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READING LIFE ver.20220208 読書特集号PROTOTYPE版

【特別無料公開中】〜読書の有益性〜なぜ、仕事とプライベートを豊かにしようと思えば、読書は必ず必要になるのか?《特集①なぜ、人生に読書が必要なのか?》


 


記事:三浦崇典
   (天狼院読書クラブ/TENRO-IN BOOK CLUB グランドマスター)





 ちょっと、思考実験にお付き合いください。

 高校や大学を受験するとき、もし、教科書や参考書、問題集がなかったとしたら、受験に合格したでしょうか? 資格試験でもTOEICでもいいです。
 おそらく、合格は不可能だったという答えになるでしょう。

 しかし、それはなぜでしょうか?

 別に、教科書や参考書、問題集などの“本”が存在しなかったとしても、目的を達成することができれば、人生にとって問題ないのではないでしょうか。
 世の中を見渡して見ても、月に1冊も本を読まない人が数多くいます。けれども、その人たちが本を読む人よりも決定的に不幸せかと言えば、そうでもないでしょう。もしかして、大人になって1冊も本を読まなくとも、幸せな人生を全うする人が数多くいるのは間違いないことでしょう。
 なぜ、それでもなお、人生に読書が必要なのでしょうか? 多くの人が、必要だと感じているのでしょうか?

 実は、答えは明瞭です。

 読書をすると、“得”をするからです。もっといえば、読書は費用対効果、つまりは、コスパが極めていいからです。コスパがいいことを知ってしまえば、やめることなどできなくなるからです。そう、便利だから、人は読書をするのです。
 最初の設問に戻ってみましょう。受験のとき、教科書や参考書、問題集などの“本”が存在しなければ、単に不便なのです。すべての科目のすべての課題の解決を、教師の授業から得ようとすると、とても全範囲を網羅することができません。また、教師も、すべてをまんべんなく、十分なほどに教えられるはずもありません。となると、勉強で得られる知識のほとんどは、自分で“本”に向き合っている時間に得られているということになります。
 教師は、よほどのことがない限り、土日は授業をしてくれないでしょう。マンツーマンで毎日指導してくれるわけでもありません。だとすれば、いつでもどこでも学習できる“本”は、非常に便利でコスパがいいツールということになります。これは、紙の書籍に限ったことではなく、電子書籍でもYouTubeでも、スタディサプリでも一緒です。これらの利便性が、受験には必要不可欠となります。

 では、受験をやらなければ、読書は必要なくなるのか?
 決してそうではないでしょう。

 なぜなら、人生にはいつの時点でも、解決しなければならない課題が山積しているからです。これを解決するために、便利でコスパがいい問題解決法として、決して外せないのが、読書なのです。

 たとえば、家事をするとして、料理のメニューを増やす際に、プロの料理人から直接始動されることができればそれに越したことはないでしょうが、プロの料理人がいつもあなたの台所に来てくれることはないでしょう。代わりに、プロの料理人が書いた本があなたを助けます。初めての育児に困ったときに、育児のプロが毎日家に来てくれるなら、それに越したことはないでしょう。けれども、財力的にも、時間的にも、それは決して費用対効果がいいものではありません。けれども、育児のプロが書いた本なら、いつでも参照できます。
 仕事に至っては、言うまでもないことでしょう。部下を持ち、リーダーシップで悩んだときには、それを助ける本があります。しかも、先生を一人に絞ることなく、様々な著者が提示する問題解決方法を、比較しながら試すことができます。これは、非常に便利なことです。
 たとえば、不幸にも何らかの病気になった際に、どの医師にかかるべきは、あるいは、それがどんな病気なのかを知るために、一度、本で調べることは、極めて効率がいいことでしょう。本で調べていれば、セカンド・オピニオンのチャンスも逃さないかもしれません。
 大学の卒業を控えて、ちょっと大人のメイクをしようと思ったときに、気兼ねなく参考にできるのは、本です。対面でコミュニケーションするのが苦手な人も、本でなら、必要な知識が得られます。

 それでは、なぜ、本は便利なのでしょうか?

 図で考えると、非常にシンプルです。実は、本の有益性は、たったひとつの矢印で示すことができるのです。

 たとえば、受験勉強や語学の勉強、資格試験の勉強や、プログラムの勉強、カメラの勉強やライティングの勉強は、「0」から「+」のプラス・ベクトルで示すことができます。これが“有益”なのは、いうまでもありません。

 ところが、悩みの解消や、病気の問題解決など、「―」の状況に置かれているのを「0」に戻すのも、同じ、プラス・ベクトルで示すことができます。

 両者は、スタート位置が違えども、どちらも同じ形をしています。同じ方向を向いています。
 つまり、基本的に読書はすべてプラス・ベクトルを指し示す“有益”な行為なのです。

 人生において、このプラス・ベクトルを取り入れないなんて、もったいないですよね。
 読書をする人は、この効用を、少なくとも体感レベルで知っているゆえに、読書を辞めないのでしょう。

 ちなみに、マンガや小説などの娯楽のための本も、当然ながら、少なくともストレス解消という意味合いにおいて、大きなプラス・ベクトルを期待できます。つまりは“有益”なのです。
 その“有益性”は、コンテンツごとに大きさが違います。面白い小説や自分に合ったコミックは有益性が高いでしょうし、そうではない場合は、小さいでしょう。

 また、「楽して儲かる系の本」など、有益性がまったくない本も存在します。それに関しては、選書の作法を身に着けて、マイナス・ベクトルの本になるべく出合わないように、防衛するしかないでしょう。

 

 

 


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