【これを見た人は人生が大きく変わるかもしれない】たった一つの”間違い”それがすべての始まりでした。《スタッフ山中のつぶやき》
「あ、間違えた」
そう思った時には遅かった。
天狼院書店は変な書店だ。たまに私の書く下手っぴな記事を読んでくれた人はすでご存知かもしれない。
だって
書店なのに 購入前の本が読めるし
書店なのに いつまでいても怒られないし
書店なのに スタッフに話しかけられるし
書店なのに おもしろそうなイベントとかやってるし
畳あるし、アルコール飲めるし、昼寝できるし
書店なのに
書店なのに。
片道2時間もかかるこの場所で私がインターンをすることになったのは
とある一つの ”間違い” がきっかけだった。
冬の寒い日だったと思う。
乗り換えることなく同じ電車に40分も揺られてたどり着いた池袋。
東通りも、迷うことなくズンズンと進んでいく。
天狼院に訪れるのは実に2回目である。
「今度、就活生のためのイベントがあるけど来る?」
初めて来たお店。しかも本屋の店員さんにこう言われ、最初は戸惑った。しかし、
「なんだここ。めちゃめちゃ面白そう。わくわく、わくわくする。」
この好奇心につれられて、参加してみることにした。
イベント開始は19時30分から
早めにいって、ゆっくり本でも読もう。と19時には到着。
1回目に来たときは、このお店の場所もシステムも何もかもがわからずおどおどしていたけれど、2回目ともなるともう慣れたものである。
カウンターで前回気になっていた本を片手にコーヒーんでいると スタッフがせかせかと動き出す
お、そろそろはじまるのかな?
こたつの周りにイスが並べられ、パソコンやら飲み物やらが用意され準備も万端な様子だ。
レジでイベント参加の受付をすます。
「もうすぐはじまりますんで!」
時計を見ると19時15分
あれ?ちょっと早くないか?と思いつつそのイベントははじまった。
初めての訪問の時にはいなかった店主の三浦と名乗る男性がしゃべりはじめる
「こんばんは!店主の三浦でございます!本日は 日経BPの柳瀬さんが一日店長です!」
ん?一日店長?なんだそりゃ
「たぶん19時半~後ろの方でもう一個違う人が主催のイベントはじまると思うんですけど気にせずに!!」
ん?もう一個のイベント?
「こんばんは!日経BPの柳瀬です……」
ん?
ん?
19時半になり、もう一方のスペースも騒がしくなる
「これからの就職活動に向けて~…」とかなんとか、かすかに聞こえる声
「あ、間違えた」
私は同時開催の違うイベントに参加してしまったのだ。
しかし、気づいた時には遅かった
私はすでにこちらイベントに心奪われていた。
最初は気になっていたもう一方のイベントの様子も5分も経たないうちに気にならなくなっていく。
「なんだこれ。面白い。」
その場はなんとも言えない 熱気 に包まれていた
一日店長の柳瀬さんが数冊の本について語り
スタッフが進行し
店主の三浦が何度となく質問を投げかける
ただそれだけなのに
私は終始、わくわく。
それは柳瀬さんの話術によるものなのか
スタッフの進行ぶりによるものなのか
店主の三浦の唐突な質問によるものなのか
わからない。
わからないけれど、その場に流れている時間は確実に他のものに比べてはるかに濃密だったように思う。
気がつけば2時間が経過していて、そのイベントは幕を下ろした。
「私、実はもう一個の方のイベントに参加する予定だったんです」
「え!そうなんですか!それはすいません!」
「でも、いいんです!本当に。とってもとっても楽しかったです。」
この言葉に嘘はなかった。
今までしらなかった知識との出会い
いままで考えもしてみなかった価値観との出会い
そして、この出会いとはこんなわくわくするものなのか
と身にしみて感じていた。
そう思わせてくれたこのイベントに参加できてよかったと心から思った。
「それは良かったです!あとこれさっき紹介してた本なのでよかったら!最後の一冊ですよ!」
店主と一日店長に勧められたその本は、値段にして1575円。イベント参加費も加えると
就活中の身としては痛い出費である。
もう一つのイベントを終えた就活生たちもその本の話を聞いてみて、興味はあるようだが買うことをためらっている様子。
しかし、私は迷わなかった。
「私、買います。」
サイズの大きいその本に無理矢理、天狼院オリジナルのカバーをつけてもらったことを覚えている。
本の内容に興味があった、しかしそれ以上に、
今、この天狼院書店という場所で、この本を買うこと。
これが大切だと思ったのだ。
黒いカバーをまとい、のり巻きみたいになったその本を
見る度、このわくわくを思い出すように。開く度、このわくわくを感じられるように。
この日以来、天狼院書店という場所が、私にとって 特別 になった。
また、この書店に来よう。また、違うイベントにも参加してみよう。
後日、参加したフォト部というイベントを機に、私はここでインターンシップをさせていただくこととなった。
そんなこんなで、スタッフとしてお世話になって、もう半年が経とうとしている。
そこでふと三浦さんに聞いてみた
「なんで、私をインターンでとってくれたんですか?」って
そうしたらこう一言。
「素直な子だなって思ったから。」
なんでも、間違えてイベントに参加して、そのまま本を買った私が印象に残っていたそうだ。
あの時の ”間違い” まさにこれが私のインターンをはじめるきっかけだったのだ。
たった一つの”間違い”
これによって私の運命は大きく変わった。
もし、私があの日19時半ぴったりに店に行っていたら、
もし、予定通り就活のイベントに参加していたら
もし、あの濃い時間を体験できいなかったら
今、こうして天狼院にはいなかっただろう。
毎日、新たな出会いにわくわくしていなかっただろう。
改めて、あの時間違えてよかった と思ってしまう。
今、この記事を読んでいる人も、もしかしたら、何かの間違えで開いてしまっただけかもしれない。
あれ?これ私の見たかった記事じゃなかった。と思っている人もいるかもしれない。
でもそんな意図しないことがきっかけで、運命が、人生が変わることもあると思う。
日々の自分の選択で、人生は決まっていくけれど
自分が予期せず選択してしまったことの方が+になることだってある。
天狼院は今、新たな仲間を募集している。
あなたがもし、何かの間違えでこの記事を見て、このことを知ったのならば。
それはもしかしたら、あなたの人生にとって大いに+であるかもしれない。
そして、あなたの人生を大きく変えるかもしれない。
まさに、私がそうだったように。
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