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男の料理は家庭の平和を守る


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記事:加藤具総(ライティンク・ゼミ7月開講通信限定コース)
 
 
唐突だが、男の料理は家庭の平和を守ることができると思う。
少なくとも我が家ではそうだ。家庭の平和は妻の動向で左右される。
彼女の体調や、仕事の繁忙、1歳の息子との関わり、家事の負担具合などあらゆるバランスの上で平和が保たれている。平和とは妻が笑顔でいるということ。
私も家事や育児には参加をしているつもりだが、妻との負荷がイーブンになっているとは言い難い。偏ったバランスゆえに家庭の平和をどう守るか?
一番負荷がかかり、日常的な家事である料理に私が貢献すること。家庭のキーパーソンにどうやって笑顔になってもらうかが平和のカギである。
 
平和へのカギ=妻の笑顔を引きだすために、私は3つを大切にしている。
①率先炊飯
率先垂範ならぬ率先炊飯。妻にご飯をつくってもらうことを待たずに自ら進んで炊飯、料理に着手するのだ。「今日、俺、昼も夜も飯つくるわ」双方とも仕事を持っていて最近は新型コロナでテレワークで自宅にいる。食事はできる方がやるようにはなっているが、朝にこの宣言をした時には笑顔で「ありがとう」と言ってもらえる。料理をすることはもちろんだが、大事なのは実は食事に対する夫側の能動的な対応だと思う。このスタンスは平和への基本のキだと思う。
②メニューの事前提案
家庭での料理は毎日のことである。1週間の献立を決める家庭もあるだろう。我が家に限って言えば食材は予め買って、何が使われるかの方向感だけで、献立は基本毎日都度立てる。これも率先で作ってしまえば妻も文句はなく喜んでくれるが、例えば冷蔵庫に豆腐とひき肉があれば、冷奴とハンバーグなども考えられるが「最近暑いし、麻婆豆腐でもつくって食欲あげてみる?」と提案すると「いいね!」とノリノリの妻の笑顔を見ることができる。妻の期待値を揃えることで、毎日の食事を豊かにすることにつながることのも効果的である。
③好きなメニューのレシピを3つ覚えておく
3つ目は友人から聞いた話だ。これはまだ料理になれていない夫が家事の参加の一環で料理をやり始めた際に「これは押さえておくべきこと」と教えてもらったものだ。これは料理し始めの方はもちろんのこと、私のようにある程度の頻度で料理をしているものとしても十分使えるネタである。具体的には、例えば事前に夫が料理をつくることが決まっているとき、また妻が仕事や家事で疲れているときに彼女の好きなメニューをつくってあげると喜んでもらえるというもの。友人いわく、3つはいきなり難しい場合はまずは一品覚えること。そして繰り返してつくること。妻の好きなメニューなので毎日でない限りは喜んでもらえる。時間稼ぎしつつその間に他の2種類をマスターしておく。
私の場合は、私がつくる料理で妻が好きなメニューとなるが、牛丼、カルボナーラ、ブロッコリーのくたくた煮の3つがこれに該当する。これをつくるよ、といったら妻の笑顔が輝いているのがわかる。これは教えてもらった友人に感謝である。
実はこの他にも料理で妻を笑顔にする上で大事なことがある。
それは1歳10ヶ月の息子への料理をつくることである。妻の笑顔は息子の笑顔をみることであり、それはすなわち私が笑顔になり、家庭が笑顔になることに他ならない。
息子は幸い好き嫌いはないが、どうせなら私のつくったもので彼の笑顔も引き出したい。最近では妻と一緒のメニューを食べてもらうこともしている。
最近では、だし巻き、スパゲティナポリタンがお気に入りだ。
息子が口にした瞬間の「おーっ」の歓喜の声が出たときに妻は一番の笑顔になる。もちろんそのときの私もデレデレの笑顔だ。
男である私の料理で家庭が平和になる。それは妻の笑顔を引き出すことと、その彼女の笑顔をもっと引き出す息子の笑顔がそうさせている。
 
これを読んでくださっている皆様で、もし家庭を持っている男性がこれから家で料理をということを考えてらっしゃるのであれば、率先して奥様の笑顔を引き出すことをおすすめします。
今回、家庭の平和を守ってると豪語している割には、朝ごはんは妻にはいつも作ってもらっています。忙しい時は夜ごはんも作ってもらっています。
そんな中、3つの大切にしていることを、完璧でないまでも実践し続けることで、おかげさまで毎日妻は笑顔でいてくれています。もしかしてそれは私の頑張りでなく妻の器量と度量が大きいにことにつきるのかもしれませんが、家庭のキーパーソンが笑ってくれている幸せは変えがたいものだと思います。
 
 
 
 
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2020-08-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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