【京都天狼院/スタッフ募集】徹底して働く、覚悟さえあれば。《天狼院書店「京都天狼院」》
いつもありがとうございます。
天狼院書店スタッフの川代です。
天狼院書店は、実にさまざまな活動をしています。
同じ趣味を持ったお客様同士が集まるラボや部活などの、コミュニティ作り。
これまでのべ3,900名様以上がご参加された、大人気のライティング・ゼミや、店主三浦の小説『殺し屋のマーケティング』を題材とした、パーフェクト・マーケティング講座などなど。長期で学ぶ「ゼミ」を通して、お客様が学び、実生活に活かせるような仕組みも進めています。
カフェでは次々に新メニューを出したり、イベントとのコラボメニューを考えたり。
また、雑誌『READING LIFE』も作成しているので、雑誌の編集や取材なども仕事の一部。
もちろん、書店員として、選書をしたり、フェアを企画したり、著者の先生をお呼びしたトークイベントを開催することも多々あります。
「書店」にもかかわらず、なぜ、これほどまでに、多種多様な取り組みを行っているのか?
それは、天狼院書店が、「本」とは「有益な情報」のことである、と定義しているからです。
お客様が求める有益な情報(=本)を提供するのが本屋の仕事であり、お客様が求める情報を最適な形で提供出来るように、日々考えるのが我々の任務だと考えています。
なので、そのためにはできることはなんでもやる、チャンスがあればとにかくやってみる、というのが天狼院のスタンス。ですから、書店のわりには、取り扱う業務内容は多岐に渡ります。
こうして書くと、やはり、天狼院書店は「クリエイティブ」なことをやる書店だ、というふうにイメージされる方が多いだろうと思います。天狼院自体も、クリエイティブなことをやりたいという強い意思がある人に、ぜひ参加して欲しいと思っています。
事実、私自身も、クリエイティブなことをやりたい、自分が好きなことをやりたいと思い、天狼院に社員として合流することを決めました。新卒で就職した会社を1年で辞めて、天狼院に戻ったのは、やはり、天狼院がやっている事業がとても面白かったからであり、まだまだこれから成長していく天狼院を私が支えられるようになりたいと思ったからでした。
けれども、もうこの際なので、はっきり言ってしまいましょう。入社したばかりの頃、私は後悔していました。強く後悔しました。なぜなら、クリエイティブなことをやる以前に、自分にはきちんと仕事をやり抜くという能力が欠落しているのだという事実と向き合わざるを得なかったからです。
私は、自分を優秀だとは決して思っていませんでしたが、それでも、何かしら役に立つ方法があるだろうと思っていました。私は他の人よりも文章が書けるという自負もありました。もともと不器用で、物覚えも悪いし、一人っ子特有ののんびりさがあって、気が回らない。テキパキ仕事をできるタイプではないけれど、クリエイティブな方面では能力があるから、大丈夫。そうたかをくくっていたのです。
それが大きな見誤りであったと認められるようになるまで、案外、時間がかかりました。私は、「クリエイティブな強みを生かせれば、苦手なことをやらなくてもいい」という幻想を捨て切ることができなかったのです。
世の中には、自分の得意なことを生かして伸ばしているという方がたくさんいらっしゃいます。それで生計を立てている方も大勢おられます。アーティスト的な才能を生かして活躍する方法がないわけではありません。
けれども、私にもそれが通用するのだという判断は、私がするべきことではありませんでした。私の価値を決められるのは私ではなく、私の周りにいる人たちや、社会なのだということに気がつくのには、3年近くかかったと思います。
私がどのようにして役に立ち、どのように働くのかは、私ひとりで決断できることではなく、きちんと社会と向き合い、「結果」として残せるかどうかというポイントを無視するわけにはいかないのです。
今、私が所属している天狼院書店は、チャンスに満ち溢れています。
一緒に面白いことをやりましょうと、出版業界を盛り上げましょうと、様々、お声がけをいただき、興味を持ってくださる方がたくさんいらっしゃいます。天狼院が好きだと言ってくださる方も、ありがたいことに、大勢いらっしゃいます。
自分が知りたいと思うことがあれば、自分でイベントや講座を企画して、仕事しながら学ぶことができます。事実、私もそれでライターとしてのノウハウを学び、今ではライティング・ゼミの講師もやるようになりました。京都天狼院の女将である山中は、フォト部でカメラの技術を学び、プロ並みの撮影技術を身につけています。
店主の三浦は書店経営をする傍ら、小説家として作品を創り、カメラマンとして毎月何千枚も撮影を行っています。
取締役の池口も、編集者としてビジネス書を創りながら、天狼院の仕事もこなしています。
クリエイターとして食べていけるようになりたいと思うのならば、ここほどチャンスに満ち溢れ、そして、自分のポテンシャルを伸ばせる場所は無いと思います。
徹底して働く、覚悟さえあれば。
そう、徹底して働く。本気で働く。目標が高すぎるとか、やることが多すぎるとか、そういう言い訳一切なしに、とにかく、働く。働き続ける。目標は、達成する。
その覚悟さえあれば、ここは、クリエイターにとっては、天国だと思います。
けれどももし、その覚悟がないのなら。「楽して稼ぎたい」「自分が好きなことだけをやって生きていきたい」「雑用はやらず、クリエイティブなことに集中したい」という気持ちが少しでもあるのなら、天狼院書店は、地獄です。戦場です。
今だからこそ言えることですが、入社した当初の日々は、私にとって地獄でした。クリエイターとしてどころか、社会人としてすら、今の自分には価値がないのだと認識せざるを得なかったからです。とことん落ち込み、自分の不甲斐なさに叫び、人に迷惑をかけたという悔しさで眠れない日も一日ではなかった。泣いた日を数えるより、泣かなかった日を数えたほうが圧倒的に早いと思います。
仕事をやりきる覚悟がなかった自分の甘さが、あまりに苦しくて、辛かった。働くことから逃げたいとつい思ってしまう自分と向き合うのが嫌で、会社を責め、仲間を責め、世間を責めました。悪いのは自分ではなく、教えてくれない周りが悪い。誰も助けてくれないから。誰も認めてくれないから。誰も面倒見てくれないから。
「自分で決めたことは自分で最後までやりとげる」という覚悟もなく、クリエイターとして生き残ろういう思考回路そのものが、甘かった。甘すぎたのです。
私は「自分がやりたいことだけやっていたい」という思考を捨てきれませんでしたし、「認めてくれる人だけが認めてくれればいい」と言い訳をしていました。
結果が出ていない。数字が出ていない。
自分はこれだけ役に立ったという圧倒的な結果もなしに、「自分はクリエイティブで才能がある」と思い込もうと、言い訳をして、努力することから逃げ続けていたのです。
けれども、どん底まで落ちて、これ以上にないくらい、自分の事を嫌いになって、落ちるところまで徹底的に落ちたあと。
そしてその苦しみを、上司である三浦に吐露し、気の持ちようを教えてもらったあとには、光が見えるようになりました。
自分の責任は、自分でとるべきだと、「覚悟」ができた瞬間がありました。
私のケツをふけるのは私しかいないのだと本気で納得できたとき、私はようやく、求められることがなければ、働くことはできないのだと気がついたのです。
働くというのは、誰かに、社会に、価値を提供できてはじめて成立するのであって、「私のやりたいことじゃないから」とか、「クリエイティブなことじゃないから」とか、そんな言い訳は何も通用しないのです。求められてこそ、働くことができる。
もし、求めてもらえるのであれば、なんでもやろう、と本気で思えたときがありました。その瞬間から、小さな希望の光が見えるようになりました。
私は今、働く覚悟を決めた今、この仕事が楽しいです。もちろん、苦しみはあります。辛さもあります。それでも楽しいのです。天狼院書店という場で働けている今が、私の人生が、好きで好きで、仕方ありません。
そして何より、この天狼院書店のスタッフとして働いている「私」のことが、私は好きです。とても好きです。
もちろん、きついこともあるけど、辛いこともあるけど、それでもやっぱり、ここが好きです。ここにいる自分が好きです。たとえ、本来自分がやりたかった仕事をやっているわけではなくても、今ここで働いている私の心の中には、矜持があるからです。
「何をやりたいか」ということよりも、「どんな自分でありたいか」ということの方が、私の人生においては、圧倒的に大事だったのだと最近思うようになりました。
天狼院書店「京都天狼院」では、このたび、スタッフを大募集いたします。
中途採用も積極的に行いますので、アルバイトスタッフ希望の学生や主婦の方だけではなく、各店店長候補の社員スタッフも大募集いたします。
徹底して働く、覚悟さえあれば。
責任を持って仕事をやり遂げる、覚悟さえあれば。
どんなに高い目標にでも果敢に挑戦し、目標が達成できなかったとき、涙を流すほど本気で悔しがるくらいの覚悟さえあれば、天狼院書店は、天国だと思います。
ここは、厳しい場所です。戦場です。
けれども、ここほど、自分の可能性を広げられる場所はないと思います。
天狼院書店には、やりたいことがたくさんあります。お客様に提供したい「有益な情報」は、無限になるのです。面白いことをもっともっとやっていきたい。けれども、クリエイティブなことをやるためには、まずは、この船をきちんと前に動かしていく乗組員として、力を尽くして欲しい。
天狼院という場でチャンスを与えられ、役割を全うした人間に対しては、この場所は、どこまでも味方になってくれます。ここほど、クリエイターの味方になってくれる会社はないと私は信じています。
少なくとも私は、天狼院で働く事を選択した4年前の自分を、手放しで褒めてあげたいとすら思っています。
大学生も、主婦の方も、フリーターの方も、中途採用希望の方も、大歓迎でございます。
今の会社から、辞めないでくれ、と惜しまれている人にこそ、きて欲しいと思います。
働くのが好きで、徹底して働く覚悟のある方のみ、ご応募ください。
チャレンジを、お待ちしております。
■募集条件:
【アルバイト・スタッフ】
業務内容:店舗運営業務/イベント運営業務/編集補助など
応募資格:業務に支障がないレベルでパソコン・インターネットを扱える方/学生の方だけでなく、主婦の方も歓迎/土日に入れる方歓迎/書店未経験者歓迎
給与:当社規定による
出勤日数:週3日以上*完全シフト制(応相談)
勤務時間:9:30〜22:00の間の3時間以上*シフト制(応相談)
交通費:当社規定による
勤務地:天狼院書店「京都天狼院」【契約社員】
業務内容:店舗運営業務/イベント運営業務/スタッフ教育/編集補助など天狼院の全ての業務
応募資格:大卒以上*応相談/業務に支障がないレベルでパソコン・インターネットを扱える方
給与:月給制*当社規定による/インセンティブ給与有/社会保険等完備
出勤日数:週休2日制 勤務時間:9:30〜18:30(実働8時間)/13:15〜22:00(実働8時間)シフト制*変更になる場合有
交通費:当社規定による
勤務地:天狼院書店「京都天狼院」
契約期間:6ヶ月(延長・社員登用の可能性有)【正社員】
業務内容:店舗運営業務/イベント運営業務/スタッフ教育/編集補助など天狼院の全ての業務
応募資格:大卒以上*応相談/業務に支障がないレベルでパソコン・インターネットを扱える方
給与:月給制賞与有*当社規定による/インセンティブ給与有/社会保険等完備
出勤日数:週休2日制 勤務時間:9:30〜18:30(実働8時間)/13:15〜22:00(実働8時間)シフト制*変更になる場合有
交通費:当社規定による
勤務地:全国の天狼院書店(*転勤有)*社員中途採用に関しては、通常の給与体系ではなく、経験により応相談となります。正社員希望の場合、その旨を履歴書にご記入ください。
■募集の流れ:
応募は、エントリー方式です。
1.お問い合せフォーム へアクセス。
2.以下の内容を、お送りください。
件名:京都天狼院アルバイト・スタッフへの応募
内容:お名前、お電話番号、メールアドレス、希望の勤務形態(アルバイト、契約社員、正社員)
と記し、簡単な履歴を含めたメッセージを送付ください。
担当より、メールを送付いたします。
そのメールアドレスへの返信として、
・履歴書(*写真付き)のPDFファイル
を添付してください。
上記をもって「1次選考」とさせていただき、面接に進んだ方にのみ、担当者から連絡を差し上げます。
なお、募集は複数回開催させていただく予定ではございますが、募集人員に達した場合、予告なく募集を打ち切らせていただきますので、お早めのエントリーをお願いいたします。
■応募締め切り:2018年10月17日(水)23:59
皆様のご応募、お待ちしております。
【天狼院書店へのお問い合わせ】
天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
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