メディアグランプリ

大好きな二人に言葉の花束を捧ぐ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:一宮ルミ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
親愛なる「スイーツの会の二人」へ、
40歳をすぎて、「大人」と呼ばれる年齢になり、心の底から大事だと思う友人に巡り会えることは、本当に幸せなことだと思っています。
 
私には、一度に2人も。
 
知り合ったきっかけは、去年の春、私たちが同じ職場になったことでしたね。
初めて会った日のことは、残念ながら、もう覚えていません。
普通の仕事の同僚、ただそれだけだったのではないかと思います。
 
でも、1年が過ぎるころには、二人のことをただの同僚とは思えなくなっていました。
一緒に働き、たわいもない話をして、笑いあって、帰ってからもLINEで話すようになりましたね。
忙しくて、慌ただしくて、あっという間に過ぎる日常は、一日も一週間も一年も、小さな変化はあれど、代わり映えのないもので、グレーな景色に埋没してしまうような、何かが足りないようなものでした。
でも、二人に出会って一緒に過ごすようになってからは、ほんの些細なことでも、心から楽しくて、毎日が輝いて見えました。
 
美味しいお菓子を見つけたから一緒に食べてみようとか、イベントの準備とか、会議のセッティングでさえ楽しくて、家に帰るのがもったいないくらいでした。
 
二人とも、一応、私の「部下」という立場ではありましたが、私の方が、二人の「妹」のような気持ちでした。
しっかり者で優しい長男と長女、末っ子でわがままな妹。
いつ私の意見に耳を傾け、一生懸命に実現してくれる姿がとても頼もしくて、
「この二人となら、何があっても大丈夫、乗り切れる」
勝手にそんな気持ちでいました。
私は二人がいてくれることに「安心感」のようなものを感じていました。
自分勝手な意見を言って、困らせたこともありました。ごめんなさい。
二人に甘えていたんですね。
 
そして、こんな日がずっと続けばいいのにと、叶わない願いを持つようになっていました。私たちが、毎日一緒にいられるのは、1年だけとわかっているのに。
 
離れてしまうのは、とても辛いだろうなと思いました。
でも、あの1年の中のどこかで、「離れて、辛くなってもいい。今、大好きな人たちへ、大好きを全開にしよう」と決めたのです。
 
でもやっぱり、最後の日が近づくにつれ、寂しさが私を襲いました。
 
きっと鬱陶しかったかもしれません。
3人で居られる時間を1分でも1秒でも長くしたくて、最後の1週間は、ランチに行こう、スイーツを食べに行こう、一緒に帰ろうとしつこく誘ってしまいました。とても面倒臭い奴だったと思います。今更ですが、お詫びします。
でも「大好きを全開にする」と決めたから、ここで自分の気持ちを我慢したら、絶対後悔すると思ったのです。きっと二人なら分かってくれると信じていました。
 
そして、3人が一緒にいられる最後の日。
 
「上司」としても、「友人」としても、気の利いた言葉一つかけられず、別れてしまったことを、とても後悔しました。
 
別れはやっぱり辛かった。
職場を出て、3分後、緊張の糸がぷっつり切れて、路上で大泣きしてしまいました。
学生時代の卒業式でも泣いたことはなかったのに。
 
終わってしまった寂しさと、一緒にいられた充実感と、これからへの不安で。
 
あの日以来、私たちは一緒に過ごせる時間が激減してしまいましたね。
今では、3人が揃うのは、せいぜい廊下で数分立ち話か、やっとのことで仕事や家事の都合を合わせて、月に1度、仕事の帰りに3人で「スイーツを食べにいく」ことくらい。
 
離れてしまって半年、私は、新しい仕事になかなか馴染めず、自分の不甲斐なさに落ち込んで、自分を見失いそうになりました。
そんな時、2人は離れていても、いつもそっと見守っていてくれて、心配してくれて、励ましてくれました。
「褒めても、けなしても、怒るんだから。一体なんて言えばいいんですか」
と言われたことがありました。本当はどっちでもいいんです。どんな言葉でも。二人が私に言葉をかけてくれる、それだけで明日からまた頑張れる。
 
月に1度の「スイーツの日」が、唯一の私の楽しみで、仕事に馴染めない日々をどうにか乗り越える力になりました。
いつだったか、スイーツを食べた帰り、まるで女子高校生のように、駐車場で1時間以上も立ったままおしゃべりしたこと、本当に楽しかった。一生忘れないと思います。
 
二人には、感謝してもしきれない。
それでも、今、持っている言葉の限りを集めて感謝の気持ちを贈りたいのです。
私と出会ってくれて本当にありがとう。
 
二人に励まされ、勇気を出して、一人で旅行に行けるようになりました。一人でこうしてライティング・ゼミに参加し、毎週、自分の書いたものを見せられるようになりました。
 
二人は、私にとってかけがえのない「親友」です。
もし、二人に何かあれば、全力で助けてあげたい。何もできないかもしれないけれど、そばにいてあげたい。そう思います。
 
二人のことで知らないことは、まだまだたくさんあって、未だに発見と驚きの日々です。それは、とても刺激的で、私の知らない世界の扉を開けてくれるのです。
 
重いヤツだと笑うでしょうか。それでもいい。ウザがられても、なんと言われようとも、そばにいます。
 
だから、どうぞこれからもよろしくお願いします。
 
さて、来月のスイーツの会はいつにしますか?
 
***

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2017-10-28 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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