メディアグランプリ

人生の迷子になって、絶対麗度に出戻ってきた《絶対麗度ライティング》


*この記事は、「絶対麗度ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

絶対麗度ビューティー・レコーディング・ラボ

 

記事:春紀沙和(絶対麗度ライティング)

 

「この異動、マジで最悪!」

 

3月末、人事異動を言い渡された。

 

花形でも出世につながるわけでもない部署で4年間働いてきたが、データを扱う仕事はやりがいがあったし、後半からは職場の人間関係も良くなり、プライベートとの両立もできていた。

 

「ライブイベントも落ち着いたし、そろそろ妊活」なんて考えていたところ。

 

だからこそ、来年度も残留したいと上司に何度もお願いしていたが、

そんなものは、巨大怪獣みたいな組織の前では、アリ1匹以下の小さい要望。

 

笑えるほど、簡単に踏みつぶされた。

 

しかも、異動先は学校の事務。

学校全体の予算管理や学校内で行われる工事の立ち会い・調整業務、他の諸々の雑務、が担当らしい。未経験の業務ばかり。

 

(ちなみに私の勤務先では、全く畑違いの部署への異動は日常茶飯事なので、今回の異動は珍しいわけでもなく、むしろ普通)

 

トドメは、片道2時間通勤。

 

「これって、クビ宣告なのか? 小さい子どもがいる職員は残留しているのに。今年、前厄だからかな。1、2年後に実家近くに引っ越す予定と人事希望調査書に書いたのが不味かったのかも……」

 

奈落の底に突き落とされ、ネガティブな考えだけが頭の中を巡り、泣きながら家に帰った。

 

5時起きの6時半前に家を出る生活がスタート。なんとか通ってみた。

新しい仕事内容をただただ覚える毎日だが、人間関係は、今までの社会人経験の中では、そんなに悪くはない。

 

でも、それでも、無理だった。

 

帰宅後に自炊をするのが楽しみだったのに、眠る前に夫と何気ない話をするのが好きだったのに、なんにもする気が起きない。

 

次第に、家を出る直前に胃が痛くなって動けなくなり、数時間遅刻の出勤が続く。

 

「これ、続けられない」

 

夫と両親に相談した。

3人の許可を取って、平日は実家から通い、金曜夜は夫の家に帰り、日曜夜遅くに実家に向かう生活をすることにした。好きなことを奪われたうえに「二拠点生活と週末婚」という、ただただ迷惑な贈り物を押し付けられた気分だった。

 

でも、最大の問題は、異動してから、何度も悪夢にうなされること。

 

私には、小学校時代に良い思い出が殆どない。

 

かなりの引っ込み思案で、可愛くなくて、運動音痴。 からかわれ、イジワルをされることが多かった。友達も少ない、というか、ほぼいなかった。

 

夢の中で、小学生の姿のままのイジメっ子が気持ち悪い笑みを見せてくる。

 

そして、大人の姿をした私に「お前のことが嫌いだから、お前の家族の個人情報を晒してやる」と脅してくる。

起きた後は、涙が止まらない。

 

何をやってもイケてなかった自分を思い出す日々。

 

築50年超の、あらゆる箇所にガタが来ている校舎。

給食や下足箱の匂いに、木製の扉。

先生達がぎゅうぎゅうに詰め込まれた職員室。

砂埃が舞う運動場。

子ども達の声や校舎中に響き渡る校内放送の音。

 

「全部、キライ!」

 

私にとって、学校で働くということは「たくさんの忌々しい記憶を呼び起こす」ことだった。

 

常にやってくるイライラと体調不良から、夫に当たり散らすことも増え、会えばケンカばかり。

夫は、一生懸命仕事もして、家のこともこれ以上にないくらいやってくれているのに。

 

挙げ句の果てに「今のあなたを見ていても、全く尊敬できない」と言われる始末。

 

こっちだって、今の自分が最低最悪なのは、分かってるし。

 

心療内科の先生からも「過去のトラウマから、フラッシュバックが起きている」と診断され、それを抑える漢方薬と精神安定剤、そして睡眠薬を処方される。

ここ1年間は、長年の心療内科通いから解放されていたのに、再び「定期的な病院通いと服薬」の振り出しに戻る。

 

望まぬ週末婚と強度のストレス。当然ながら、妊活も上手くいかない。

 

そもそも、子どもが欲しいのかどうかさえ、分からなくなってしまった。

 

なんとか仕事を続けながら、迷走気味に、色々な人の講座を受けたり、スキマ時間に本を読んだりする。

 

色んな人達から「じゃあ、あなたは何がしたいの? どうありたいの?」

と聞かれる。

 

そして、自問自答もしてみる。

「私って、どう生きたいの? どんな人になりたいの?」

 

……もう、全然、分かりません。

 

完全に、人生の迷子になってしまった。

 

2年前の絶対麗度ラボに参加していた時は、彼氏はおろか、恋愛の「れ」の字もなかったのに、今の夫と出会い、付き合い始めて1年後に結婚した。

だからか、私は、絶対麗度ラボや秘めフォト界隈では「上手く行った人の1人」として取り上げられることが度々あった。

 

そんな人間が、今はこのザマだ。

 

あの頃、みなぎっていた自信や自己肯定感みたいなものが、影も形もないまでに消え去ってしまった。

 

でも、これだけ情けない姿で日々を過ごしていても、

「また秘めフォトに参加し続けたら、人生が好転するかな?」なんて淡い思いと、

「このどうしようもない無様な私を、ありのままに、誰かに晒したい」

という気持ちが、少しずつ生まれてきた。

 

ただのバカな変態だと思われるかもしれないが、晒してしまうことで、心が楽になるかもしれない、とも思った。

 

どうしたいか、どうなりたいか、どうありたいか。

 

今の私は、全ての解像度が低くて、なかなか行動に移せていない。

 

でも、解像度は低いなりに

「できるだけ毎日ご機嫌で過ごしたいし、夫にもハッピーでい続けてほしい」

「身も心もキレイでありたい」

「今の仕事を辞めて、転職したとしても、お金に困らない人生を送りたい。自分のためにも、夫のためにも、まだ見ぬ子どものためにも」

 

という願望は、持っている。

 

苦しいことも多くて、なかなか思い通りに行かない中でも、

どうやら、私は、諦めが悪くて、欲深い女かもしれない。

 

「このまま終わるなんて、良いワケない。この人生、なんとかして、変えたい」

 

いつの間にか、松下さんに「また絶対麗度に参加させてほしい」とDMを送っていた。

 

ということで、人生の迷子になり、絶対麗度に出戻りを決めた私は、自分が思う「幸せ」と「絶対麗度」を再び追い求めることにした。

 

まだ、絶対麗度セッティングシートも書けていないし、参加者の皆様の投稿に尻込みしてしまい、ジャーナリングも1つも投稿できていない状態。

おまけに、2年前みたいに、撮影には定期的に参加できないし、ボディメイクも肌のお手入れも疎かになっている、なんともお恥ずかしい有り様。

 

でも、できることから、一つずつ、始めてみる。

 

こんな私ですが、絶対麗度ラボの皆さま、どうぞよろしくお願いします。

***

この記事は、天狼院書店の「絶対麗度ライティング」にご参加の方が書いたものです。


お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「天狼院カフェSHIBUYA」

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F
TEL:03-6450-6261/FAX:03-6450-6262
営業時間:11:00〜21:00


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜20:00


■天狼院書店「名古屋天狼院」

〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-5-14先 レイヤードヒサヤオオドオリパーク(ZONE1)
TEL:052-211-9791/FAX:052-211-9792
営業時間:10:00〜20:00


 

2026-08-28 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事