メディアグランプリ

ライティング・ゼミの真の目的は「文章を最後まで読まれるようになる」ことじゃない。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:たけしま まりは(ライティング・ゼミ平日コース)

 
 
受かったぁ!  嬉しい! うわあぁぁ!!
落ちたぁ! 悔しい! うわあぁぁ!!
毎週1回、4ヶ月間で計16回。どちらかの気分にさせられるのが、天狼院ライティング・ゼミの醍醐味だ。
今年の2月、ブログのアクセス数を上げるためにライティング・ゼミの門を叩いた。
このゼミに出会ったとき、冗談じゃなく運命だと思った。東京天狼院は偶然にも自宅のすぐそばにあり、ライティング能力はいまわたしがいちばん欲しいものだったからだ。
わたしはこれだ! と思い、2月開講のゼミにもかかわらず12月に申し込みを完了させた。
 
わたしは人生を変えたかった。
志望と違う職種で社会人になり、7年目。転職活動をしたり異動願いを出したりあれこれ行動していたけれど、好きなことを仕事にできてはいなかった。
平日は淡々と仕事をこなし、飲み会で愚痴を吐き、現状に不満をたれつつ年を重ねる……。
わたしの人生、このままでいいのだろうか。
今年で28歳。30歳までにはこの気持ちにケリをつけたい。
わたしはそんな思いでライティングの世界に飛び込んだのだった。
 
ライティング・ゼミは第一講から「目からウロコ」の連続だった。
え! 本当に起承転結いらないの!? 語彙力増やさなくていいの!?
講師かつ店主の三浦さんはそう断言する。文学部出身のわたしにとってその言葉は衝撃だった。
衝撃が冷めないまま、あっという間に第一講が終わる。
直後の感想は、わかったような、わからないような……。
こんな調子でライティングができるだろうか。不安ばかりがこみ上げた。
 
ライティング・ゼミでは課題として毎週2000字の記事を提出しなければならない。
課題は担当スタッフが確認し、「合否」を決める。合格であればWEB天狼院書店へ掲載され、不合格であればなぜダメなのかフィードバックされる。
 
第一講を終えて早速わたしは動画で復習し、ライティングの練習を重ねた。
しかしいざ実践となると難しい。「ライティングは自転車に乗るようなものだ」と三浦さんは言うが、まさにその通りだった。
早い子だと5歳くらいから自転車に乗れるようになるが、わたしは小学2年生までかかった。きっと習得には時間がかかる。焦らずにやるしかない、と腹をくくった。
 
2週に1度講義を受け、毎週課題を出す日々は、なんだか時の流れがおかしかった。
ライティングのネタを探し、ああでもないこうでもないと唸っていたらいつのまにか一週間経ち、締め切り間近になっていた。
おかしい。ライティング・ゼミをはじめる前はものすごく暇だったのに、暇と思う余裕がない。この4ヶ月は常に課題のことばかり考えていた。次は何を書こう、どうしよう……と始終唸らされていた。
 
自転車に乗れるようになるためには、どうしても転ばないと身につかない。
ライティングも同じだった。めちゃくちゃな文章を書いては耳痛いフィードバックを受け、精神的に派手に転んだ。
自転車にしろライティングにしろ、転ぶのは嫌だ。痛いし、苦しいし、恥ずかしいし。
でも、だからと言って諦めたくない。
どんなに恥をかいても「課題は絶対出す」と決め、ひいひい言いつつネタを出した。
 
そしてあっという間に4ヶ月が過ぎた。鍛錬が足りないだけかもしれないが、いまだに自信を持って「ライティング能力が身についた!」とは言い切れない。
前回だって「コツをつかんだかも!」と調子に乗ってボツになった。今回も手応えがつかめないまま書いている。
 
そんな状態にもかかわらず、先日、なぜかわたしはライティング・ゼミのプロフェッショナルコースの入試を受けた。
通称「プロゼミ」はライティング・ゼミ受講生が対象の「本気でプロになりたい人」向けの上級ゼミだ。ライティング・ゼミで書くことの楽しさに目覚めたわたしはさらなる高みを目指し、プロゼミに挑戦しようと決意してしまったのだ。
 
プロゼミの入試は5000字を2時間で書くというもの。
2000字書くので精一杯なのに、5000字を、2時間で書くなんて。
「即興」はライティング・ゼミで習うけれど、習っただけで体得したわけじゃない。
わたし本当に大丈夫なの? と思ったのは試験が始まってからだった。
うわあぁ! どうしよう! やばい!!
わたしの「やばいセンサー」が警告音を鳴らす。猛烈な緊張感が襲う。
そういえば、筆記試験なんて、学生ぶりだわ! できるか、やれるか!? うわあぁぁ!!
 
ずっと緊張しっぱなしの2時間だった。終わってしばらく呆然とした。
……手応えは、全然なかった。
試験を受けながら、自分の実力不足を思い知った。
まだまだダメだ、と痛感した。そしてすごく悔しかった。
 
ライティング・ゼミの目的は「2000字の文章を最後まで読んでもらう」ことなのだが、わたしはプロゼミ入試を受けて、ライティング・ゼミの真の目的に気がついた。
 
ライティング・ゼミの真の目的は、「悔しさ」を自分の中に植えつけることだ。
 
ライティングを通して、わたしが伝えたいことは何か、心からやりたいことは何なのか、否応なしに向き合わされ、本当に苦しい日々を過ごした。
しかしもうやめよう、とは一度も思わなかった。
それは書くことの楽しさに目覚めたことと、毎回「もっとやれた!」という悔しさが絶えずあったからだった。
自分の欲しいものに近づいているからこそ、足りないものを感じて悔しさがこみ上げる。
そしてこの悔しさは、わたしを突き動かす原動力になっていた。
 
わたしが4ヶ月かけて手に入れたのはそんな「悔しさ」だったのだ。
 
これから天狼院のライティング・ゼミを受けようとしている人、とくに「人生を変えたい」と思っている人はかなり過酷な「自分との戦い」が待っていることを覚悟してほしい。
しかしこの戦いの先には、ライティング能力だけじゃなく、本当に自分のやりたいこと、やらなければならないことが見えてくる。
自分の「人生を変える」ひとすじの光が、ゼミを通してはっきり見えてくるはずだ。
 
プロゼミの選考結果はまだわからない。
けれど、わたしはこれからも書き続けると自信を持って言える。
なぜならわたしは「人生を変える」ための光を、たしかに感じているからだ。

 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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http://tenro-in.com/zemi/47691

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2018-06-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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