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【検証】「ジャパネットたかた」みたいに本を売ることができるか? 紀伊國屋書店新宿南店さんのビブリオバトルに参加してみた《書店をゆく》

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紀伊國屋書店新宿南店では面白い試みが行われております。

3階のタリーズさんの隣、「ふらっとすぽっと」では、スーパーワクワク隊主催で、著者の方々のトークイベントなどがいつも開催されております。

そのすぐ近くに、スーパーワクワク隊がプロデュースしている棚もあります。その棚は楽しいだけでなく、きちんと書評などもタイムリーにおさえられているので、とてもためになるので、新宿にお越しの際は、ぜひとも覗いてみてください。

そのスーパーワクワク隊の神矢隊長から、「ビブリオバトルに参加してみませんか?」とメールが来たのは、2ヶ月くらいまえのことだったでしょうか。

「ビブリオバトル?」と僕のアタマの上には「はてなマークが浮かびます」

5分の制限時間内に、本をおすすめするというもの。それはバトル形式になっていて、最終的に勝者が決められる。

 

なんか、面白そう。もしかして、「ジャパネットたかた」みたいに本を売ることもできるんじゃないかな?

 

などと、本当に軽い気持ちで「参加します!」と答えてしまったのが運の尽きでございました。

忙しくて、YouTubeも確認せずに、本当にまっさらな状態で、カンニングペーパーを殴り書きしたメモを持って会場に行ってみると、すごい人!立ち見のお客様もいて、50人くらいいたのではないでしょうか。

そして、その目の前では、壮絶なバトルが繰り広げられております。

参加しているのは、もう何度もバトルしたことがある猛者ばかりで、「あれ? 僕は場違い?」と戸惑うほどに、皆さん、真剣にまさにバトルをなさっています。

これはやばいなー、これはやばいなー、と思っているうちに、僕の番が回って参りました。

紹介するのは、僕が編集協力として参加している『成功できる人の営業思考』太田彩子著(PHPビジネス新書)。

売れないと、太田先生に怒られるなー、とアタマの中はアラートが鳴り響きます。

「どう考えても、歴戦の猛者たちとまともにやりあって、バトルに勝てるはずがない。もうこうなったら、バトルではなく、売ることに集中しよう!」

そう考えて挑んだ僕のビブリオバトルがこれです。

他の作品のバトルをYouTubeで観ていただければわかるとおり、ビブリオバトルとは、真剣勝負がほとんどで、こんなに笑いがあることはまずありません。

「史上最高の笑いだったかもしれませんね」と爆笑しながら担当の方が言ってくれたように、たしかに、ウケました。

席に戻ると、観客の皆様から「面白かったよ!」「すごい、面白かった!」と声をかけていただきましたが、そもそも、別に笑いを取るために僕はバトルをしたわけでもなく、本を売るためにやったのですが苦笑。

案の定、バトルは負けました。

しかも、本もほとんど売れませんでした。

いやー、ビブリオバトル、奥が深いですねー!

改めて考えてみると、「ジャパネットたかた」さん、すごいです!本も実演で販売できるのではないかという甘い考えは吹き飛びました。いや、僕の実演が下手なだけで、ちゃんと売る方法もあるのかも知れませんが。

いつかまた、リベンジしたいと思いました。

ともあれ、いい勉強になりました。いつか、実演で本をバンバン売る技術を身に着けたいと思いました!

 

それにしても、この映像は、ぜったいに太田先生には見せられないな苦笑。

 

いずれにせよ、『成功できる人の営業思考』(太田彩子著)は、本当にいい本なので、ぜひ、近くの書店でお買い求めください。

また、僕の今回の迷走的ながんばりをみて笑、ふたたび『成功できる人の営業思考』を展開してくれる書店さんがたくさん出てきてくれると本当にうれしいです。

 

参考までにこちらの動画もどうぞ。


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