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旅はダイバーシティ!お金をほとんどかけずに速攻で幸せになれる方法


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:帆足 和美(ライティング・ゼミ土曜コース)

旅をする人が随分増えてきて、もう「世界一周したよ!」という言葉にもあまり衝撃を受けなくなったのは……私だけだろうか?

とは言っても、私自身が世界一周を経験した訳ではない。

たとえば、世界を旅しながら仕事をしている著名な人のイベントに参加した時には
同じテーブルの参加者のうち、なんと半数以上が世界一周経験者だった。

ビジネス勉強会を主催している先生は、元チーフパーサーだから世界一周どころではないし、
息子の同級生も、私の友人も、そのまた友人も、世界一周経験者だ。

私の交友関係だけでなく、ネット上も旅ブログや旅ビジネスがあふれている気がする。

ほんの数年前まで。世界一周の旅をするのは、お金持ちだけだという感覚だったのに、
色々な方法でそれを実現することが出来るのは、旅そのものの定義が根底から覆ったからに他ならない。

世界一周とまでいかなくとも、旅自体がもう特別なイベントではなくなってきているのだろう。
旅もダイバーシティの時代なのである!

もちろん、今まで通りのバカンスみたいな旅がなくなった訳ではないと思う。
新婚旅行だってあるし、卒業旅行もある。日常から逃避して心身ともに癒す旅も、それはそれで必要だと思う。

旅で何を得たいかは人それぞれかも知れないが、
もしも旅の定義付けを本当に幅広く考えたなら、距離をともなう旅だけが「旅」ではないのではないか?

なぜなら、旅を生活の一部とする人が増えたからだ。
生活ということは生き方でもある。

多様化していく旅を、もっともっと自分なりに取り入れて身近に捉えてもらうために
ちょっとおかしな提案をしてみようと思う。

それは「イメージの旅」

お金をほとんどかけずに、速攻で幸せになれる旅なんです!! と言えば
あなたはどう思うだろうか?

実際にその場所へ行く、距離をともなう旅には、どうしても移動や滞在のお金が発生する。
だけどイメージの旅なら、今すぐ妄想して行くことが出来るのでお金はほとんど掛からないし、疲れもない。

「なんだ、そんなことか。」とバカにするかも知れない。
だけどこれを虚しいと決めつけるのは、ちょっとモッタイナイ!

私たちはどうしても目に見えるもの、触れるもの、を優先して信じる傾向があり
それが現実の世界として捉える癖がある。

しかし、電波も光も香りもそうだが、私たちを取り巻く世界には見えないものの方が多い。
目に見えるものは宇宙にある物質のうち、ほんの4、5パーセントだと言う。

見えない部分を思い切り楽しめる日常にしてしまえば、もっと幸せな気分に満たされる。
妄想や夢は現実逃避ではなく、距離をともなう旅の先取りとなるのだ。

もう少し詳しく説明していこう。

人が旅に出たい理由を突き詰めると「経験などから得たい感情を得るため」だと思う。
幸せな感情をその人なりに感じたいから。

距離をともなうからこそ、想像もしなかった経験や出逢いがあり、
そこから想定外の感情がたくさん得られるのは確か。だから距離をともなう旅もどんどんすれば良いとは思う。

だからと言って、お金が溜まるのを黙って待つ必要もないし
旅に出ている人を羨みながら、毎日を疲弊して過ごす必要もない。

旅は生活の一部、 ということは
生活は旅の一部、 でもあると言うこと。

枕カバーや寝具をホテル仕様にするのが流行ったような気がするけど、
それは単に寝心地を良くして良質な睡眠をとるためと決めつける必要もない。

お気に入りのホテルに滞在しているかのような空間を創り出せば
毎日、旅に出られるじゃないか!

朝、目覚めたら飲むコーヒーも
手挽きミルにかえてみたら、とんでもないぐらい豊かな時間になった!

これは「毎日を旅先のように暮らしてみる」と決めて私が実践してみたこと。

実を言うとこれは高級ホテルのスタッフとして働いていた息子から、ヒントをもらった。

彼は賄いでホテルの食事をしていたし、社員の仮眠室は最高級の寝具だった。

これを私も(単に羨ましがるのではなく)日常に何とか取り入れてみようと頭を捻って考えたら
予想外に毎日が旅先のように楽しくなったということ。

妄想苦手な私だったので、イメージを実感しやすいように工夫した結果でもある。

そして、しばらくすると……それが副産物まで持ってくることに。

旅に出る事のハードルがなくなってしまったのか、日常との境がなくなったのか。
気付けば月に一度、仕事を絡めて旅に出るようになってしまったのだ!

毎日を旅先のように暮らし、旅先で日常のように過ごす。

もう、妄想や夢が虚しいだなんて思う要素はどこにもない。

こんな生き方をするようになって気付いたのは、私自身の幸せの感度が上がっているということ。
旅を私なりの捉え方で定義するならば、「人生そのもの」なのかも知れない。

あなたにも、あなたなりの方法で、もっともっと気軽に旅を楽しんでもらえたら素敵だなと思う。

妄想が苦手でも、イメージの旅で日常を豊かにするという
旅行代理店でも始めようかな?

なんて妄想を重ねる、何気ない日常の朝。

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2019-01-19 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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