働くあなたのための、こんまり®メソッド活用術
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:空飛ぶぺんぎん(ライティング・ゼミ日曜コース)
サラリーマンを辞めてそろそろ1年がたつ。
この1年はありがたいことに、知人や友人、これまでのご縁を通じて、本業の組織開発のコーチングはもちろん、研修、会議やワークショップのファシリテーション、動画のコンテンツ制作など多種多様な仕事をいただくことができた。ありがたい。本当に、ありがたい。
前職を辞めるか悩んでいたとき、先輩経営者から「鳥も飛ぶときは一度落ちるんだよ。思い切って飛ぶから、風が受け止めてくれて、飛ばせてくれるんだ」という言葉をいただいたが、まさに優しい風に飛ばせてもらっているのを感じている。
わたしは、すべての働くひとが自分らしくイキイキと働くためのサポートをしたいと思い、サラリーマンを辞めて組織開発コーチになった。
組織で働いていたとき、「上司に言われたから」、「去年はこうやっていたから」、「他のみんながそうしているから」と、他人軸で判断をしてしまうことが多くあった。
気がつくと、組織で無難に過ごすことやうまく立ち回ることが目的となっていて、何のために何を大切にして働いているのかわからなくなったときがあった。
自分が大切にするものを握っていないと、わたしたちは、何のために働くのか見失ってしまうのだ。
そんなわたしたちがイキイキと働くためのヒントは、こんまり®メソッドが教えてくれる。
こんまり®メソットとは、片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんが提唱する「片づけをすることで、人生を変える」メソッドのことだ。
特徴は、残すものを「ときめくかどうか」の基準で選ぶこと。
ポイントは、「ときめき」だ。
「ときめき」とは、辞書的には「期待などで胸がときめくこと」という意味だ。
何が自分をときめかせてくれるのかは、頭ではなく体が教えてくれる。なんてあいまいだけど、最強な自分軸なんだろう。
この在り方に、ときめく。
このメソッドに従って、ものを捨てる、捨てない、を決めていくプロセスのなかで、自分が何にときめき、何にときめかないのかがわかる。そして、部屋が片付く。
まさに一石二鳥のメソッドだ。
このときめきメソッドを、どうやって仕事に活用するのか。
まず、働いているとき自分がどんなときにときめき、ときめかないかという「ときめきポイント」を観察し、ときめいていることがわかったら、何にときめいているのかを掘り下げてみるのだ。
私のときめきポイントは、こんな感じだ。
・パーソナル・コーチングで、クライアントさんが自分自身の可能性に気がついたとき、まだ自分ができることに気がついたとき、人の可能性を感じてときめく。
・チームビルディングに入らせていただく組織の見立て(どんな強みがあって、どんな課題があるのかを考えること)をするとき、組織の可能性を感じてときめく。
・今までやったことのないことにチャレンジするとき、チャレンジ後の自分の可能性が広がることを感じてときめく
どうやら、わたしは、自分自身をはじめ人や組織の可能性を感じたときにときめくらしいことがわかる。
自分のときめきポイントを知っていると、仕事を引き受けるとき、ときめくかしら?と一拍おいて考えてみることができる。
ときめくと思えば引き受けたらよいし、ときめかないな、と思えば、断る、ないしはときめくように提案をすることができる。
わたしは、可能性を信じてしまうので、「ときめくかもしれない」で仕事を引き受けてしまうが、引き受けたあとに「こんなはずじゃなかったのに……」と愚痴をこぼしてしまうことがある。
納得して引き受けたはずのに「こんなはずじゃなかったのに……」なんて思う自分がいやになるが、そんなときこそ「ときめき」を持ち込むのだ。
この仕事をどうやったら、人や組織の可能性を感じられたり、自分の可能性を感じられるようになるのかという、わたしのときめき要素を持ち込んでみるのだ。
そうすることで、いつも、何にでもときめいていられる。
わたしは、世界中の人にときめいていてほしい。
何にときめくかどうかはその人しかわからないけど、ときめいているかどうかは他のひとにも伝わる。「あの人いつも楽しそうだよね」と。
ときめきは伝播するし、自分のときめきポイントが明確な人は、仕事に対していつも前向きでいられる。
今年のわたしの目標は、ときめくかどうかで仕事を受けるかどうかを決めることだ。
自分が何にときめくのかはこの1年で十分体感した。
だからこそ、仕事を引き受けるのかどうかを決めるときに、「ときめき」を基準に考えてみたい。
ときめくかどうかは、わたしの体が教えてくれるし、ときめきが、わたしをもっと軽やかに飛ばせてくれると信じている。
ここまで読んでくださったあなたに、ぜひ聞いてみたい。
あなたのときめきポイントは、何ですか?
***
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