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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:垣尾成利(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
小学2年生の時に夏休みの読書感想文コンクールで佳作に入賞した。
 
頑張って書いたけれど、嬉しくはなかった。
 
喜べなかった理由は、全部自分で書いたものじゃなく、父の指導の下で泣く泣く書いたものだったからだ。
 
ここが悪い、書き直し。
ここはこう書いたほうがいい、書き直し。
 
自分の言葉なんてほとんどなく、全部父が書いたような作文だ。
子どものコンクールに大人が出ているようなものだから、入賞したって当然だと思ったら喜びは薄かった。
 
この記憶が、私が作文を一生懸命に書いた一番古い記憶だ。
 
その後、高校生の頃にバンドブームが到来し、友人とバンドを組んだこともあって、音楽の歌詞に影響を受け、作詞の真似事をやった。
 
高校生の等身大の悩みがリアルに詰め込まれた、その時にしか書けない言葉がいっぱい詰まったノートは今も大切に保管していて、家族には中は見ずに棺桶に入れてくれと頼んである。
 
社会人になり、仕事のストレスの捌け口に匿名のブログを作って上司や部下の悪口を書きまくったこともあった。
 
どこかに吐き出さないと消化しきれないくらいマイナスな感情でいっぱいになり、押しつぶされそうになりながら書いていた。
 
SNSで、知り合いに向けて気持ちを書いていた時期もあった。
 
そして今も、毎日ブログを更新している。
 
これまでに書いてきた文章、目的はそれぞれだけれど、ひとつ共通点がある。
 
それは、誰かに見られるための文章を書く、という点だ。
 
いつも、誰かに読んでもらうために文章を書いていた。
とは言え、その思いは自己中心的な願望であって、誰かが読みたいと思う文章を書くという目線は完全に欠落していた。
 
今、天狼院書店のライティング・ゼミを受講して4か月16回にわたり毎週2000字の課題に取り組んでいるのだが、実は受講は2回目だ。
 
ライティング・ゼミでは、人に最後まで読んでもらえる文章を書くためのノウハウを学ぶことができるのだが、初めて受講した時は、とにかく大変で、毎回の課題を提出することに必死だった。
合格基準をクリアすると天狼院のサイトに書いた作文が掲載されるのだが、なかなか合格できない。
毎週2000字なんて書いたこともなくて、書くネタもあっという間に尽きてしまうし、不合格が続くと自分を否定されているような気になってくることもあった。
 
それでもなんとか16回全部提出し、それなりに達成感と充実感を得たのだったが、しばらくして再受講することにした。
 
よし! もう一度! と思ったのは、書くことが楽しかったのはもちろんだが、このゼミとの関わり方を間違っていたことに気付いたからだった。
 
多くの人がこのライティング・ゼミは文章の書き方を教えてくれる場だと思っていると思う。
 
言わば、料理教室のようなところ。
 
こうすれば上手な文章が書けますよ、とテクニックを教えてくれて、その通りにすれば、自然と上手な文章が書けるようになる、そう思っていると思う。
 
私もそう期待して受講したのだったが、教わった通りに書いてみてるつもりが、一向に上手な文章にならないのだ。
 
16回のうちの何回かは自分でも上手く書けたかな、と思えることもあったが、それは偶然書けただけで実力でもなんでもなかった。
 
講義の内容は実に幅広く奥深いもので、毎回初めて聞くような話ばかりで飽きることなく最後まで楽しく受講できたのだが、課題作成となるとその楽しく学んだことが活かせない。
 
美味しい料理を先生の指導の下に作ってみて、作り方や素材の選び方、扱い方も教わったのに、自分で作ってみるとなんか違って、薄かったり濃すぎたりして味がぼやけてしまったり、焼きすぎたり生焼けだったりして美味しくないように、上手に文章が書けないのだ。
 
その理由が最後まで分からなかった。
 
しかし、ゼミが終わってから、気付いたことがあった。
ライティング・ゼミは書き方を教わる場所じゃなかったということだ。
書き方だけじゃなく、書くことを楽しむためにどうすれば良いか、を教えてくれていたのではなかったのだろうか?
 
講義では、これでもかというくらいに書き方のテクニックを教わる。
だけど教わった通りに書いているつもりがなかなか上手くいかない。
上手くいかないのは、一番大事な楽しく書く事が欠けていたからじゃなかっただろうか?
 
美味しい料理を作ろうとして、難しい顔で台所に立って、食べてくれる人の評価ばかりを気にして、作ることの楽しさも、自分でその料理を味わうこともしていなかったように思えたのだ。
 
それでは書いていて楽しいわけがない。
レシピ通り、習った通りの作り方ではなく、作ることを楽しんだうえで、美味しいねと言ってもらえるものを作れた方が、もっと満足のいくものを作れるに違いない。
 
私は楽しく書くことを学び取れていただろうか? の答えはノーだった。
 
なので、今度は書くことを楽しむことを一番に考えながら学ぼうと思って、再受講することを決めたのだ。
 
この気付きのお陰で、書くことを楽しむ、を意識して取り組めていて、前回以上に充実した気持ちで受講することができている。
 
ライティング・ゼミは文章の書き方を学ぶことができる場だ。
けれど、もっともっと欲張って、書くことを楽しむことを一番に考えて書いていい場なのだ。
 
文章が書けるようになりたいと思う人からプロの作家まで、受講者は幅広い。
力量は違っても、書くことを楽しむ、という意識は誰だって持てる。
 
これから受講を考えている方は、書き方を学ぶだけじゃなく、書くことを楽しむためにどうすれば良いか? を学ぼうと思ってみれば、このゼミで学ぶ時間がもっともっと有意義な時間になるはずです。
 
今私は、書くことが楽しい!! と思いながら、2回目のライティング・ゼミを満喫しています。
 
 
 
 
***

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2021-02-28 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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