絶叫克服の手引き
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:土岐晴也 (ライテイィング・ゼミ4月コース)
皆さんは今度の休日にどちらへお出かけだろうか?
行き先として 遊園地という方がいるかと思われるが、その中でジェットコースターが苦手という人はどれくらいいるだろうか?
私はどちらかと言えば積極的に乗りたい方の部類であり、機会があればわざわざ乗りに行くほどである。しかし、少年時代は、命の危険を感じるほどに苦手な方であった。にもかかわらず、社会人になってから何故かジェットコースターを楽しむことに目覚めたのである。
きっかけとなったのは、20年程前にテレビ番組での米国の最新型ジェットコースターについての紹介だった。それは、当時日本にはなかったとてもユニークなもので、例えば、座席がレールに対してぶら下がるタイプや、自分がまるでスーパーマンの様に飛んでいる気分を味わえるタイプなど、好奇心をくすぐるものばかりだった。
その好奇心が抑えられず、実際に現地へ行き、乗ってみたりもした。そしたら、実に爽快で、病みつきになり4,5周ほどおかわりをしてしまっていた。
それからというもの、自分の中にスリルを求めるようになり、ジェットコースターのみならず、絶叫マシンと呼ばれるものは何でも試してみたいと思えるようになってしまっていた。
ただ、絶叫マシン全てが得意と言う訳ではなく、体質的に苦手なものもある。例えば、垂直落下系とか……。ここではっきり言えるのは、私は絶叫マシンの中でもジェットコースターは大得意であると宣言しておく。
遊園地へは、殆どは友人や家族で来ることが多いと思うが、一緒に来たはいいけど自分はジェットコースターが苦手だから一緒に乗れないというのはとても寂しい状況と言える。その状況を何とか改善・克服したいという方に、六つのアドバイスを伝授しようと思う。
一、ジェットコースターは安全な乗り物であると認識すること。
ジェットコースター自体はメーカーが乗客を安全に楽しんでもらうよう緻密に設計している。また、それを運営している遊園地では大きなトラブルが起こらないよう日々点検している上、万が一トラブルが起こったとしても乗客を安全に避難できるよう訓練しているから、乗客の我々は何も心配せず楽しむといいと思う。
二、乗る予定のジェットコースターについて動画で予習をすること。
ジェットコースターが苦手とされる方の殆どは、自分でコントロールできない事に恐怖を感じるからとされている。また、このさきに起こる出来事が予測できない事にも誰しも不安を感じることだろう。例えば、見知らぬ土地に事前の予習、地図なしに放り込まれたらどうだろう?恐らく皆さんは混乱して恐怖を感じることだろう。でも、もし事前に知っていた土地ならばなんてことはなく余裕と感じるだろう。ジェットコースターに乗ることも同じことが言える。予めどの様な乗り物で、どの様なコースを走り、どの様な挙動をするのかを頭にインプットすれば、実際乗った時にはある程度不安は無くなるであろう。YouTube等で先頭車両から撮られた動画が多くアップロードされているのでとても参考になる。
三、子供向けの優しいジェットコースターで体を慣らす。
いきなり動きが激しい上級編に挑戦するには無理がある場合は、ちょっと恥ずかしいかもしれないが、子供向けの緩いジェットコースターに乗り、ジェットコースターの動きに少し体を慣らしておくことも大事になってくる。慣れてくれば、物足りなさを感じ、次は……という思いが湧いてくる。
四、最前列の座席に乗るべし。
ジェットコースターに乗る際、一番怖い座席は、実は最後尾である。というのも最後尾は先が見えない上に、最初の落下時にトップスピードで落下する。また、ものすごく引っ張られる感覚を覚えるので、上級者には人気の場所ではあるが、これから克服する人にはお勧めできない。最前列に座れば、コースが読めるし、前に述べた予習の答え合わせも出来るわけだ。
五、力まずリラックスして乗る。
怖さのあまり力んでしまうと、かえって不快な浮遊感を感じてしまい、恐怖感が増してしまう。反対にリラックスして降下時やカーブを曲がるときに体を浮かせたり傾けたりすれば浮遊感は軽減される。手をバンザイさせることも浮遊感軽減におススメである。ちょっと怖いかも知れないが是非お試しを。
六、視線は常に先へ。
怖さで、目をつぶったり、視線を下げたりする人をよく見かけるが、それだとかえって恐怖感が増す。むしろ目を見開いて先を見るようにすれば、これから自分の乗った車両がどんな動きをするのかが予測でき、動きに対しての受け身の姿勢が取れる。これが出来れば、恐怖心は無くなり、代わりに爽快感を感じることが出来るようになる。
余談ではあるが、実はジェットコースターにも車と同様にピンからキリまであるが、インタミン社 (リヒテンシュタイン) やB&M社 (スイス) といった欧州メーカーのものは車両とレールの設計に力を注いでおり、スリルのみならず体に負担のかからない乗り心地をも追及している。富士急ハイランドやナガシマスパーランド等の大型遊園地で新しく導入されているものはこれら欧州メーカーのものが多いので、行った遊園地で新コースターと呼ばれるものがあれば積極的に乗ることをお勧めする。
ジェットコースターに対する苦手意識の克服は勿論本人次第だと思っている。どうしてもだめだと思えば無理をしなくてもいいが、もしかすれば私の様に何らかのきっかけが出来て、いつの間にか克服できていたなんてこともあるかもしれない。
乗れるようになれば、楽しみは無限に広がる。
でも焦らず、ゆっくり克服できる日を楽しみに待とう。
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