん、大学は無事に卒業した。
 
言葉にできない、文章を書くのが苦手な私は、
話すことも苦手意識を持ち続けていたので、
作業系の仕事についてきた。
営業のように話をする機会が少ないからだ。
 
質問に答えることはそれほど苦ではなかった。
仕事柄、主体的に話を進める側に立つ機会は、
それほど多くはなかった。
 
それでも、仕事を続けていくと必然的に
話すこと書くことの必要性が出てきた。
 
社内では、文章力について学ぶ機会はなく
お互いに忖度していたので、転職をしながら
独学で学んできた。
 
新しい会社に転職しても、話し方を学べる機会はなく、
一人で学ぶには限界があった。
 
副業でコミュニケーションスキルを学んだが、
そもそも人見知りの私は、学びを活かせる場所を
作ることもできなかった。
 
社会人になって必要に迫られて文章を書くことに
なんとか対応してきたが、手段や方法を知らないために
成長を感じられずに自分を責めていた。
 
情報発信が増えてきた頃に、自分もやってみたい
という気持ちに駆られた。
日記すら続かない私が、何を発信できるかと
考えた末、諦めた。
 
人間の欲とは恐ろしいもので、時間が経つと
できなかったことをまたやりたくなるのだ。
 
数年前にコミュニティに参加して、話すことや書くことを
もっと極めたいと思うようになった。コミュニティ内で
開催されたコラム講座に参加した。
 
私が初回に書いたことは、
「初めまして、……」
これしか書くことができなかった。
愕然として呆然としていた。
ああ〜、情けない、そんな気持ちで心が満たされていた。
 
その講座で初回に教わったことを実践してみたら、
1時間もかからずに、800文字程度の文章を書いていた。
 
書き方や内容のルールについては制限されず、
書きたいことを書くという約束事があった。
文章にできたことに、やったー、なんか言葉にできた。
とても開放感を感じてものすごく嬉しい気持ちになった。
 
私も書くことができるんだ。
それからというもの、思っていることを
言葉にして書くことを始めた。
 
有名なブロガーや芸能人のブログやインフルエンサーの
ブログを見るようになると、かなりの文字数を書いていることを
知って驚いた。
 
自分が書いている文章と文字数を比べても、こんなに
彼らの文章のように細かく分かりやすい文章なんて書けない。
 
比べてみても、私の文章は抽象的ばかりで具体が少ない。
私の書き方が足りないことを学んだ。
言葉が見つからない、話を膨らませられない。
 
それでも本を読むことは好きなので楽しいが、
小説を読んでも、言葉は覚えるが書き方は学べていない。
書き方の本を読んでも、よくわからなかった。
 
Facebookで天狼院広告を見るたびに、ここなのか、
これなのかと考え続けては、今じゃないと勝手に
決めつけていた。
 
向き合いたくないことを先送りして
できない自分を責めては、人生を諦めようとしていた。
 
これからの生き方を考える年になり、言葉にすること、
文章を書くことが必須のスキルであることを実感した。
 
ネットビジネス、個人事業、フリーランスなどで
仕事をしていくには、全て文章をかけることが
必須条件だと言われていた。
 
このままでは、考えていることや伝えたいことを
伝えられない、新しいチャレンジすらできない。
もう逃げては、だめだ、そう決断して天狼院の門を叩いた。
 
門はすんなりと空いた。いや、解放されていた。
今までライティング講座たるものに参加したことがない私は、
恐る恐る初回の講座に参加した。
 
思っていたよりもカジュアルで楽しそうな講座だった。
ただ、16回の課題提出は、重くのしかかっていた。
 
伝えたいこと、なんだろう? と首をかしげながら
日常で気になっていることを書いてみた。
しかも2000文字。
小学校の感想文で400字すら書いたことがないのに
必死に言葉を書いてみた。
 
生活や仕事の中では、書きたいテーマがたくさん浮かぶが
書こうとするとすぐに消えて、忘れてしまう。
それでも、捻り出して書いてみた。
2000文字近く書いたのだ。
 
私は、これまで想像もしていなかったことを
やっている。
 
何かが変わり始めているのだ。
実感があるかと聞かれるとピンとこないが、
必死に書き続けている。
 
16回目を書いたあとは、きっと何かが変わっているだろう。
16回目が楽しみだ。人生を変えるには続けることが必須なのだ。
 
書き続ければ、見える世界は変わるのだ。
 
 
 
 
***
 
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2024-04-11 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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