メディアグランプリ

始まりは一本のお団子。行きつく先は、沼?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:yuki(ライティング・ライブ名古屋会場)
 
 
「常滑フォト散歩参加したいです! 写真は撮らないですけど」
 
「フォト」散歩って言ってるのに。写真撮るために行くのに。
 
本末転倒ともいえるこの発言に対する天狼院のスタッフさんの返事は「あ、いいですよー」だった。
 
天気は悪くないけれど風が強くて少し寒い3月の土曜日。集合場所は名鉄常滑駅。今日の目的地は常滑やきもの散歩道。
 
やきもの散歩道は常滑焼の窯とか工房とかギャラリーがあったり、小道の壁が土管でできてたり、壁に壺というかかめが埋め込んであったりして、見どころいっぱい。一度来てみたかった!
1人で行ってもいいけど誰かと一緒の方が楽しそうだなと思って、なんとなく来ることがなかったところ。
そこにフォト散歩で行くって! ラッキー!!
で、冒頭のセリフと共に参加申し込み完了。
一応カメラはあるんだよ。スマホ……。
 
集合場所に向かうと、たぶん一眼レフというやつを持った人たちが集まっている。
話してる内容は、カメラがどうのレンズがこうので、全くわからない。とりあえず、おはようございまーすと声をかけて輪に入る。
 
時間になったので、自己紹介タイム。
みんな、自分のはどこそこのカメラでレンズはなんとかかんとかで今日はこういうもの撮りたいとかこんなふうに撮影したいとか、写真の話。当たり前だけど。
 
私の番。
初参加です。やきもの散歩道来てみたかったんです! 散歩しに来ました。カメラ持ってません。なので写真は撮りません! 一応スマホはありますけど。
 
みんな、え? っていう顔してたけど、じゃあモデルになってもらおうかなーとか、スマホでもいろいろ撮ってみるといいよーとか、いろいろ話かけてくれてちょっと安心。このゆるさ、自由だなー。
 
さっそく出発! まずはやきもの散歩道といえばこれ! というぐらいインパクトのある、とこにゃん。超巨大な招き猫の首から上部分と招いてる手。それが塀の上に乗っている。知らずに通って目に入ったら絶対びっくりすることまちがいなし。でも大きすぎて近くからだと撮れないのか、あんまりみんな写真撮ってない感じ。
 
とこにゃん通過後はみんな思い思いに撮影している。
花を撮ってみたり、道端にあるオブジェのようなものを撮ってみたり。水道の蛇口を撮っている人もいる。私はおもしろがって、蛇口を見つけては呼び、井戸も蛇口の一種だよね! などどむりやりな理由をつけては呼びつけていじったりしていた。
 
写真を撮らない私は景色を見たり、造形物を見たり。
そこに一軒のお団子屋さん。
お団子食べたい!
 
迷わず1本購入。醤油味のお団子。あったかくておいしい。
青海苔をまぶしたお団子を買った人は、風にあおられた青海苔がカメラのレンズに張り付いて大慌て。
 
あ。お団子の写真、撮ってみようかな。食べかけだけど。
 
今まで私が撮ってきた写真というのは、メモとか備忘録としての役割しかなかった。
でもこのお団子の写真、撮ってみたい。
別にお団子をメモしたいわけじゃない。でも撮ってみたいな。
どうやって撮ったらいいんだろ。とりあえずお団子、後ろにお団子屋さんも入れたいな。
 
カシャ。
スマホの音がして、写真が撮れた。
 
わー。撮れた。なんか嬉しい。なんとなく気恥ずかしくて誰にも言わなかったけれど。
 
そのあとはまた散歩道を楽しんで、解散。
 
写真を撮ったこともほとんど忘れていたある日、天狼院でiPhoneフォト講座というものが開催されることを知った。
ちゃんとしたカメラじゃなくて、スマホで写真撮ってもいいんだ!
そりゃいいだろと今は思う。けれどその時はまさに目からうろこ。
その講座、受けてみたい。一回完結で費用もそんなにかからない。
申し込んじゃった。
 
講座は知らないことばかりでとにかく課題を提出。フィードバックをもらう。
んー。もうちょっと理解したいな。
 
そしてまた写真を撮る系のイベントに参加し、スマホで何枚か撮ってみた。
どうやって撮るといいの? こんな設定にするといいんだよ。教えてもらった通りにしてみたら、今までとは全然違う感じの写真になった。
そしてまた湧き上がる。わー。撮れた。なんか嬉しい。
 
二回目のiPhoneフォト講座。すごくおもしろかった。
それ以降、ときどき写真を撮ってはいろいろ手を加えて楽しむということを繰り返してきた。
 
写真撮るの、楽しいな。
いつかカメラの講座も受けてみたい。
これって沼に向かって一直線! な気がする。
でも、はまってみるのも楽しいかも。
 
そしてふと思い出した。そういえば旦那が一眼レフを持っていたはず。子どもが生まれてしばらくしてから買ってたはず。でもあんまり使ってなかったはず。
借りちゃおうかな。
そんなことを思う自分にびっくりする。
使い方全然わからないけど、みんなに聞けばきっと教えてくれるはず。
 
そして今夏、旅部というのがあって、天狼院が旅行の企画をやるらしい。
楽しそう!行きたい!
カメラ、持ってってみようかな。
 
これって行先は、沼、かな。あの時お団子を食べたばっかりに。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



2022-06-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事