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メディアグランプリ

天狼院書店は人生をじわじわと変えてくる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:山田 隆志(ライティングゼミNEO)

 
 
本文
8月7日をもって44回目の誕生日を迎えることになる。ちょうど昨年の8月8日に初めたライティングゼミ夏季集中講座からまるまる一年天狼院にどっぷりと浸かっていたとは。
 
いまでこそいろんなゼミでお世話になっているが、スタートしたときは幼児がはじめてプールの水に顔をつけるようにおっかなびっくりやっていたものだ。一年が経とうとするが決してスイスイと自由形で泳ぎ切れるわけではなく、今でもおぼれそうになりながら必死で泳ぎ続けている。
 
きっかけはオンラインサロンで知り合った一人のおばちゃんの自慢話だった。いつもは人の自慢話など話半分で聞いているような性分だが、赤の太文字で「今日ぐらいは調子に乗らせてくれ!!」とものすごく圧をかけて自慢してくる。
 
よほどうれしいことがあったのだろう。ここまで清々しく自慢をされると、聞いてみたくなるし応援したくなってくる。
 
「天狼院メディアグランプリ 優勝!!」
 
「なんだと!!」、寝ぼけたままスマホでおばちゃんの投稿を見ていたが、一瞬にして目が覚め、そのままリンクをたどってみる。
 
確かに上手い。2000文字の文章に自分の娘さんの置かれている境遇の中への愛情が存分に詰まっている。ここで内容に触れるのはやめておくが、娘さんも知っていることもあってか涙が出そうになってしまった。
 
「この人こんなに文章上手だったたっけ??」
 
当たり前のことだが、「メディアグランプリ」と言っているのだから2位も3位も存在する。恐ろしいことに全員上手い。他の人は全然知らない人なんだけど、しっかりと読んでしまって、しばらく放心状態となってしまった。
 
私もブログやツイッターにインスタグラムといろいろやってきたのだが、こんな文章は久しく見ていない。しかも、あのおばちゃんにインスタの楽しみ方を教えたのはオレだぞ。
そんなおばちゃんが、まだ見ぬ文章のプロフェッショナルを抑えて優勝するってどうなっているんだ。
 
そのおばちゃんの文章をもう一度読み返しているうちに、沼への落とし穴のボタンを押してしまった。
 
「人生を変えるライティングゼミ 申し込みはこちら」
 
 
 
こうして8月7日に43歳の誕生日を迎え、翌日ライティングゼミ夏季集中講座がスタートし、沼におっかなびっくりと足を踏み入れた。
 
ライティングゼミの講座は勉強になることばかりであり、ずっと謎だと思っていた「ABCユニット」も納得感をもって理解したつもりになっていた。よくあることではあるのだが、講義を聞いているだけで、自分の文章が上手くなったような気がした。
 
ライティングゼミの夏季集中講座というのは通常は4か月かけてじっくりと習得すべき講座を2週間に凝縮させて一気に詰め込む形式だ。飽き性な私にとって4か月かけるべきところを2週間集中させることはうってつけだったのだろう。
 
4か月で習得すべきことを2週間に縮めることはどういうことなのか?
 
驚くべきことに2000文字の課題提出を10日間毎日提出するという過酷なミッションに足を踏み入れることだった。
 
課題提出の説明の際に先生はこんなことを言っていた。
 
「ライティングゼミの課題提出は厳しいです。最後に合格することを目指してください」この言葉で謎のスイッチが入り、「私の文章は落ちるわけがない」と自惚れに似た感覚で2000文字の課題を提出した。
 
ところが現実は厳しく、私の提出した2000文字の文章は私の想いとは裏腹にものの見事に全部落ちてしまった。
 
落とされているときの言葉はいつもこうだ。
「読者サービスがたりない」
 
なかには「書いていて苦しそうだ」とまで言われてしまったこともある。
 
おそらく5回目か6回目ぐらいだと思われるが、ネタも無くなり始めて少し書いては「文字カウント」ばかりを見ながら、必死に空白を埋めていた。
 
小学生の頃の読書感想文のようにただマス目をひたすら埋めていたかのように
 
ライティングの課題に落ち続けることよりもショックだったのが、私と同じ時期にライティングゼミの門を叩いたはずの他の生徒全員文章が上手に見えた、それでも課題に合格できない人もいるという現実だった。
 
私には文章は向いていないのか……
 
あのおばちゃんと同じように、ただ仲間に認められたいだけだったのに……
 
悔しい……
 
 
 
怒涛の夏休みが終わってからは、ライティングを離れて「時間術講座」にひっそりと受講していた。ライティングからはしばらく離れていたものの天狼院そのものとは、どうにかつなぎ留めたいと思って他の講座を受講したのだろう。
 
時間術に至っても例のやたらと長いが不思議と最後まで読まされ、気が付いたらPayPalをポチってしまうという恐ろしい文章がきっかけだった。
 
振り返ってみるとライティングゼミを受講して人生を変えることは実感できていないものの、ただ漠然と「変わりたい」と思っていたのかもしれない。
 
事実として時間術ゼミを受講しているうちに、毎年のように発症する「会社辞めたい病」もいつの間にか治ってしまった。
 
時間の使い方を意識するようになり、口癖のように言っている「時間がない」という感覚も薄まり、自分のスケジュールも案外空白があるのではと思い始めた。
この年は、コロナの真っ只中でありながら43歳になってからはいつもより充実していた気がした。
 
しかし、私は更なる変化と拡張を求めていた。
 
そして、一人きりのクリスマスの日、珍しく天狼院から1本の電話がかかった。
 
「天狼院ライターズ倶楽部 入試をはじめます」
 
なんも脈略もないお題を告げられ、「2時間で5000文字程度の文章を提出せよ」となかなかにハードなお題を投げかけてくる。ライティングゼミで全敗に終わった課題提出だけあるので、入試の突破は決して簡単ではないだろう。
 
ひたすらにキーボードをたたき続けた。決して文章の質は良いと思えないが、人生で最も早いタイピングだったのかもしれないぐらい無我夢中だった。
 
「ライターズ倶楽部の入試にチャレンジいただき誠にありがとうございました。厳正に審査をしたところ合格といたしました。」
 
「えっ?」流して読んでいたメールだが、思わず2度見してしまった。
 
「不」の文字は確かに入っていない。間違いなく合格したようだ。
 
年末最後の最後にサプライズが待っていた。ふて腐れて諦めかけていたライティングがこんな形で認められると思っていなかった。
 
こうして、私の2021年が終わった。終わりよければすべて良しで、近年まれにみる充実した年末を迎えることができた。
 
 
 
誕生日に恐る恐る天狼院沼に足をつけたわけだが、年が明けるころには沼が段々と深くなり、いつの間にやら膝まで浸かってしまったようだ。
 
この年、ライターズ倶楽部・ライティングゼミNEOと文章書くことにどっぷりつかることになった。毎回お題が決められた中でも5000文字はかなり大変だった。
ライティングゼミでも他の受講生全員の文章が自分より格段に上手だと感じたが、ライターズ倶楽部になってしまうとそれ以上だ。一緒に受講する人の中ではなんか聞いたことのある方も数人見かけることになり、ものすごい刺激的で場違いな場所に来てしまったような感覚を覚えたようだ。
 
ライターズ倶楽部に参画するようになり、私の文章がはじめて天狼院のWebサイトに掲載された。思わず何度も何度も読み返してしまうほど刺激的であり、文章を書くことが楽しいと感じることができた。
 
それとは裏腹に、文章がネタ切れを起こして書けなくなる度に、課題が不合格になるたびにもっとうまく書けるようになりたいという気持ちが強くなってきた。
 
この辺りから自分の内面から沸き起こる「変わりたい、成長したい」という気持ちが強くなっており、天狼院沼がより深くなり始めている。
 
天狼院と深く付き合っていると、文章を書くこと以上に「本を読む」ことに対する圧が強くなってくる。「国民の読書量を200パーセントにする」と息巻いているぐらいだけあって、いろんな形で仕掛け始めてくる。
 
ライターズ倶楽部でなかなか文章が書けませんとスタッフの方に相談したら、間髪入れずに「12の読書術」を申し込むことになり、年間で10冊読むかどうかの読書量の私でも、3か月で倍の20冊を買ってしまうようになってしまった。
 
 
 
5000文字の文章を毎週提出することは不合格を連発しながらもこなすことができたが、メインイベントである企画会議になると何も思い浮かばずに、他の受講生のチャレンジを聞いていただけで、完全に置いてきぼりにされた。
 
思えば、社会人になってからの私は良くも悪くも与えられた課題をただ忠実にこなしてきた人生だった。20年間愚直にやってきた成果でもあるので、それなりの評価をいただいているはずなのだが、自分で面白い企画を組んで提案することがずっとできなかったことをいまさらながら後悔を覚えていた。
 
社会人になるときには、大雑把なながらにも「何か面白いことをやりたい」と思って社会に出たはずだが、いつの間にかただ愚直に与えられたことをこなす毎日になっていた。
それだけライターズ倶楽部での活動が刺激的であり、「いつか俺も」という気持ちが強くなってきたのだろう。
 
そんな気持ちを知ってか知らずか、天狼院が気になる講座を次から次へと発表している。「ハードワーク」やら「企画術」やらと私が必要だと感じているものを出しているので、新講座が発表されるとほぼ同時に申し込んでしまっている状態だ。
 
最初のライティングゼミを受講するころには、自分に合うのだろうかと始めることに臆病になっていた。今では天狼院で発表される講座を「受講しない」ことに臆病になっており、受講しなかったら学びを取りこぼしてしまうような恐ろしさを感じ始めてしまっている。
 
こうやって、天狼院沼にズブズブとハマって、まるまる一年を迎えることになる。
 
この一年でどのくらい変わってきたのか?
 
下手くそながらも5000文字近くの文章を書けるようになってきた。年間で10冊に過ぎなかった読書量が3か月足らずで超えてしまうようになった。時間の意識も変わり残業量も減ってきた。使える時間が増えた分だけ、大量の講座を消化できるようになった。
 
なぜだかわからないけど、車通勤が徒歩通勤に代わって毎日10000歩ウォーキングが欠かせなくなった。
 
一番の被害がモンハンの時間が減ってしまい。週一になってしまった。
 
なるほど、天狼院にお世話になってから随分と習慣が変わるようになった。
 
けど、「人生が変わる」っていうのは言いすぎじゃないの?
 
 
 
天狼院に参加していると、店主が時々変なことを言い出し、それが企画となりなぜか知らないけど、いつの間にか巻き込まれてしまっている。
 
7月には「Book Love」なるお見合いパーティーみたいなことが始まった。なんでまたそんなことを始めるんだと訝しげに見ていたが、100人集めて40組のカップルを成立させると息巻いている。
「人生を変える」ライティングゼミといっているけど、5000文字の文章を書くとか読書量が倍になるというの下準備なのか?
 
それとも、ホントにオレの人生を革命レベルで変えてくるのか?
 
とりあえずBook Loveに参加してこよう。
 
この先の未来に何が起こるのだろうか

 
 
 
 
***
 
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