メディアグランプリ

オシャレはパートナーのように


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:おおつかよ (ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
今日のTシャツ、なんかイマイチ。靴はスニーカーじゃなくてサンダルにするべきだったな。バッグ、違うのを合わせれば良かったなぁ。朝、家を出て身に付けているものに違和感を感じたことはありませんか? その違和感は一日中付きまとい、居心地の悪いさと落ち着かなさで一日を過ごす……。経験がある方も多いのではないでしょうか。
 
私は、服装は精神安定剤だと信じています。気持ちを落ち着かせたり、元気付けてくれたり、毎日、私たちに寄り添ってサポートしてくれるものだと思っています。
 
服装に対する考え方は人それぞれだと思いますが、私たちは社会的慣習として服を着る文化の中で生活しています。だから、ファッションに興味があってもなくても、おしゃれが好きでも嫌いでも、服を着て生活しなければなりません。
 
服装に興味がない方にとっては義務的なのかもしれません。けれど、どうせ毎日やらなきゃならないのであれば、少しでも楽しめる何かを見つけてもらえれば嬉しいな、と思います。
 
私は、学生時代にたまたま目にした新聞記事を読んで、服と心の関わりに興味を持ちました。それは、避難生活を強いられている方がボランティアの方に勧められて久しぶり赤い服を着てみたら、気分が明るくなって元気が出てきた、という内容でした。
 
「明るい色の服にそんな力があるんだ!」。当時、頭にカミナリが落ちるような衝撃を受けました。それ以降、自分が毎日の服装にどう感じているかを認識するように務めました。すると、意識しなければ見逃してしまうほどの弱い感覚があることに気づきました。
 
彼と遊びに行くから柔らかい素材の女の子っぽいトップスを着てみると彼と会うのがもっと楽しくなっていたり、大切なプレゼンテーションに向けてカチっとしたジャケットを着て自分で気合をいれたり。疲れ気味だな、というときにカラフルやシャツやハードなプリントのTシャツを着ると色やプリントの強さに気持ちが圧倒されていてエネルギーが消耗していると感じたり。
 
いちいち気に留めてられないよ! という声もあるかもしれません。けれど、心の奥で小さい声で訴えている感情に気づいてみてください。
 
服装で自分の状態を守ることも、押し上げることもできると信じています。
 
朝起きて、今日の自分は元気かな? 疲れが残っているかな? そういうチェックからスタートしたらどうでしょうか。元気だったら元気のまま一日過ごしたいか、それとも今日はしっかり仕事がしたいから落ち着いて過ごしたいか。疲れているなら、これ以上疲れず気分が落ち込まないようにしたいか、いやいや今日はどうしてもやらなきゃいけないことがあるから力出さないと、なのか。
 
気分で服を選ぶ、と言われれば難しそうですが、自分の状態を把握して今日の行動を考えて、一日をどう過ごしたいかを考えれば、できそうな気がしてきます。そうして選べば、朝、家を出て「失敗した!」と後悔することが減って、明るい気持ちでスタートできる日が増えるでしょう。
 
気持ちに寄り添ってみてください。そうすれば毎日の服選びもちょっとした楽しみに変わるかもしれません。
 
穏やかで幸せに満たされている時は、柔らかい色でふんわりした素材のものを。楽しいイベントがある日は、動きやすいパンツスタイルでポップな色や柄を合わせて。落ち込んでいる時はこれ以上落ち込まないように、黒やグレーはやめて白のオーガニックコットンで気持ちをキープ。そんな風に気持ちと今日着るものの会話ができれば、着ることがもっと楽しくなります。
 
あなたが選んだ服装は、あなたの日々をサポートしてくれます。せっかくサポートしてくれる力を有効に使えたら、パートナーのように寄り添ってくれる存在なのかもしれません。
 
大げさでしょうか? いいえ、少なからず私はあらゆる場面で着るもの、身に付けるもので助けられてきました。平穏な時はより楽しく過ごせるように、試練の時はヘトヘトになりすぎないように気合が入るように。朝起きた時の状態が過ごしたい一日の理想とギャップがあるときのサポーターでした。
 
服装は精神安定剤になり得ると信じています。処方はあなた次第です。あなたの気分、という患者がわかれば処方するのは難しくなくなります。あなたにとっての適切なバランスはあなただけが知っています。
 
今日の服装が、今日の気持ちにフィットしているかどうか、3秒だけ目を閉じて感じてみてください。優しさに包まれた感覚になりましたか?
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325


■天狼院書店「シアターカフェ天狼院」

〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目8-1 WACCA池袋 4F
営業時間:
平日 11:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
電話:03−6812−1984

 


2020-09-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事