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【特別先行公開】ストレス・ダイエットをしよう!《READING LIFE SPECIAL》


 

 この記事は、12/20発売の『これからも働き続けるあなたへ ―働く女性の不安をやわらげる42の処方箋―』(太田彩子著)の本文の内容を特別に掲載させてもらったものです。

 

世のほとんどの女性がダイエットをしたことがあるか、少なくともダイエットをしたいと思ったことがあるとおもいます。

最近、甘いものを食べ過ぎて、二の腕がぷよぷよしてきた。いつの間にかお腹が出て、スカートのファスナーが締まらなくなった。脚が太くなった気がする。

こう述べると「嫌だー! 言わないで!」と多くの女性の声が聞こえてくるように思えます。

太るのは、脂肪分を余計に蓄えてしまうから。

つまり、体内の脂肪分さえコントロールできれば太ることはない。

そんなことはわかっている、わかっているけどできないのがダイエットだろうと思います。

世の中には様々なダイエット本が溢れていますが、それらの本から最大公約数を引き出してみれば、実に単純なことを言っていることに気づきます。

 

① 入ってくる量を減らす。

② 出す量を増やす。

③ 体質改善をする。

 

要は、世のダイエット本は、これをどうすれば実現できるかを様々な角度から論じているだけなのです。

実はこれは、ストレス管理についても、まったく同じことが言えます。つまり、ストレスもしっかりと管理できれば「ダイエット」することができるのです。

すなわち、それこそが「ストレス・ダイエット」という考え方です。

先ほどの脂肪分ダイエットのエッセンスを、ストレス・ダイエットに置き換えて考えてみるとどうなるでしょうか。

 

① ストレスの原因を減らす。

② ストレスを発散する機会を増やす。

③ ストレス耐性に強くなる。

 

「育児ノイローゼ」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

「ノイローゼなんて、自分には関係ない」と思っていたひとでも、実際に育児をやってみると、他人事ではないことにすぐに気づくはずです。

夜泣きのために、まともに睡眠時間も取れず、睡眠不足のまま四六時中世話に追われ、まだ赤ちゃんなので、泣いていても何が原因なのか教えてくれない。当然のように、ストレスが溜まっていきます。育児を投げ出したくなったことだってあるはずです。

ストレスの原因を減らすためには、育児を分担してもらう必要があります。そうなだめすかしながら「パパ育」をしてきたのは、この日のためです。パートナーにも育児を担ってもらいましょう。間違っても「手伝ってもらう」のではなく、「担ってもらう」のです。あなただけが育児しなければならないわけではないですからね。そして、あなたのご両親にもパートナーのご両親にも担ってもらいましょう。かわいい孫のためですから、嫌だとは言わないはずです。

また、時には育児から完全に開放される日を作りましょう。一人でもいいですし、友だちとでもいい。買い物や映画、カラオケや温泉などにいって、できるだけ育児のことを忘れてリフレッシュする日を、定期的に作りましょう。ストレスが入ってくるのをゼロにするのは不可能なので、排出する手段を準備しておきましょう。

そして、また重要なのは「ストレスが溜まりにくい体質」にすることです。これは脂肪分ダイエットでいえば「太りにくい体質」を作るということになるでしょう。これは、常に「前向き」思考になることを意識することで実現できるようになります。また、逆に、ストレスが入ってくる量を減らし、溜まったストレスが排出できる仕組みが整っていれば、自然と前向きになり、「ストレスが溜まりにくい体質」になるとも言えます。

脂肪と違って目に見えないのがやっかいですが、ストレスもちゃんと管理することができるのです。ストレス・ダイエットをすることによって、仕事への支障も最小限にすることができます。

 

 

 この記事は、12/20発売の『これからも働き続けるあなたへ ―働く女性の不安をやわらげる42の処方箋―』(太田彩子著)の本文の内容を特別に掲載させてもらったものです。

 

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2012-12-15 | Posted in READING LIFE, スペシャル

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