メディアグランプリ

脳を鍛える映画鑑賞


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記事:隈本康介(ライティング・ゼミ夏休み集中コース)
 
 
先日、龍田大社に行ってきた。
百人一首「千早ぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは」を在原業平朝臣が詠んだ舞台である。
 
 
きっかけは、数日前に滋賀県のとあるホテルに泊まり、広瀬すずのポスターを見かけたことだった。
映画「ちはやふる」の撮影で使われた場所らしい……
 
 
映画「ちはやふる」を思い出してみる。
“主人公の名がちはや”“競技かるたの大会が近江神宮で開催される”“ちはやが好きな和歌がある”
 
 
映画を観る楽しみ方はいろいろあると思う。
劇中の舞台に行ってみるのも良いが深く記憶に残らない。
心を揺さぶられたことと、自分の興味あることから連想して行動を起こすと深く記憶に残る。
 
 
オススメは映画を観た後、一年くらい期間を空けてから、その時の気持ちを思い出すことだ。
まるで一人で究極の連想ゲームしている気分である。
映画の内容は見返したり、ネットで検索することで直ぐに見つかるが、自分の感情は自分の頭の中にしかない。
 
 
今回、私は、映画「ちはやふる」を観た二年後に、出張先でポスターを見た。「ああ、なつかしい……」「映画観に行ったなあ……」が一人連想ゲームスタートの合図になった。
記憶をたどる……出てこない……ムズムズする……
そして、思い出す瞬間がここち良い。
 
 
映画「ちはやふる」を観たときに考えたことを思い出してみる。
“広瀬すずが可愛かった”
“新田真剣佑が千葉真一の息子と知ってビックリ!”
“近江神宮が美しい”
“からくれないって何色?”
“竜田川ってどこ……龍田大社のあるとこか……”
“龍田……風神……”
思い出したキーワード「広瀬すず」「新田真剣佑」「近江神宮」「竜田川」「からくれない」「龍田大社」「風神」から行動できるのは……
「広瀬すず」や「風神」に会いに行くにはハードルが高い。結果、季節柄、“からくれない”のもみじは期待できないが、龍田神宮へ向かった。
 
 
「ここが、在原業平朝臣が詠んだ場所か……」と思いながら観るもみじは、濃い緑色だったが美しかった。
 
 
「滋賀に出張に行って良かった」
「ちはやふるを観て良かった」
「広瀬すずが可愛くて良かった」
千年以上前に和歌で詠まれた空間を楽しみながら、一人連想ゲームの答えが導き出された。
 
 
「ありがとう広瀬すず」それが答えだ!

 
 
 
 
 

***

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2019-08-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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