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BOOK Love 〜恋愛読書会はホームパーティーのような街コンだ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:佐藤良樹(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
「BOOK Love 〜 恋愛目的読書会!? 読書会なのに恋愛目的ってどういうこと?」
天狼院書店という本屋さんで文章を書く講座を受講している。将来はライターとしてパソコン一つで仕事をしたいと思っている。この書店は多くのイベントを行なっており、本の良いところを紹介し合う読書会を行なっている。いつもは、テーマに沿って思いつくものをイベントの参加者同士で紹介し合っている。今回の読書会はテーマが恋愛なのではなく、恋愛の出会い目的で集まった人が自分に似たキャラクターがいる本を紹介するというものだった。
 
そろそろ30代に突入する。結婚も視野に入るような出会いが欲しい。そう思っていた。ただ、街コンのように見ず知らずの人が複数人集まって出会いを探すイベントは初めてだった。いきなり見ず知らずの人と話すことができるだろうか? 楽しめるだろうか? 田舎出身者ゆえの場違いな雰囲気を醸し出してしまうのではないか? という不安が渦巻いていた。
 
しかし、天狼院書店が主催するイベントである。普通の読書会は楽しかったし、同系統のイベントだから楽しめるようにやってくれるのではないか? と思えた。しかも、普通の街コンであれば、男性が6000円で女性2000円のような、不平等な相場で行われているため、恋愛相手探しよりも友達と楽しくご飯目的で来ている女性が多いのではないかと思っていた。このイベントは男女ともに4400円で行なわれている。だから、女性がご飯目的で来ているのではなく、いい人を見つけたい! と一定の気持ちがあって望んでいる可能性が高いと思うことで気合を入れて臨むことができた。
 
当日、渋谷にある天狼院書店に行った。同日に全国の天狼院書店でも行われており、リモートで各会場をつなげているため様子を見ることができた。渋谷の天狼院カフェはおしゃれな空間が広がっていた。カフェだけでも利用しに来たいなと思わせてくれる素敵な空間だった。ドリンクをお願いし、席に着くとイベントが開催された。
 
BOOK Love 〜恋愛読書会はホームパーティーのような街コンであった。初めて会う人と話をするときに困るのが話題だ。どんな内容の話をしていいかわからなくなり、話がつながらず盛り上がらなくなってしまう。しかし、この街コンは読書会。本を日頃から読む読まないに関わらず、自分に近いキャラクターが出ている作品を探して紹介してくれる。この紹介がとてもユーモアに溢れていて話題探しに事欠かなかった。
 
同じグループになった人が、どんな仕事をしているのか、どんな価値観で生きているのかなど分かりやすく説明してくれるし、何よりも親身になって話を聞いてくれるので会話が弾んだ。グループ全員の紹介が終わる頃には、仲良くなっていて、まるで昔から知っていた友達をお家に呼んでパーティーをしているような雰囲気に包まれた。
 
プロフィールのようなものを記入する用紙が配られ、参加者の名前や紹介した本、その人の良いところを参加者の紹介を聞きながら記入した。いいところを探すという意識をつけることで、この人はこれとこれがダメで……。という自分には合わない人探しが行われにくくなると考えられる。だから、素敵な企画だと思った。何よりも、書いてもらえると自己肯定感が上がり楽しかった記憶が残るため、いい人見つからなかったからダメなイベントとはならず、周りからこんな風に見られていたのだとフィードバックがもらえることで、行ったことのメリットが残るので最高のイベントだなと確信した。書いた紙は書店員さんが回収し、個人にメールでお伝えするというということだった。こんな手間のかかる作業をしてくれる書店員さんには頭が上がらない。
 
年齢制限もないため、いろいろな世代の方と知り合うことができた。人には人の人生があり、その人となりを垣間見ることができてよかった。また、リモートで他の店舗の方とお話をする機会があり、名古屋の方と話をすることができた。実際に名古屋の方といい感じになったときどうなっちゃうのだろう? 東京から名古屋まで新幹線で1時間半ほど、会えない距離ではないな。でも、金銭面の負担がデカすぎるのではないか? 櫃まぶしを食べたり、新しいカフェを教えてもらったりもできるかな? という甘い妄想も膨らませることができた。料理研究家リュウジさんのレシピで作られた料理はとても美味しく、このご飯も参加者の心を弾ませていた。そうこうしているうちに、あっという間に終了の時間がやってきた。
 
最後には告白タイムが設けられていた。気になる本の紹介をする=その人が気になっていますというルールが設けられていたが、そんなことが頭から抜けるくらい面白そうな本の紹介をする人ばかりで選ぶのが難しかった。
 
新しい本や人との出会いがあり楽しい時間となったし、何よりも気になる女性を見つけることができた。その方は、私の夢に近い生活をすでにしていて、もっと話が聞きたいと思った。2日後を目安に来るという、お繋ぎメールが待ち遠しい。意中のその方とつながることはできるのだろうか? ドキドキとワクワクが止まらない。

 
 
 
 
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この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2022-08-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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