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メディアグランプリ

文章を書くことは初めてのビキニ……だったのか?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:前田理香(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
昨年の12月から始まった、天狼院書店のライティング・ゼミが、間もなく終わる。
 
Facebookに何度か入ってきていた、「天狼院書店のライティング・ゼミ」とやらが気になりだしたのは、去年の10月頃だった。
正直なところ、「天狼院書店」のことは「こたつのある変わった書店」くらいの知識しかなかった。興味はあったが、行くとなると「かなり本に詳しい人御用達」のイメージが強く、ハードルが高かった。
 
それが、「クリック」する気になったのには理由があった。
 
2年前、所属しているNPOの理事長から、自殺防止に関するハンドブックを書くように言われたが、催促されないのをいいことに、なし崩しに書かないまま1年が過ぎていた。
いつ催促されるのか? 不安を抱えている中で、今度はお世話になった方の推薦で、キャリアカウンセリングに関する本の共同執筆の打診がきた。
推薦してくれた方に申し訳ないと思いながらも、辞退させてもらった。
 
文章を書くことに、全く自信がなかったからだ。
 
仕事にかかわる書類を作成したり、研修用のプレゼン資料を作成したりすることは多いが、自分の考えや思いを伝える文章を書いたことは、ほとんどなかった。
言葉で言うのではなく、文字に残すことが、なんとなく恥ずかしかった。
 
「こんなことを書くと、笑われるんじゃないか?」
「間違っているとか、おかしいと否定されるんじゃないか?」
「才能もないくせに……と言われるんじゃないか?」
そんな不安で頭がいっぱいになり、考えただけで恥ずかしくて仕方がない気持ちになった。
 
「思いを伝える文章を書く」と思っただけでこうなのだから、「本を書く」なんて、全く縁のないことだと思っていた。
だから、本を出版した友人のことは、尊敬と憧れと共に、羨望のまなざしで見ていた。
本を出すには、それ相当の才能がないとできない、と思っていたからだ。
 
それは、「南の島のリゾート地では、モデル体型じゃないとビキニを着てはいけない」「私なんかが着ていたら笑われる」、そんな思いだった。
 
私にとって書くことは、憧れつつも勇気を出さないと着ることができない「初めてのビキニ」だった。そして、嬉しいけど、恥ずかしい。見て欲しいけど、見て欲しくない……そんな存在だった。
 
だから、第1講でABCユニットを学び、「AはB、その理由はC」の課題で、「A=文章を書く、B=初めてのビキニ、C=見て欲しいけど恥ずかしい」と書いた。
 
そんな私が、「ビキニを着てみよう」=「文章を書いてみよう」と決めたのは、「これを逃したら、もうチャンスは来ないかもしれない」と思ったからだ。
 
「必要性」というより、「最後のチャンス」だと思った。
Facebookの広告に惹かれたこと、それ自体が「縁」だと思った。
 
ライティング・ゼミは、「2000字を、最後まで読んでもらえる可能性高くする」ためのゼミで、毎週2000字の文章を提出し、フィードバックをもらう。
 
参加するにあたり、「毎週必ず課題を提出する」という目標を決めた。
そして、友人に目標を宣言した。
自分だけでは、なし崩しに書かなくなる……と思っていたからだ。
 
講義は……面白かった。
新しいことを知ることも楽しいが、「読んでもらう文章を書く」ことを目的とした世界とは違う自分のフィールド(カウンセリング)で、気を付けていることや工夫していることが同じだと気付けたことも、面白かった。
 
例えば、カウンセリングでも、相手への説明を分かりやすくするために、比喩を使ったり、データを示したり、事例を入れたりする。
弱っている人には、特に、短い文章じゃないと伝わらない。
そんな共通項を見つけるのも楽しかった。
 
毎回もらえるフィードバックも、楽しみだった。
良かった時は単純に、うれしい! 短い言葉の中にも、良かったポイントが書かれていて、自分を認めてもらえた感じがする。
ダメだったときも、どこがどうダメだったのか、ここは良いけどここが弱い、この部分をもっとこうすれば良くなる、と丁寧に伝えてくれる。その言葉一つ一つが「なるほど」と腑に落ち、改善点が見えてくる。そして、フィードバックをくれる永井さんと川代さんが、毎回真剣に向き合ってくれる、それ自体が本当に励みだった。
 
もちろん苦しい時もあった。
何も浮かばず、朝の5時までかかってできた原稿が、保存されずに消えてしまったこともあった。
締め切り日の23時59分ギリギリに、なんとか間に合った時もあった。
 
そして、これで16回すべて提出になる。
「毎週提出する」と宣言した友人にも、胸を張れる。
 
いつの間にか、「初めてのビキニ」を着た私は、着ることにも見られることにも慣れていた。
それどころか、「今度はどんなビキニを着ようか?」と思えるようになっていた。
 
文章を書くことも、読んでもらうことも……本当に楽しい!!
 
 
 
 
****
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 




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2021-04-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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