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メディアグランプリ

あなたの婚活を成功に導くのは、“趣味”。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:かなたあきこ(ライティング・ゼミ7月開講通信限定コース)
 
 
「そろそろ結婚したいなって思ってるんだけど、いい男に出会えない。」
「マジそれ。みんなどこで出会ってるの? やっぱ婚活アプリ入れなきゃだめ?」
カフェなどで、20~30代とおぼしき婚活女子のこんな会話がふと耳に入ってくると、私は、彼女たちの肩をゆさぶって次の言葉を教えたくなる衝動に駆られてしまう。
――運命の結婚相手に出会いたければ、社会人サークルに入るがよい――
 
これは私が実体験から学んだ婚活成功術であり、私以外にもこの手を使って幸せな結婚をした友人たちを、これまで何人も見てきた。そう、婚活の早道は社会人サークル入会にこそあるのである。
その理由は何か? 答えはシンプルである。社会人サークルとは“同じ趣味”を通じて男女が交流する場であり、“同じ趣味”を持つ者同士は、人生における考え方も似通っているからだ。
 
私は現在結婚していて夫がいるが、10年ちょっと前はまさに冒頭のような会話を何度となく繰り返してきた、いわゆる「結婚したがっているアラサー女子」だった。それなりに付き合ってきたパートナーもいたけれども、なぜか結婚までは至らない。この先何十年と一緒に過ごし、死ぬまで生活を共にするというイメージが湧かないのだ。
たとえばこんな男性と付き合っていたことがあった。結婚相手としてはそこそこ条件が良いとは思うのだけど、私の趣味のアウトドアや旅行にまったく関心を示さず、休みの日にハイキングやスキューバダイビングに誘っても「オレ家でゲームしたいから、他の友達と行って来たら?」という始末。無理やり連れていっても心から楽しんでいないのは明らかで、かえってこっちが気を使って疲れることが増えてきた。そんな彼と上手くいくはずがなく程なくお別れして以降、私は今後の人生について、結婚について、初めて真剣に考えたのだ。
 
“趣味と実益を兼ねる”とはよくいったもので、同じ趣味を持つ人と結婚できたら、生活の中に趣味の時間を自然に取り入れることができるし、お互いが心から楽しめる休日を過ごすことができる。どちらかが無理をして合わせたり、好きでもないことに時間を費やすといったムダもなくなるだろう。それこそが人生を共に生きるパートナーと呼ぶべき存在であって、最良の結婚スタイルなのではないか――。
 
そう気づいた私は、次の日から東京を拠点とするアウトドア関連の社会人サークルを調べまくった。ちょうどその頃ハマっていた、登山・トレッキングを中心に活動するサークルで良さそうなところが見つかり、体験入会をしてみて心底驚いてしまった。「こんなに気が合う人が、こんなに世の中にいたとは……!」。
 
山登りを趣味とする人は、総じて山そのものだけでなく、山に行くまでの道程も楽しむ傾向がある。鉄道やバス、時にはレンタカーやタクシーまでをも視野に入れて、目的地へ至る最適なタイムスケジュールを組むのが好きな人が本当に多い。細かい下調べが苦にならず、むしろそれを楽しんでしまえるのだ。となると、自然とコツコツタイプのわりとまじめな若い男女が集うことになる。
さらに山歩きは数時間にわたって隊列を組んで行動するのが普通で、黙々と歩いてもつまらないので、前後を歩くメンバーと他愛もないおしゃべりに興じる機会が多くなる。つまり初対面の人とでも気さくにしゃべれる社交術が備わっている必要があり、しかも数時間ネタ切れしないくらいの豊富な話題ストックを持っていなくてはならない。話さざる者、登るべからずという世界だ。
金銭感覚にも、山好き人間の特徴が如実に表れてくる。レインウェアやテント、ザックなどはすでに何個も持っているにもかかわらず、優れた機能を持つ新作が発表されるとつい買ってしまうというクセがある。ギアに高額をつぎ込む代わりに、普段の衣食住は質素に抑えるという傾向も強い。歩くこと自体が好きなので、駅から遠い物件に住んで家賃を安く抑え、その分を山の費用に使うという人が大半だ。
 
こうしてほんの少し取り上げるだけでも、ある趣味を中心とする社会人サークルとは、限りなく似た価値観を持つ人が集まる場だということが理解していただけると思う。
私の場合はたまたま登山・トレッキングサークルだったが、おそらく何の趣味であっても同じであろう。テニスサークルであれば、遠出が好きというよりは都心で気軽にできるスポーツを好む人が多く、勝ち負けがはっきり出るゲーム性を求める性格なのかもしれない。陶芸やポーセラーツなら、自分の世界をしっかり持っている芸術家肌が多く、長時間座って細かい手作業をすることをいとわない人。城ファンや古地図散歩好きなどマニアックなものについては、いわんやをやである。
似た価値観・同じような金銭感覚を持ち合わせた若い男女が定期的に顔を突き合わせ、好きな趣味の時間を共に楽しく過ごすのだから、恋愛関係に発展しないはずがない。実際に私は、件の登山・トレッキングサークルで出会った夫と結婚し、十数年たった今でも夫婦二人で近隣の山歩きを楽しむ仲である(てへ)。
 
ここで大事なのは、社会人サークルは学校の部活やクラブとは違うという点である。社会人サークルとは、文字通り「社会人=勤め人」が「貴重な休日を割き」、「わざわざお金を払って」参加するものであり、部活等とは比べ物にならないほどの能動的な場なのだ。なんとなくで来ている人は皆無で、すべてのメンバーが“本気”なのである。
本気と本気がぶつかればマッチング率はその分だけ上がることは疑いようがなく、へたな婚活パーティーに行くよりも、ぴったりの相手と出会える確率が何倍にも高まりますよ。ここまで聞くと、玉石混合の婚活パーティー会場で、「あの~ご趣味は……?」から始めるのがまどろっこしくなりませんか?
あなたの婚活を成功に導くのは、あなた自身が大切にしている趣味です。その趣味の社会人サークルには、きっと運命の相手が待っていますよ!
 
 
 
 
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2020-10-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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