“核心的”雑誌が登場!/『n magazine 01』《石坂高樹のキャンパスリーディング番外編》
“核心的”雑誌が登場!/『n magazine 01』《石坂高樹のキャンパスリーディング番外編》
天狼院インターンの石坂です。
2012年に65か国・地域で実施された学習到達度調査で、日本の高校生の結果が前回を上回ったというニュースが発表され、脱ゆとり教育の効果が表れています。
残念ながら(と言っていいのかわかりませんが)私の世代の大学生はいわゆる「ゆとり世代」です。
しかしゆとり世代も負けてはいません。素晴らしい大学生もいるのです。
今回はキャンパスリーディング番外編ということで、書籍ではなく雑誌をご紹介します。
明治大学生が作ったというn magazine 01です。
「くやしい」そう感じてしまいました。
同じ大学生なのにこの差はなんだろうかと。
しかし同時に、ワクワクもしました。
始まりは1年前。
n magazine 0が登場し注目を集めた雑誌のVol.1が今回のn magazineです。
面白いのは、文章が少なく写真一つ一つの熱量が多く私の琴線に触れるということです。
そしてパラパラとめくる度に立ち止る写真が違うということも。
さっきは気にも留めなかった写真が今は魅力的に映り、また次は他の写真というように雑誌を手に取る度に新たな気づきがあるのです。
さらに今回は表紙が4種類あり、どれを選ぼうか迷ってしまいます。
今回の雑誌のテーマは「核心 CORE」です。
「今世の中は表層でしか物事を捉えられていないが、すべてには様々な意味があり、その根源となっている核心 COREを表現」しています。
様々な人が自分の核心を写真で表現しており、そのどれもがまったく違う表情をしています。
誰しもが持つ、自分の中での一つの軸のようなもの。
物事のYESとNOを決める基準。
それぞれが異なる核心を持っていて、表現もそれぞれ個性的です。
世の中には自分の核心を自覚している人は多くないと思います。
ましてそれを表現できる人はごく少数でしょう。
そもそも核心を持っていない人もいるかもしれません。
ただし、この雑誌には確かにあるのです。形にならないその核心が写真の中に溶け込んで、きっと感じていただけると思います。
日本を背負うのは私たちゆとり世代ともっと若い脱ゆとり世代です。
特に私たちは脱ゆとり世代には負けられません。
「このアツイオモイよ届け。」
その決意がn magazineの核心かもしれません。
それでは。