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チーム天狼院

グラン☆クラブ☆ハウス


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:岩本七海(チーム天狼院)
 

さて、唐突だが、あなたはグランクラブハウスとかいう言葉を聞いたことがあるだろうか。
 

私は、その言葉を知っている。
もう一度言おう、グランクラブハウスだ。
 

そう、もったいぶったが、グランクラブハウスとはマクドナルドでレギュラーメニューとして販売されている、とあるハンバーガーの名称である。

おそらくだが、聞いたことはあるし気になってるけど、実際に注文して食べたことはない、そんな迷える子羊が多いのではなかろうか。

なぜそのような仮説を立てたのかと言うと、私自身、ずっと気になっていたグランクラブハウスなるハンバーガーを初めて口にしたのはつい最近、1か月ほど前のことだからだ。
 
 

グランクラブハウス。
 

…… この言葉の意味を正確に理解できる猛者が果たして存在するのだろうか。
 

グランとはなんだ? クラブハウスとはなんだ?
わからない。小麦のことだろうか? いや、それは「クリーム玄米ブラン」というよく知られた健康食品に用いられている小麦ブランに引きずられてしまっているだけだ。私が知りたいのは“ブラン”ではなく“グラン”だ。クラブハウスの方に至ってはもう、夜にパーリーな人々が踊り交わす場所のイメージしか浮かんでこない。なぜ社交場の名前がハンバーガーにつけられているのだ? わからない、わからないぞ……!クソッ、グランクラブハウスとは一体どんなハンバーガーなんだ! しかもちょっと値段が高いから軽い気持ちでは頼めねえ!
 

と、ここで、頭はグランクラブハウスなるハンバーガーを頼むか否かでフル回転なのだが、はたから見たらボケーっと待っているように見える私に、「お決まりでしたらお伺いいたします(ニコッ)」と、笑顔の店員さんが声をかけてきてしまう。
 

……おっと。まだ決まってないぞ?どうする自分! いやしかしスマートに注文してこそのファストフード店、笑顔のお姉さんも「早くしろよ」と腹の中では思っているだろう、そんな強迫観念になぜか縛られた私は何を注文するか決まっていない状態でお姉さんに吸い寄せられるようにしてカウンターへ向かってしまうのであった。
 

そして、
 

「うーん、えーっと……。じゃあ、エビフィレオ単品で」
 

ああ、完全なる敗北である。
もちろん、エビフィレオをディスっているわけではない。エビフィレオもエビがプリンプリンで大好きだ。しかし、いつも迷った挙句に、食べたことがあるからおいしいとわかっているエビフィレオに逃げてしまう自分に、今日もやってしまったな…… とそこはかとない“負け”の気持ちを感じるだけである。エビフィレオ、すまない。
 

だがひょんなことからマクドナルドでアルバイトを始めた私は、先輩から「グランクラブハウスはウマいぞ」との言葉をいただき、ついにグランクラブハウスなるバーガーを食べてみる決心をしたのであった。
 

「グランクラブハウス単品で」

ついに「グランクラブハウス」という呪文を発することができた達成感から、私はドヤ顔でオーダーした。
 

さて、実食である。
 

……
 

うおー!
マジでパン(バンズ)がふわっふわでなおかつ絶妙にしっとりしていて超絶ウマい。唇にピタッと吸い付くようなしっとり感。なんじゃこれ、もはや官能的ですらあるぞ。これはあかん。
一口目の感想がまさかパンになるとは思いもしていなかったが、「パン、ウマッ!」という原始的な言葉が脳内にリフレイン。「パン、ウマッ!」「パン、ウマッ!」「パン、ウマッ!」。
 

そしてパンの感動をようやく脳が処理できるようになると、続いて「ジューシー」という言葉が脳内を駆け巡る。100%ビーフとフレッシュでみずみずしいトマト、シャキッとしたレタスとオニオンそして野菜に合うオーロラソースの協力プレイによって繰り出される必技「ジューシー☆ジャブ」が私の脳内にクリティカルヒット。「ジューシー☆ジャブ」を受け朦朧とした脳は、「これが、100%ビーフの力か……」という遺言を残しノックアウト。
 
 

無心で咀嚼をくりかえす。
むさぼるようにグランクラブハウスなるハンバーガーに食らいつく女性。
その女性の頭の中が、これだ。世の中見た目だけではわからないことだらけである。
 

ムムッ!? なんだ?感覚を研ぎ澄ますとどこかからスモーキーな香りがただよってくるぞ。そこでバーガーの断面を確認すると、なんとベーコンが入っている。ほー! スモーキーの正体はおぬしか。100%ビーフという主役を引き立たせる形で「グラン☆クラブ☆ハウス」という劇団の成功と調和に陰ながら貢献しているんだな。涙が出てきた。縁の下の力持ち、バンザイ。
要約すると、ベーコンウマい。
 

食べ終わってしまった。
 

あーおいしかったなあ。
 

以上がグランクラブハウスなるハンバーガーを初めて食べたとある女性の感想だ。
 

ずっと食べてみたかったから感動が上乗せされているのかもしれないが、この体験以来、私のお気に入りは「グランクラブハウス」になった。やはりなんと言ってもパンがウマすぎる。

野菜が多めなのも女性にとって嬉しいところ。

またちなみに、他のグランシリーズ「グランてりやき」と「グランベーコンチーズ」も食べたが、おいしかった。

そして昨日はお気に入りのはずの「グランクラブハウス」ではなく「グランてりやき」を食べてしまった。
 

女心と秋の空は、変わりやすいものですなあ。
 

だけど、ちょっと冒険していろんな味を知るのは、失敗もあるけどやっぱり楽しいな。
 
 

※調べたところ「グラン」はおそらく「雄大な、威厳のある」という意味の英語「grand」である思われる。
「クラブハウス」は「アメリカンクラブサンド」のことで、Wikipediaによると「アメリカンクラブサンド」とは、「トーストしたパンにベーコン、ターキー、レタス、トマト、マヨネーズをはさんだものである」らしい。
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