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それでもなお「これからは書店の時代だ」と確信している理由《天狼院通信》


 

天狼院書店店主の三浦でございます。

先日、こんな記事をアップさせて頂きました。

 

本屋ははじめてみたけれど

 

これに対して、多くのお言葉、ご意見を頂きました。

 

たしかに、書店業は難しい。

けれども、事あるごとに、そして多くのメディアでも述べさせて頂いているとおり、これからは書店の時代だと考えております。

 

ただし、旧来型の書店をやるのは難しいと考えております。

全てをぶっこんでやって旧来型の書店を最高まで高めたとしても、おそらく、ビジネスとして成り立つのは5年が限度だろうと思います。

有り体に言ってしまえば、少なくとも僕は旧来型の書店を6年目、黒字で運営している自信がないのです。

もしかして、スーパーな書店人が現れて、僕が思いつかない手段で、これまでの旧来型の書店業というものをこれから10年後も隆盛に持っていくことができるやも知れませんが、少なくとも、僕の経験上、そして実際に7年ほど書店で働いてみて、そして実際にやってみて、旧来型の書店を健全な財務状況で運営する自信がない。

 

それなのに、なぜ「これからは書店の時代だ」と言ってのか。

ハッタリか、あるいは虚勢か?

そのどちらでもございません。

至極冷静に考えて、そして、客観的な意見も踏まえても、そうとしか言いようがないからです。

 

ご存じかと思いますが、天狼院書店は旧来型の書店とは一線を画したビジネスモデルとして設計して参りました。

「天狼院」という新しい業態を創るつもりでこれまでやってまいりましたし、これからもそうして行くつもりです。

 

天狼院書店の一店舗目「東京天狼院」は、オープンして8ヶ月ほどです。まだ、完成度として30%にもなっておりません。

僕の頭の中には、そのほかの70%以上を埋めるイメージが全てできております。

 

もちろん、それは天狼院の最大の企業秘密に入る部類の話でございます。ゆえに、当然そう簡単に明かすわけには参りません。

 

けれども、僕をよく知る、そして天狼院を見てきた、あるエース編集者の方には、

 

「三浦さんは、こういうことをしようとしているんですよね。わかってますよ」

 

と看破されました。

それなので、天狼院の動きを見ていれば、僕がどこを目指しているのか、何に希望を見出しているのかということがわかると思います。

もっとも、それほど天狼院に興味のある方はいないと思いますが笑。

 

それで、案外、バレていないな、ま、バレたとしても、僕より早く実行する人はいないな、とどこかで余裕綽々、タカを括っていたところがあったのですが、先日、ある本に出会い、まさにびっくり仰天でございます。

 

「なぜ、今から僕がやろうとしていることが、つぶさにここに書かれているのだろう」

 

真剣にそう思いました。

しかも、その要素を抜かしたとしても、本の内容が実に面白い。完成度が高い。いい本なのです。

 

まずいな、と思いました。これに気づかれると、僕がやろうとしていることが筒抜けになると思いました。

ハムレットの「生きるべきか、死ぬべきか」的に、僕は本気で悩んだのです。

 

この本を独り占めにするか。それとも、大々的に拡販するべきか。

 

その本に書かれているのは、おそらく、書店業界および出版業界、あるいはアートの業界までも隆盛にもっていくことができる唯一の方法です。

これを実行した者が、きっと、次世代のこの業界の覇者になるだろうという仮説を僕は立てております。

 

悩んだ末に出した結論が、この本を「秘」したまま拡販するという方法、つまりは「天狼院秘本」です。

 

僕の中で、書店の経営者としては他には知らせたくない、けれども、一書店人として面白くいい本なので全力で売りまくりたいという2つの相反する想いが交錯しておりました。

「天狼院秘本」として、売り出し、販売開始してから1週間で実売90冊と、信じられないほどに売れている最中も、そのジレンマの中にありました。

 

天狼院はオープンソースな書店ではあるが、本当にここまでオープンにしていいのだろうか。

 

しかし、考えてもみれば、天狼院は全てをオープンにすることによって、皆様の支持を得てきた書店でございます。

オープンすることによって、著者の方々や出版界の方々、そして誰よりお客様からご意見を頂いて、絶え間なく進化し続けている書店でございます。

 

もう、ぶっちゃけってしまって、皆様に一緒に考えてもらおうと考えました。

 

そこで、です。

6月18日(水)19:30より、天狼院書店「東京天狼院」で、「天狼院秘本」の著者の先生を招いて、シークレットLIVEを開催することに致しました。本当はいつものように大きなハコを借りて、MAX100名様の定員でやってもいいのですが、これはやはり、天狼院で「秘」するかたちでやりたい。

それでもなお「これからは書店の時代だ」と僕が確信している理由を、このLIVEの場で詳らかにしたいと思います。

そして、この本に書いてある内容について、今まさに成功の階段を駆け上ろうとしている若き才能、作家の先生に伺い、この業界の未来について、語り合い、あざやかなイメージを共有しようと思います。

それなので、『1坪の奇跡』のときのように密度を高くしたいと思います。

 

30名様限定、5,000円のシークレットLIVEでございます。

 

参加ご希望の方は、必ず、「天狼院秘本」をご購入の上、読んできてください。

 

【天狼院秘本のご購入はこちらから】

《通販可》【天狼院秘本】タイトル・著者名、教えません。返品できません。本当は独り占めしたい本、密かに拡販開始しました。

正直いってしまえば、このLIVE、他に誰一人来なくとも、僕らでやります。むしろ、来てもらわなくて、独占したほうが、将来的にみて僕にとってもいいのかも知れません笑。

 

ただし、もし、LIVEに来ていただけるのであれば、きっと、未来に対してもはや希望しか描けなくだろうと思います。

「これからは書店の時代だ」と納得して頂けるだろうと思います。

また、もちろん、この業界以外の方にも、大きなヒントを持ち帰って頂けるだろうと思います。

 

このLIVE、本気モードで行かせて頂きます。

 

とりわけ書店界、出版界にいる皆様にとっては、このLIVEに参加しないことはかなりの損失になるだろうと思います。

 

乞うご期待でございます。

 

【概要】それでもなお「これからは書店の時代だ」と確信している理由シークレットLIVE

日時:6月18日(水)

19:00 受付開始

19:30 開演

21:30 閉会

参加費:5,000円

*当日まで「天狼院秘本」をご購入の上、必ず読んでおいてください。

定員:30名様

*定員になり次第、締め切らせていただきます。

場所:天狼院書店「東京天狼院」

 

【イベントへのお申込はこちらから】

 

【天狼院シークレットLIVE】それでもなお「これからは書店の時代だ」と確信している理由/天狼院秘本の著者を招いたその日限りのシークレットLIVEFacebookページ

 

問い合わせフォーム

TEL:03-6914-3618

 

天狼院への行き方詳細はこちら

 

 

 


2014-05-21 | Posted in イベント情報, 天狼院通信, 記事

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