fbpx
メディアグランプリ

大人になってから友達を作るには、素っ裸になることだ。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:白濱優子(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「Yちゃん、今日夜ごはん一緒に食べない?」LINEを送った。
「私もちょうど会いたいと思ってた。(笑)行こう!」すぐに返事が来た。
 
OKの返事が来ただけでも嬉しかったのに、「ちょうど会いたいと思っていた」の一言は
さらに私を喜ばせた。
LINEの相手のYちゃんは、私より2歳年下の女の子だ。
Yちゃんと私は3年前に、私がアルバイトしていた雑貨屋で知り合った。
つまり、職場仲間だった。
そのお店は一人で店番をするお店で、私とYちゃんはシフトの入れ替え時に、ちょっと喋る程度だった。そして、今は二人ともそのお店を辞め、別々の仕事をしている。
Yちゃんの住んでいる場所は千葉で、私は東京。
でも、時々こうして会って、なんてことない話をしながらご飯を食べたりする。
私たちは友達だ。
 
ある人が言った。「大人になってから友達を作るのは難しい」
学生時代は自然と友達ができたけれど、「大人になってから友達を作る方法がわからない」というのだ。
 
私は、現在33歳。4年前の、29歳の誕生日に突然上京して来た。
それまでは名古屋に住んでいて、東京に知り合いは、2人くらいしかいなかった。
 
最初は、本当に孤独だった。
 
でも、今では私はたくさんの友達ができた。
その中でも親友と呼べるくらい大事な友達もできた。
 
私は大人になってから友達を作ることは簡単だと思う。
 
私は、ひどくおっちょこちょいで、よく失敗をする。
その上、落ち込みやすく、表情にすぐ出る。
これは、簡単に言うと、短所なのだが、見方を変えれば長所にもなる。
 
「恥ずかしいことを見せれば見せれただけ、相手は心を開いてくれる」
私はそう思う。
恥ずかしいからと言って服をまとっているままだと、なかなか心が開けない。
全部脱ぎ捨ててしまうことが大事だと思う。
 
あとは、時間だと思う。
ただ、何をするわけでもなく一緒の時間を過ごす。
その時間が、友達になるための大事な時間になる。
 
私がよく読んでいるコラムがあって、その作家さんが、みんなのお悩みに答えるコーナーがあるのだけれど、その解答がとても面白いので紹介したい。
 
その人は、「友達を作るにはどうすれば良いですか?」と言った質問に対して、
「芋掘りを企画すれば良い」みたいなことを答えていた。
 
芋掘りに出かけるのに車がいるから、自然と車を持っている人を探し、声をかける。
芋掘り会を盛り上げるために、ノリの良い人数人に声をかける。
あとは、一緒に行って黙々と芋を掘る。
芋を掘るだけなので、特に深い会話は必要ない。
ただ、みんなで一緒に芋を掘って、できたら焼いて食べる。
そうしているうちに次第に仲が良くなって、また違う遊びを企画して一緒に遊びにいくようになる。
 
この繰り返しで友達はできるんだそうだ。
時間が友達を作る良い例だと思う。
 
そうして仲良くなった友達をより深い関係にするために、素っ裸になる。
本当の自分をさらけ出して、素で接する。
 
ちなみに、私は本当の意味で素っ裸になって出来た友達がいる。
Mちゃんというその子は、熱海で知り合った。
とあるツアーに参加した私は、たまたま二人になったので、なんとなく会話した。
そのツアーに参加していたMちゃんと話しながら駅まで向かって帰ろうとした。
「熱海に来たら温泉入りたかったですね」
「そうですねぇ」
「今から行きます?」
「えっ!! あ、はい。行きましょう」
こうして、この会話から30分後、私たちは一緒に温泉に浸かっていた。
そんな出会いから始まったMちゃんとも関係は今も続いている。
この時、私が、「会って間もない人の前で裸になるなんて恥ずかしい!」と思って断っていたら、Mちゃんとは今頃友達になっていなかっただろう。
 
「大人になって友達を作るのは簡単だ」と私は言ったが難しいなと思う時もある。
 
友達になっても、ひどく傷つけられることがあったり、また逆に傷つけてしまうこともある。
「なんで、こんなことを言うのだろう?」というくらい無神経な発言をされて距離を取ろうと思ったこともある。
それとは逆に、とてもひどいことをして、あわせる顔がなくて連絡が取れなくなった友達もいる。
 
友達を継続させることは、時に難しい。
 
友達を失う時、私はこんなに辛い思いをするくらいなら、初めから友達にならなきゃよかったと
思った時もあった。でも友達は、人生を豊かにもしてくれる。
 
泣きじゃくって電話したあの日、ただただうなづいて話を聞いてくれたHちゃん。
体調が悪すぎて病院にいけなかった私に変わって、薬を取りに病院と私の家を往復してくれたUちゃん。
 
カフェで400円のコーヒー1杯飲みながら、ただただ、友達と、くだらない話をしながら笑い合うだけで、充分すぎるほど、幸せな気分になる。
 
だから、私は、裸になることをやめない。かっこ悪くても、辛い時は友達に相談する。
 
さて、そろそろYちゃんとご飯を食べに行く時間だ。
今日はどんな話をするのだろうか。

***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

http://tenro-in.com/zemi/54525

天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
東京天狼院への行き方詳細はこちら

天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5

【天狼院書店へのお問い合わせ】

【天狼院公式Facebookページ】
天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。



2018-08-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事