メディアグランプリ

ツイッターの中に見た戦国武将たち


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記事:のむけん(ライティング・ゼミ夏期集中コース)
 
 
現在僕はライターになりたくて情報収集をしている。
主な情報収集ツールはブログ、YouTubeだったのだがそこで何度も「ツイッターがライターの情報収集には欠かせない」ということを聞きダウンロードした。
 
ツイッターを使うのは全くの初めてなので、アカウント設定したところで僕の画面には誰のツイートも表示されない。
少し戸惑いながらも「webライター」「ライター 案件」「ライティング 案件 受けます」などの文字で検索をしてみた。
真っ白だった画面が無数のツイートで埋まった。
 
「みんなどんなツイートをしているんだろう」そう思い彼らのツイートを見てみると
「今日も地道に作業を積み上げます」
「記事◯本書きます」
「案件応募してきます」
「提案文書きます」
「今月こそ〇〇円達成します」
そんな文字が踊っていた。
よくよく見てみるとそんなツイートを上げている中には大学生、高校生、中学生がいるのに気がついた。
 
僕が学生だった頃はなんとなく親に反抗し、社会に反抗し、教師に反抗し、それでも悶々と学校に行き勉強した。
困ったときには「かったるい」が口癖で、それを言っておけばなんとなくOKだった。
それが僕の中の学生時代だ。
しかし彼らは全く違った。あまりにも僕の学生時代とはかけ離れていた。
初めて見るツイッターというプラットフォームだったこともあるのだろうか、そこには少し非日常感というか非現実感が漂っていた。
悶々とした僕の学生時代とは違い、目を輝かせ自ら目標に向かい水面下で日々努力をし、研鑽を積んでいる様子は、さながら大河ドラマの一シーンのようであり、彼らは未だ無名の戦国武将にも見えた。
 
戦国時代の魅力の一つに低い地位からでも天下を狙えた激動の時代だったことがある。
豊臣秀吉のサクセスストーリーはあまりにも有名だ。
一昔前であればいい高校、いい大学を出ていい会社に就職して出世する、それが王道の成功であり、幸せへのルートだった。
一部例外は有っただろうが、多くの凡人にとってそれ以外の成功ルートはなかったし、道を外れることは失敗だとされてきた。
学生であれば勉強をし次の進学に備える、あるいは就活に備えるものだと思っていたがツイッターの中で見た彼らは違っていた。
勉強そっちのけで記事を書き有名ライター、ブロガー、インフルエンサーという武将になるべく努力をしていた。
 
戦国時代のもう一つの特徴に武器と戦い方の移り変わりがある。
弓、槍、刀の時代に鉄砲が入り込み戦い方が大きく変わった。
それまでの数的有利の戦から頭脳戦の戦が誕生し勢力図が大きく入れ替わることもあった。
産業革命以降、ビジネスにおける資源はヒト、モノ、カネと言われてきた。
ヒト、モノ、カネは活かし方ももちろん重要だが、それ以上に数が物を言う世界だ。
資源に乏しければ成長していくこと、勝ち抜いて行くことは難しい世の中だった。
それが最近ではヒト、モノ、カネにプラスして情報、時間もビジネスにおいて重要な資源と言われるようになってきた。
ツイッターの中の戦国武将たちは若い感性で時代の変化を敏感に感じ取り、時間と情報を巧みに使い新たな戦を編み出していた。
新たな戦い方で大衆を巻き込みフォロワーというヒトを増やし、それを基盤にモノやカネを手に入れる者もいた。
 
僕はハッとした。
今は僕が学生だった昭和でもなければ、世紀末だの21世紀だの遠い未来のように言っていた時代じゃない。
令和2年、2020年だ!
もちろん頭では分かっている。
でも僕の気持ちや価値観、戦い方は昭和のままストップしていた。
僕はメインのルートから逸脱したことで却って正攻法にコンプレックスを抱き執着し、思考停止していた。
確実に時代は変わり社会情勢も武器も戦い方も変わり、かつての正攻法が正攻法でなくなりつつあることに気づかないでいたのだ。
高校生、大学生でもアイデアと行動力次第で僕の年収を1~2ヶ月で稼ぐ猛者もいる。
高校に行かないで自分の途を切り開くチャレンジャーもいる。
中学生だろうと高校生だろうと、学歴があろうと無かろうといくらでも世に出るチャンスがありのし上がっていく事ができる。
ツールも情報もどんどん新しいものが誕生して、使い方次第で時間すらも増やすことが出来る。
令和の世はさながら戦国時代のようだ。
群雄割拠、百花繚乱の世の中だ。
 
実は参加をためらっていたライティングゼミに今僕は参加している。
なぜためらっていたのか?それは過酷なのが分かりきっていたからだ。
ただでさえ過酷そうなゼミの夏期集中コース、課題は9日間も毎日提出だ。
やはり過酷だ。鬼過酷だ。毎日息が詰まりそうになりながらモニターに向かっている。
こうなることは分かりきっていたが、彼らの頑張りを見ていたらやらずにいられなくなった。
彼らの頑張り、活躍は昔話じゃない。
今もリアルでツイッターの向こう側でもがいている彼らがいる、そう思うと挑戦したくなったのだ。
もういい加減「かったるい」と言ってた自分とはおさらばするために。
 
 
 
 
***
 
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2020-08-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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