チーム天狼院

目指せお宝職人


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【6月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
記事:村山真子(チーム天狼院)
 
支えてくれた、応援してくれたみなさんのおかげです。ありがとう。
 
この1週間、こういうファンに対する感謝の言葉をよく耳にした。毎日のようにテレビから流れてくるサッカーワールドカップの特集や一流選手へのインタビュー、そして昨日観た音楽アーティストのライブDVDの終わりの挨拶でも、そう言っていた。
 
よく耳にした、とは言ったものの、もともとよく聞く言葉だとも思う。
 
日々いろいろな情報、刺激に触れて、それを自分好みに取捨選択して感知している私が、この1週間は特にそういう種類の感謝の言葉をいつもより拾った、ただそれだけな気がする。
 
私の周りで急にファンに感謝する人が増えたわけではないはず。ただ、私が拾うようになった。
 
なぜ、拾い始めたのか。
 
それは、天狼院書店のライティング・ゼミの影響を思いっきり受けたからだと思う。
 
ライティング・ゼミは、書くことだけを学べる場所ではないと、うすうす感じ始めた。
 
1講目を受けて、私を取り巻く世界の見え方がちょっと変わった気がした。毎日起こるいろんなことの中から、あ、これはゼミで言っていたことと同じかもしれない、と気づく瞬間が何度かあった。
 
2講目を受けて人が誰かに感謝している場面が印象に残るようになって、やっぱり世界の見え方が変わってきたと感じた。ゼミを受けたからこそ、いつもより余計に、謙虚な姿勢から出る感謝の言葉、というものが世界から浮いて見えた。大袈裟かもしれないけど、三浦店長の話は、この世のあらゆることに通じる法則のように思えてきた。
 
そして、ライティング・ゼミを受けて、毎日、一瞬一瞬が宝探しなのではないかと気づいた。
 
ゼミを受ける前は、人生が宝探しだと思っていた。部活で好結果を残すとか、第一志望の学校に受かるとか、そういうときが、お宝を見つけた瞬間なのではないか、と。それはたしかに、大きい立派なお宝だと思う。当時は生きることをとにかく焦っていて、次に出逢える大きなお宝にこだわり、求め続け、探し回ってくたびれていた。そうやって、お宝になんか滅多にありつけないと想像しては、一人で勝手に苦しんで、日々の暮らしを嘆いていた。
 
 
でも、ゼミを受けてからは、お宝の大きさにこだわらなければ、お宝と呼べるものはあちこちに隠れているような気がしてきた。受け始めてからこの1ヶ月弱で大きなお宝だけを探すことをやめて、日々の中に小さなお宝も求めるようになった。探し回ってくたびれることが減ったおかげで余裕ができて、新しく見えるようになった景色を楽しみながらゆったりと過ごすことができるようになってきた。
 
なんだか、三浦店長は、お宝が何かを知っていて、お宝を見つけるのがものすごくうまくて、それに加えてお宝の磨き方まで熟知しているように思えてきた。
 
それに比べて私は、お宝が何なのかやっとつかみはじめたところで、お宝探しにものすごく時間もかかるうえに見落としがちで、磨いたら逆に傷をつけてしまっている気がする。
 
比べるのは違うと自分でも思う。立ちはだかる圧倒的努力の差。むしろ比べるのは失礼な気がする。
 
比べてがっかりしたかったわけではない。
ただ、あー、私もお宝職人になりたい、と思った。
 
2週間に1回のゼミで少しでもいいから何を言っているのか吸収しようと食らいつく。ゼミのない日はひたすら様々なことが起きる日常の中から、これはゼミで聞いたことと似ている、と、ゼミの復習をする。そして1週間に1回の文章提出で、自分がゼミでどんなことを学んだのかをまとめる。
 
これを繰り返すことは、文章の書き方を体得するのと同時に、お宝職人への道になっているのかもしれない。
 
あー、次のゼミが待ち遠しい。
 
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