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チーム天狼院

「速さ」という、圧倒的な自由《【6/24(水)19:00〜】「スピード・ライティング」特別講義開講》


記事:平野謙治(チーム天狼院)
 
天狼院で働いていると、よく見かけるシーン。
あ。この受講生さん……
 
……締切に、間に合ってないな。
 
天狼院のライティング・ゼミには、課題投稿がある。
通常コースなら毎週1回、月曜の23:59までに、文章を提出する必要がある。
 
他にも、集中コースという鬼畜極まりないコースもあって、9日間毎日提出し続けるという大変スパルタなコースだ。
 
このシステムを知った時、人はどう思うのだろうか。
「毎日はともかく、週に1本ならいけそう」と考えるのか。
あるいは、「毎週提出なんて無理!」と思ってしまうのか。
わからない。それは、人それぞれだと思う。
だけど、ライティング・ゼミを受ける多くの人が、こう思って受講してくれているのでは、ないだろうか。
 
「頑張って、毎週提出しよう」、と。
 
せっかく、受講費を払うんだ。毎週課題投稿をして、たくさんフィードバックを受けて、効果を出した方がいいに、決まっている。
誰もが最初は、毎週出そうというマインドで受けてくれているのではないだろうか。
 
だけども起きてしまう、この事態。締切に間に合わないという、悲しい出来事。
恐らく、Facebookグループで見かける人たちだけではない。途中まで書いていたけれど間に合わなくて、提出する断念した、という人たちもいるだろう。
 
責めるつもりなんて、毛頭ない。だって僕も、受講生だった。
何度、後悔したことか。もっと早く、始めれば良かったって。
 
毎週思う。余裕を持って、提出したいと。
だけどなかなか、そうはいかない。ああでもない。こうでもない、と。大したことのない構想を何日もこねくり回して、気づけば月曜日を迎える。
慌てて書き出す。ようやくできたものを、なんとか23:00台にFacebookにあげる。その、繰り返し。
 
心のゆとりなど、まるでなく。毎週ハラハラする羽目になる。
そんなサイクルを、止めたいと思うけれど。情けなくも毎週、そうなってしまっていた。
 
人生を、振り返る。
ああ、そうだ。今に始まったことじゃない。あの時も、そうだったじゃないか。
 
思い出されるのは、小学生の頃の記憶。そう、誰もが苦しんだことがあるのではないだろうか。
あの、「夏休みの宿題」という存在に……
 
複数ある長期休暇の中でも、特に別格なのが夏休み。行事もたくさんあって、半端ないワクワクがそこにはあった。期間も長いし、遊び放題。
そう思ってしまったらもう、落とし穴。宿題の存在なんて、頭からは抜け落ちていて。気づけば、遊びの予定ばかりの日々。ノートがまっさらなまま、8月に入り、お盆を過ぎ、最終週を迎えてしまった。なんてことも、ざらにあるだろう。
 
僕も例に漏れず、計画性のないガキだったから、最終日は半ベソをかきながら、山のようにたまった課題と闘ったものだ。時に、お母さんに手伝ってもらいながら。自由研究なんかは、やっつけ仕事で。なんとか全部、終わらせたんだ。
 
自分バカだなって、思う。
だけど同時に、目の当たりにしてきたことがある。
 
それは、締切の効力だ。
締切って、すごい。締切目前になると、突然生産性が上がる。尻に火がつくというのは、まさに本当で、ついこの間まであんなに腑抜けていた自分が嘘みたいに、集中しちゃったりする。
そんで、「絶対無理。間に合わない」と思っていた課題が、なんとかなっちゃったりする。
 
……まあそれで、「俺すげー!」ってなって、失敗したことも何回もあるけれど。
とにかく、締切直前のあの集中力は、絶対的なものがあると思う。多くの人が、そうなのではないか。
 
そう考えると、どうだろう。
「始めるタイミングの早さ」って、そんなに重要ではないのかもしれない。
 
だって、そうだろ。早くに始めたとしても、多分どっちにしろ、集中力が高まるのは締切直前だ。どうせ間に合うのなら、始めるのは遅くたっていい。
 
もちろん、やっつけ仕事ではダメだ。だけど質が落ちない範囲なら、締切ギリギリに始めたって、良いのではないか。
結果として、短い時間で良い文章が、書けるのなら。
 
でもそれでは、心の余裕なんて持てやしない。確かに、そう思う気持ちもわかる。
 
だけどもし、圧倒的な「速さ」があったら。
 
大学時代。優秀な、友人がいた。そいつの出すレポートは、いつも好評価で。
 
でも別に、人より時間をかけていたかというと、そうではない。だって締切直前まで、一緒に遊んでいた。確かにあいつは、レポートなんか書いちゃいなかった。僕と同じように、ギリギリになって取り掛かっていたはずだ。
 
それでもあいつは、いつものように最高評定を取って見せた。
そうだ。速いだけの、やっつけ仕事の僕とは違った。なぜ。
 
湧き上がる、嫉妬の感情。同時に強く、理解する。ああ。「速い」って。
 
こんなにも、「自由」だ。
 
だって直前まで、遊んでいられる。それも心のままに。
僕だって誘われたから、一緒になって遊んでいた。だけど思いっきり楽しめていたかというと、そうではない。
心の中にはいつだって、レポートの心配があった。
 
「ああ、やばい。終わるかな……」
「どうしよう。何を書こう」
 
自分の「速さ」に、自信がないから。
速くすることで質を落とすのではないかという、心配があったから。
友人と一緒にいても、心は不安なままだった。
 
それがどうだろう。あいつは、そんな素振り、一切見せなかった。
自信があったのだろう。自分の「速さ」に。そして、速くやっても質を落とさないことに。
 
それってすごく、自由だ。だってべつに、遊ばなくたっていい。
眠いなら、寝てたっていい。倍の努力をして、周囲との差を広げたっていい。
生み出された時間によって、なんだってできる。
 
羨ましい。ずっと、そう思っていた。
だけど、ちょうど一年前。
 
それはまだ、天狼院のスタッフになる前。ライティング・ゼミの受講生だった頃のこと。
東京の店舗で川代さんに、オススメされたんだ。天狼院の、「スピード・ライティング講座」を。
 
ちょうど速さに悩んでいた僕にとって、まさにドンピシャな内容だと思った。迷わず、受講した。その結果。
 
凝り固まっていた価値観が、ぶっ壊されるような感覚になった。
そうだったのか。「速さ」って何も。
 
特別なことでは、なかったんだな。
 
必要なのは、正しいマインド。確かなセッティング。あとは、慣れ。
それは先天的な才能ではなく。特別な技術でもなく。誰にでも、習得可能なものだから。
 
僕だってそう。この講座を受ける前と後じゃ、全然違う。
もっと速い人なんて、いくらでもいるけれど。2000文字に3時間、4時間かけていた頃と比べると、段違いだ。
 
だって現に、この文章(2770文字)は、行きの電車の30分で書き上げた。
そんなことができるのもすべて。あの時学ぶことが、できたから。
 
ここで得られるのは、単なる技術なんかじゃない。
そう。「自由」だ。
 
この感覚をぜひ、味わって欲しい。
本講座にて、お待ちしております。
 
 

【6/24(水)19:00〜】5,000字を最速40分でコンテンツに仕上げる「スピード・ライティング」特別講義開講!

 

◽︎平野謙治(チーム天狼院)
東京天狼院スタッフ。
1995年生まれ25歳。千葉県出身。
早稲田大学卒業後、広告会社に入社。2年目に退職し、2019年7月から天狼院スタッフに転身。
2019年2月開講のライティング・ゼミを受講。
青年の悩みや憂いを主題とし、16週間で15作品がメディアグランプリに掲載される。
同年6月から、 READING LIFE編集部ライターズ倶楽部所属。
初回投稿作品『退屈という毒に対する特効薬』で、週刊READING LIFEデビューを果たす。
メディアグランプリ33rd Season総合優勝。
『なんとなく大人になってしまった、何もない僕たちへ。』など、3作品でメディアグランプリ週間1位を獲得。

 
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