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台湾の結婚式は最高のエンターテインメント


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記事:伊勢真紀子(ライティング・ゼミ 平日コース)
 
11月台湾の友達の結婚式に参列することが決まった。台湾の結婚式はこれで5度目だ。実は私にとって、台湾の結婚式に参列するのはどんな観光にも勝るエンターテイメントなのである。
 
最初に台湾の結婚式に参列したのは、遡ること5年前。私が台湾に留学している時で、友達が結婚式に行くと言うので、「海外の結婚式がどんなものか見てみたい」と言うと、前日にもかかわらず席が準備された。これだけでもかなり驚きだったのだが、この増席は序章に過ぎなかった。
 
私は朝、支度した友達を見て目を疑った。普段着としか言いようのない服装をしていたのだ。台湾の結婚式は日本と比べたらラフだとは聞いていたが、まさかここまでとは。
 
普段着の友達に連れられて行った会場は、日本とさほど変わらない華やかな式場だった。しかし、中に足を踏み入れると、普段着の人が次々とやってきては受付をしている。毛玉のついたセーターやジーパンの人もいれば、なんとジャージ姿の人まで。この時友達がまぁまぁおしゃれをしていたことに気が付いた。
 
招待客の服装に見入っていると、今度は会場のドアが開け放たれ、結婚式のリハーサルが始まった。すでに開始時間は過ぎ、招待客がやってきているのに、その横でリハーサル! 何かときちんとしている日本では考えられないその光景に私は釘付けになった。
 
まだ披露宴が始まっていないにも関わらす、私の気持ちは高揚していった。こんな開けっ広げな結婚式は見たことがない。きっとこれから始まる披露宴も、かなり興味深いものに違いない。
 
リハーサルが終わり、予定された時刻を大幅に過ぎて披露宴が始まった。テーブルを見渡すと、まだ来ていない人も少なくない。しかし、だれもそれを気にする様子はなく、人々は楽しそうに談笑し、子どもたちはテーブルとテーブルの間をちょろちょろと走り回っている。
 
運ばれてきた料理はザ・中華という感じの大皿料理であった。それをみんなが思い思いによそって食べている。まるでみんなで中華料理を食べに来ているかのような錯覚に陥った。しかも、お皿が欠けている! 日本だったら縁起でもないとクレームになりそう。
 
広い会場で、誰が新郎新婦なのかわからないまま披露宴は進行されていた。と、突然おめかしをしたご夫婦が私たちのテーブルにやってきた。聞けば新婦のご両親だという。お母様の方は主役級の存在感で、露出度の高いカクテルドレスを着ていた。そして、訳のわからないまま私も一緒に記念撮影に収まった。新郎新婦ではなく、ご両親と写真撮影をしたのは初めてであった。しかもこのお母様、このあとお色直しをして再登場してきた。ここまでくると、もう笑いしか出ない。
 
披露宴も半ばを過ぎると、帰る人がちらほら出てきた。遅刻もありなら、早退もありなのか? しかも、みんなちゃっかりお料理を持ち帰っている。まだお開きでもないのに。するとほどなくして、私も友達から「帰ろう」と言われ、会場を後にすることになった。
 
帰り道、友達に台湾の結婚式の感想を聞かれ、日本との相違点をまくしたてながら、ふと疑問がわいた。友達は、新郎と新婦のどちらの招待客だったのだろうか。というのも、友達が新郎新婦に話しかける場面を見かけなかったからだ。
 
友達の答えは「どちらも友達ではない」だった。この日一日いろいろな驚きがあったが、この友達の発言が一番の驚きだった。
 
これ以降も、私はたびたび台湾の結婚式に参列した。参列者のラフな格好や、平気で遅刻してくる参列者、また参列者の横でリハーサルをする様子にはすっかり慣れた。したがって、「もう台湾の結婚式で驚くことはないだろう」と思うのだが、そうはいかないのが台湾の結婚式。
 
上記の友達の結婚式では、私は感極まって泣いてしまった。しかし、台湾の結婚式で泣く人など皆無で、友達は「あれは結婚する新郎が気の毒で、(新婦の友達が)泣いていたのだ」とからかわれたそうだ。「日本では新婦の友達の涙はご祝儀みたいなものだ」と説明すると、逆に驚かれた。
 
また、この前は届いた招待状を見て驚いた。なんと披露宴の開始時間が12時36分となっていたのだ。なんともおさまりの悪い数字にムズムズしていたら、これは占いで決めるのだと教えてもらった。
 
毎回新鮮な驚きがある台湾の結婚式。5度目となる11月の結婚式では、いったいどんなことが起きるのか。今から楽しみでならない私である。
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2018-09-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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