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秘めフォトに参加したら美しさの定義が変わった話


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:すずりん(ライティング・ゼミ9月コース)
 
 

「秘めフォト」のことを知ったのは、とあるコミュニティ内での友人の投稿だった。
 
秘めフォトで撮ってもらったというセクシーな写真を複数枚UPしていた。
 
「わぁ! セクシー! かっこいいし素敵!
ちょっと勇気がいるけど、いつか私も撮ってもらいたいな」
 
そう思ったが、そのまま申込みをする勇気もなく、詳細も見ず、いつの間にか秘めフォトのことはすっかり忘れてしまっていた。
 
それから1年ほど経ち、ふとFacebookを眺めていた時に秘めフォトの広告が目に入り、なんとなくクリックして詳細を見る。
 
「自分史上最高にSEXYな写真を撮るフォトサービス」
「リピート率は86.5%」
 
え、なんかやっぱ良さそう。
 
さらに申込へのあと押しになったのは、秘めフォト参加者からのモテるようになった! や結婚や妊娠の報告が多いらしい、ということだった。
 
当時お付き合いしている彼はいたが、人生について悩みに悩んでいた私は、何か変わるきっかけになるんじゃないか。
そう思って、直近で参加できる日付を選び、「今すぐ購入」ボタンを押した。
 
申し込みから撮影日まであまり期間がなかったため、ダイエットが間に合わない! という焦りはあったが、その日をとても楽しみにわくわくしていた。
 
そしていよいよ当日を迎えた。
撮影開始は朝の10時。
ドキドキしながら撮影場所へと向かう。
 
スタジオへ入るとすでに数人参加者がいて、鏡の前の順番を待ち、各自メイクの仕上げをしている。
私も最後の仕上げをし、説明を聞くために用意された椅子に座る。
続々とメイクを終えた女性達が部屋に入ってくる。
 
あれ? なんか思ってたより人数多い?
 
なんとなく参加者は8人ぐらいなのかなと、勝手に思っていたのだけど、今日はなんと16人も参加するらしい。
 
こんな大勢の初対面の人たちの前で下着姿になるのか……
と、人数の多さにちょっとひよる。
他の参加者の方々もなんとなくみんなそわそわしてる様子。
参加者が大体揃ったところで、女性のアシスタントさんからの説明を受ける。
 
「初めての方もみなさん9割の方は上半身は全部脱がれますよ! 肌の面積が多い方がやっぱり綺麗です! 最後の方になってから脱いで、早く脱げば良かった〜っておっしゃる方もいらっしゃるので、最初から脱ぐのがおすすめです(にこり)」
 
え? まさかの上半身脱ぐとは想定外すぎる……! 
え? みんな脱ぐの? どうなの? どうなのさー?!
 
頭の中でぐるぐる考えているうちに、天狼院書店オーナーでもあるカメラマンの三浦さんからの説明が始まる。
 
「過去の参加していただいた方のお見せできるお写真見せますね! 表情が1番大事ですから、みなさんこんな感じでお願いしますねー(にこり)」
 
見せてもらった写真に再び戸惑う。
みなさんお胸がしっかりと写真に映っているではないか……!
 
ちら見せどころではなく、むしろ前面に堂々と見せている、と言う表現がピッタリなような。
    
ううっ……と一瞬ひるんだが、私もこの瞬間に上半身を脱ぐことを覚悟した。
   
セクシーといやらしさは紙一重。
秘めフォトではいやらしさ0のセクシーな写真を撮る、他人との比較ではなく「自分だけの美しさ」がテーマとのこと。
   
撮られる回数が増えていくにつれて、表情に色気が出ていくそう。
そのうち、服を着ていても表情から色気が溢れ出るようになるらしい!
確かに、1ヶ月に4回撮ったという方の写真を見せていただいたのだけど、本当に美しさや表情、色気の変化がすごかった……!
私も撮り続けてもらったら、こうなれるのかな、と期待が湧く。
   
説明が終わるとみんな下着姿になり、いよいよ撮影タイム。  
   
リピーターさんから撮影が始まる。  
流石に撮られ慣れている。
ポージングも堂々としていて自然だし、なにより表情がとっても色っぽい。
    
最初は静かだった部屋に、可愛い! キレイ! かっこいい! と周りの女子からのキャーキャーとした声が響く。
もちろん私の声も。
 
さっきまで服を着て初対面のそわそわ感の中にいたのに、もう今はみんなで下着姿のままキャーキャー言い合っている。
不思議な一体感が出ていた。
可愛いものやキレイなものは女子の一体感を高めるに違いない。
 
さて、順番を他の人にゆずり、ゆずり、きたが、いよいよ私の番が来た。
 
よし、私も色気のある表情を出そう! とチャレンジするも、恥ずかしさに顔がにやけてしまう。
カメラマンさんとアシスタントさんから言われるがままにぎこちなくポージングを撮る。
 
面白かったのは、脱がせ屋がいたこと(女性のアシスタントさん)
はい、じゃあ次は上取りましょう(にこり)
と言いながら、決して強制はしないが、自然な流れでするりするりとみんなを脱がせていく。
私も無事に? 脱がされ、ドキドキしながらも撮影は進んでいった。
   
表情を上手く作れない難しさや、みんなに見られているという緊張はあるものの、不思議と上半身裸になる恥ずかしさは全くなかった。
 
みんなに褒められるとだんだん気分が乗ってきて確かに撮られるのが楽しくなってくる。
楽しくなってきたぐらいで、あっという間に自分の撮影タイムは終わり。
ポーズも表情も全然上手く出来なかった……と思うものの、自分の番が無事終わってホッとする。
 
可愛い女子たちの撮影会は、女子である私からしても思った以上にとても素敵でとても楽しい空間だった。
みんなの撮影を見ていて、他人と比べてどうとか、そんなんじゃなくて、本当に個人個人それぞれの美しさがあるなぁってことを感じたことが印象的だった。
   
体型や顔も関係なく、みんなそれぞれキレイで素敵で可愛くてかっこよかった。
申し込んだ時は、自分が撮られることしか考えていなかったから、思わぬ気づきも得られてなんか嬉しい。
 
全員の撮影が終わり、服に着替えて最後のご案内を聞く。  
さっきまでみんな裸だったのにまたまた不思議な感じ。  
説明が終わるとみんなまたささっとそれぞれ帰っていく。
   
初対面の女子たちの前でセクシーな写真を撮られる。
なんともそわそわ不思議な体験だったけれど、なんだかすごく良い経験をした気がする。
 
たくさん褒めてもらえて、いい気分になって、したい表情をして、私ってなんかいいかも!? と思える。  
リピーターになる気持ちもすごくわかった。
 
ただ、次回撮られるまでに体はもうちょっと絞りたいなと思っていたら、もうすぐ1年が経過しようとしているのは、なんとも私らしい。

 
 
 
 
***
 
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2024-10-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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