READING LIFE

『冒険に出よう』安藤美冬著《READING LIFE》


仕事場に戻ると、今日も本が届いている。
「お!今日も来てる!」と、嬉しくなる。
開けてみると、今、NHKの「ニッポンのジレンマ」やフジテレビや、もう、本当に凄まじいほどにメディアに引っ張りだこになっている 安藤 美冬 (Mifuyu Ando)さんの本だった。
仕事をする前に、何気なく、開いてみる。
お、と引き込まれる。「はじめに」の最初が印象的で、次のページを捲るのがとまらなくなる。
それで、結局は一気に全て読み終えてしまう。

なぜか?

真摯なのだ。一貫して、真摯な内容なのだ。

僕は、はっきり言えば、ノマド的な働き方なんてどうでもよくて、安藤さんが本を書くと聞いた時には、そんな表面的なことよりも、一気にシンデレラとなった、安藤さんにしかわからないことを、書いてもらいたいと思っていた。

それが、書いてある。あ、そこまで真摯に出しちゃっていいの?

とこちらが心配になるくらい、僕が知りたかったことが、まっすぐに書いてある。

実は、僕は何度か安藤さんに会ったことがあって、話したこともあるんだけれども、彼女が何者か、どうにも掴めなかった。

しかし、この本を呼んで、初めて彼女の凄さを、もしかして一部かもしれないが、理解することができた。

真似ができるかといえば、おそらく、99.9%の人が、彼女の真似をできないだろうと思う。

僕はそもそも、この本を、安藤さんを真似て人生をより良く生きよう!という目的で読むべきではないと思う。

あ、こういう人もいるんだ!と純粋に驚いて欲しいと思う。

自分にできるかどうかは別として、おそらくは、誰も彼女の真似なんてできないだろうけれども、ともなく、この本を読んで、純粋に驚いて欲しいと思う。

きっと、その方が、何年もこの本のことが、心に残るだろうと思う。
ちなみに、発売は月末になるんでしょうかね。間もなく、店頭に並ぶかと思います。
安藤さん、本を送っていただき、ありがとうございました!これほど真摯に書くのは、大変だったろうと思います。おつかれさまでした。

 

 


2012-11-23 | Posted in READING LIFE

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