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UMPCで、私はロマンへ投資する


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:米山拓真(ライティング・ゼミ7月開講通信限定コース)
 
 
この赤い小さなパソコン、一体いくらで買えるかご存知だろうか。
……正解は143,000円(税込157,300円)。
「たかっ!!」と思った方も多いに違いない。私だってそう思った。
けど今手元にある。結局買ってしまったのだ。
 
半年以上も前になるが、コイツをひと目見た時「iPadよりも小型のパソコンで会社員以上に稼ぐWebライター」というフレーズが浮かんだ。そしてこのパソコンで日本中、いや世界中どこででも稼げるようなライターになっている自分を、この小さな赤に見たような気がしたのだ。
 
もう少しこの小さな赤いパソコン、Onemix3S Pro Koi Limited Edition、通称「Koi」の話をしたい。
このように小さなパソコン、は一般的には(というかオタク界隈では)UMPCという。ウルトラモバイルPC、要は超持ち運びやすいPCということだ。
 
Webライターをはじめるずっと前の会社員時代から、私もどちらかというと(どちらかといわなくても)オタク側。UMPCをひと目見た時から「こんなに小さいのにちゃんとパソコン」というギャップに、惹かれた。
 
しかしKoi登場前のUMPCはお世辞にも普通に使える性能とはいかなかった。
もちろんネットサーフィンするくらいなら問題ないようなスペックではあったが、ちょっと重たい動作(ブラウザでいっぱいタブを開くとか、オフィスを同時にいくつか開くとか)をしたら途端にストレスを感じてしまうようなのだ。
 
しかも当時一般的だった7インチのディスプレイというサイズ感のせいで、キーボードの入力もかなりやりづらかった。
簡単にいうとスペックも足らず、使い勝手も悪い。普通の人が見たら「もはやパソコンって言える?」というレベルである。さらにニッチなせいで結構値段も高い。
 
そのため私はUMPCの存在が気になりつつも、購入は躊躇した。
 
同じように「価格に見合った価値があるかどうかは微妙だけど、なんだか買ってしまう」モノの代表として「iPad Pro」がある。あれは皆、きっとロマンに投資しているのだと思っている。
 
iPad Proは本体が最安モデルでも10万円近くし、キーボードやペンなどの付属品を追加すると15万円近くなる。最も高いモデルを組み合せると20万円を超えるという、もはや超高級品だ。
しかしその圧倒的な値段にも関わらず、iPadではできることはパソコンよりも少ない。
もちろんiPad Proでしかできないこともあるにはあるが、それらは「Pro」ではない3万円程度のiPadでも可能だ。何ならiPhoneでもできてしまうことも多い。
 
それでもiPad Proがあれだけ人気を博するのは、そこに信頼があるからだと思う。
先述の通り、iPad Proができることの範囲はいまだにPC以下。
しかし、年々着々と進化しているのだ。
 
「なんとかしてiPadを日常のタスク消化に使えないか」「次のモデルでこそ、iPadだけで仕事ができてしまうのではないか」
 
新しいiPadが出るたびに、各々がiPadの可能性を探った。
大体の期待はすぐに打ち砕かれてしまうのだが(ハード面の制約であったり、アプリ側の対応の遅さであったり、原因は様々である)、新しく発売されるiPadはいつも何かしらできることが増えていて、また夢を見てしまう。
 
UMPCに話を戻すと、iPadのように「どんどん年月とともに確実によくなっていくのであろう、その進化の過程を期待して買おう」という、ある種「ダメなところはどこかしらあるとして、その上でiPadというプロダクトの成長を通じて未来にロマンを見たい」という信頼が、このときのUMPCにはなかった。
 
しかし会社員を辞めWebライターとして本格的に活動し始めた頃、出会ってしまった。
 
Onemix3S Pro Koi Limited Edition
 
この赤が私を強烈に惹き込んだ。
しかも、スペックもかなりアップしていた。もはやメインとして使えてしまうのではないか、というレベルである。わかる人向けにスペックをかんたんに挙げておく。
・CPU:Core i7 10510Y(4コア8スレッド)
・メモリ:16GB
・ストレージ:512GB
・タッチパネル対応
・充電:USB TypeC(PD対応)
他に何を望むのであろうか、というスペックである。
かんたんなカット編集くらいなら動画編集だってやってのける性能が、この小さなボディに詰まっているのである。これをロマンと言わずしてなんと言おうか。
 
極め付きは、UMPCにしてキーボードがかなり使いやすくなっていたこと。
実はこの代から7インチから8インチにサイズアップして、使い勝手も大きく向上したのだ。
 
私は先代までと比べて確実に良くなったKoiを見て、UMPCを信頼した。UMPC界が目指す未来を、Koiを通じて一緒に見たくなった。そう思った瞬間に見えてしまったのだ。
冒頭でお話した通り、このKoiを片手に世界を自由に旅しながら稼ぐ、私の姿である。
 
安い買い物ではなかった。しかし、私はKoiに賭けた。
UMPCの成長に自分の未来を重ね、なりたい自分の姿に、「こんなに小さいパソコンでもここまでできる」と言えるロマンへ投資したのである。
 
そしてKoiを購入してから半年と少しが過ぎた。Webライターとしての収入がついに当初から目標としていた一定の額に到達した。不運なことに昨今の社会事情から旅をしながら、ということはできないが、確かな手応えを掴んだ。
 
Koiの後継モデルがでたら、かならず買うつもりである。
私をここまで熱中させてくれたUMPCに、まだまだロマンを感じていたいのだ。
 
 
 
 
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2020-09-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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