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「今日のお昼何食べる?」で磨く、自分の直感

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:岩渕千佳(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
これからは「直感力がものをいう」とか「感性が大事」とか、ここ数年、見たり聞いたりする機会が増えました。皆さんは、どうでしょう。自分の直感や感性に自信はありますか?
 
「直感」とは、一体何者なのでしょう。普段、何気なく使っていますが、「ちょっかん」には、同じ読み方で二つの言葉があるのですね。「直感」と「直観」。
広辞苑によると、「直感」とは、説明や証明を経ないで、物事の真相を直ちに感じること。すぐさまの感じ。「直観」とは、推理などの論理的判断によらず、ただちに対象の本質を見抜くこと。
Wikipediによると、「直感」とは感覚的に物事を感じ取ること。「直観」とは、知識の持ち主が熟知している知の領域でもつ、推論、類推など、論理操作を挟まない直接的かつ即時的な認識の形式、とあります。
「直感」は理由もなく、湧き上がった閃きや感覚的なもので、「直観」は知識や経験から導き出しているので、そこに理由を述べることができる、という違いもあります。
 
そして「直感」がやってくるスピードは、0.1秒〜0.3秒と言われているようです。2008年に理化学研究所と富士通が共同研究したプロ棋士の「直感思考」の研究では、0.1秒で脳波が動くという研究結果でした。
 
0.1秒〜0.3秒という本当に刹那の瞬間に湧き上がった感覚、その直感に対して、すぐさま打ち消しの思考が追いかけてくると言います。多くの場合、その打ち消した後の思考を「直感」だと勘違いをしていることの方が多いのではないでしょうか。自分の中にある価値観や観念、エゴやこだわり、恐れ、様々なものが、意識として働き、「この状況下だからこうしなくてはいけない」と、打ち消したその答えを、自分の感覚、心の声だと信じてしまう。その結果、本当は右を選べば良かったのに左を選んでしまったり、そんなことがとても多いと思います。
 
かくいう私がそうでした。何がしたいのか、何が好きなのか、頭ばかりを使っていたら、本当に「直感」を拾うことができなくなって、さっぱり自分がわからなくなっていました。
 
では、頭でっかちになってしまった時に、どうしたら、直感力を磨くことができるでしょうか。
 
ふと湧き上がるものを感じるためには、余白も必要です。時には、自然の中に身を置いて、何にも考えず、風の音、木々の緑、空気を感じたり、温泉に浸かって体の五感に意識を向けたりするのもいいでしょう。
そして、直感力を磨くために、ゲームのようなトレーニングを取り入れてみるのも良いでしょう。
例えば、直感を磨くゲームとして、複数台あるエレベーターホールで、どこがくるかを当ててみるとか、誰か相手がいるなら、相手が何の数字を思い浮かべたかを当ててみるとか、日常の色々なシチュエーションの中での、ちょっとした工夫で、直感を磨く機会は沢山あります。
 
そして、ここでゲームをもう一つ。
 
「今日のお昼、何食べる?」
 
はい! 今、瞬間、頭に浮かんだのはなんですか?
和食、中華、イタリアン、ハンバーガー、そば、うどん、ラーメン、カレー、ハンバーグ、パスタ、寿司、天ぷら、焼き魚、とんかつ、焼肉、石焼ビビンバ、オムライス、ナシゴレン、エトセトラ。
 
これは、とある講座に参加した時に教えてもらったワークですが、ふっと思い浮かんだ「今日食べたい物」をチョイスする、というゲームです。
 
ルールは、瞬間的に思い浮かんだ「食べたい物」をチョイスする、です。お弁当の人は、難しいですが、外食の方はぜひ、トライしてみてください。お店を複数から選べないなら、そのお店に入った瞬間にメニューを決めてみることでもいいでしょう。
 
くれぐれも、瞬間的に思いついたのは「とんかつ」なのに、「今日の夜は飲み会だから昼はカロリー少なめにしておこう、じゃ、蕎麦かな」と、蕎麦に鞍替えすることのないように、注意してください。できるだけ、その時最初に思い浮かんだものを食べる。そうすることで、脳に、直感で思い浮かんだものを具現化したというインプットができます。プチ成功体験です。
 
そして、せっかく選んだランチです。ぜひ、しっかり味わって食べてください。
普段の食事、ついつい、スマホを片手に食べていませんか? ほんの少しの時間、「食べる」ことに意識を集中してみましょう。どんな食感か、どんな味なのか、どんな香りがするのか。どんな食材が使われているのか。その食材のルーツはどこか。しっかり噛んで、味わって、五感をフルに活用して食事をしてみてください。
 
私たちは、本来は、直感も直観も、両方ちゃんとあるはずです。
だけど、そこに目を向けるのを忘れてしまっています。日常の忙しさに、他人の目や社会の常識に、溢れる情報に、自分のエゴやこだわりに、あっという間に自分の感覚が持っていかれてしまいます。ですが、自分の感覚をしっかりとらえるようになれれば、自分が好きなこと、やりたいこと、必要なことを、しっかり掴むことができるようになって、本来の自分がくっきりと浮かび上がってくると思います。
 
そうしたらもう、迷わず、軸もぶれず、自分の本来の方向性に向かって歩んでいけることでしょう。
 
そのためにも、自分の感覚、感性、直感を、磨いていくことです。
 
さあ、今日の昼は、何を食べますか?
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 

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2021-03-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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