メディアグランプリ

ライティング・ゼミで目指せ100点


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:かなこ(ライティング・ゼミ平日コース)

 
 
「今回は直しなしでいいよ」
最初は聞き間違いかと思った。
私がぼーっとしていたのだろう。職場の先輩からもう一度言われた。
やっぱり夢ではなかった。
私は、学生の頃学校のテストで100点とったときくらいうれしくて、飛び跳ねて喜びたいくらいだった。
職場なのに、思わず大きな声で
「うれしい!」
と言ってしまうほどだった。
とにかく私は文章を書くのが本当に苦手だった。
先輩から、この文章まとめておいてと言われても、何をどこから書けばいいかわからなかった。
文章を書く仕事はしたくないくらいだった。
しかし、今年の春から新しい業務で、会社のホームページ用の掲載文を毎月書くことになった。
私の働いている会社は、人数が少ないので色々な仕事を任される。
任されるのはうれしいけど、うれしいけどさ、文章書くの本当に苦手なんだよーと心の中で叫んでいた。
本当に嫌だった。
毎月提出の日が近づくとお腹が痛くなるくらい嫌だった。
もう、仕事に行きたくなかった。
先輩に書き方を聞いても、良くわからない。
先輩は丁寧に教えてくれるんだけど、全くしっくりこない。
相手の気持ちに立って、わかりやすく書けば大丈夫だから。
一体、何が大丈夫なんだよー。
相手の立場に立っても、何を書いていいか分からないじゃんかよ。
と内心プンスカ怒りながら、文章の書き方の本を読んでみたり、ネットで書き方を探したりしていた。
結局は文章を書けるようになりたかった。
本を読んだ直後は少し直すのが減ってうれしかった。
でも、次の月には今まで通りに、また直されてしまう。
直されたの直して、また直される。それを3回以上繰り返して、なんとか完成する感じだった。結局最後は先輩の手直しが入り、先輩の文章っぽくなったのが完成形だった。
悔しかった。
先輩がいないと文章が完成しないなんて嫌だ。
一人で書けるようになりたいと思っていた。
でも、どこをどういう風にすれば、いい文章になるのか、先輩からGOサインが出るのか分からなかった。
先輩から1発OKをもらいたかった。というよりは認めてもらいたかったんだと思う。
文章を書く仕事をスムーズに進めて、他の仕事をしたかったのもあったと思う。
いつか先輩から1発OKもらうぞ! と意気込んでいるときに、天狼院書店のライティング・ゼミを見つけた。
どうやって見つけたかは、忘れてしまったが、Facebookに広告が流れてきたのか、文章の書き方をネットで探している時だったのか。
どうやって見つけたか忘れる位文章の書き方に困っていたんだと思う。
そして必死に探していたんだと思う。文章をうまく書く方法と先輩から認められることを。
申し込むときに迷いはなかった。
本を読んでもうまくいかなかったし、ネットで探してもうまくいなかった。
もう、ここしかないと思って申し込んだ。
実際習いに行くのは緊張した。
文章書けないのが恥ずかしかったからだ。
でも、行ってみてびっくりした。部屋からあふれるくらいの人がいた。
文章に悩んでいる人ってこんなにいるんだと驚いた。それと同時に安心もした。
自分一人だけが悩んでいたわけじゃなかったんだなと。
2、3回ゼミを習った頃から変化が起きた。先輩から直されなくなったのだ。
「すごく読みやすくなったね。何か覚醒したの?」
とも聞かれた。
すごくうれしかった。少しだけ先輩から認められたという気持ちと、私でも書けるようになるんだという喜びがあった。
先輩は文章を書くのが上手で、いつも憧れていた。
スラスラーとあっという間にわかりやすい文章を書き上げてしまうのは本当にうらやましかった。
その先輩に褒められてうれしかった。
文章が読みやすくなったのは、ライティング・ゼミに通ったおかげだと思っている。
でも、ライティング・ゼミに通っていることは、先輩には内緒だ。
それは、前日にテスト勉強をしたけど、何くわぬ顔で
「してないよ〜」
と答えるかのように(笑)
だって、言いたくないんだもん。
まだ、秘密にしておきたいんだもん。
そして、秘密にしたままで、近いうちに先輩を抜いてやるんだ! とこっそり思っている。

 
 
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2018-08-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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