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大きな組織で働くということはどういうことか


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:みかんかん(ライティングゼミ日曜コース)

「ポチ。名簿作っておいて」
「ポチ。この書類をメールで送っておいて」
と言ったら、秘密を確実に守って、与えられた指示どおりに働いてくれるロボットが欲しい。最近、多忙を極めている私は、切に願う。

AI時代が到来するとか世間はいうけれど、AIが搭載されたロボット並みにルールを守って、指示どおりに働ける人間がどれほどいるのだろうかと思う。逆に言うと、ルールを守れず、指示にも従えない人間が多いということだ。

そこそこ大きな組織で働くと、ルールを守って、上司の指示どおりに動くことが求められる。特に、新人のうちは自分の思い通りに仕事をしたくて、いわゆる自己流で仕事を進めることは許されない。

なぜか。

大きな組織は、社会に与える影響が大きい。そこで働く従業員は、待遇だけでなく、社会的にも信用を得ている。だから、ルールを守ること、上司の指示を従うことが、最も重んじられるのだ。「僕は、会社の歯車だ」とかいうことを聞くが、歯車になることを求められるわけだから、仕方がない。
新人のうちは、AIが搭載されたロボットになると思うくらいでなければならない。新人で、自己流で仕事をしたいというのは10年以上早いと思ったほうがよい。

こんな仕事は、誰でもできる仕事だから、自分がすべき仕事ではない。
これは、自分がしたい仕事ではない。
と思う人がいるかもしれない。

自分がしたい仕事ができない人が大半だし、誰でもできる仕事ができない人は自分がしたい仕事だってできない。だから、与えられた仕事や役割を実直に務めていくことが何よりも大事なのだ。何事も経験にして、自分ができる範囲で創意工夫を重ねながら仕事をすることで、職場で信用が得られる。新人のときに、手を抜くことやルールを破ることを覚えると、その職場で仕事をしていく限り、永遠に手を抜いて、ルールを破り続ける。そのような人は、周りからの信用も得られず、自分がしたい仕事をすることはできない。

「○○さんが、この部署に入ってきてくれて良かった」
「○○さんが、この部署からいなくなると困る」
という話を耳にする。
そういう人は、どの部署で働いても活躍できるし、自分がやりたい仕事をすることができて、キャリアを着実に積むことができている。

たまに、「自分がいないとこの職場が困るだろう」と思っている人がいるが、周りの人は大して思っていない。その人がいなくてもどうにかなるし、そのようなことを思っているということは、自信がないことの裏返しであり、単なる驕りである。

また、このようなことを言われている人もいる。
「△△さんが、別の部署に異動してよかったよ。異動先には悪いけどね」
「△△さんが来るのか。困るな」

こう言われる人は、ルールを守れず、自分勝手に行動する人で、周りの人に迷惑をかける人である。だから、キャリアを積むことができず、どこにいってもお荷物なのである。自分勝手だから「自分がいないと~」と一人で勝手に思っている。しかし、前の職場では何とも思われていなくて、逆に良かったと思われていることすらある。

大きな組織で働くときに求められるのは、AIが搭載されたロボットであり、企業が敷いたレールに乗れる人物である。

だから、ルールも守れず、自己流で仕事をしたい人は、フリーランスで働いて、自分の力で報酬を得て、社会的な信用を得ればよい。組織で働くこと自体がそもそも間違っている人も世の中にはいるのだ。どこの部署に行ってもお荷物状態で周りの人に迷惑をかけて、本人も嫌な思いをするくらいならば、自分にあった仕事をしたほうがよい。

私も若いときにはかなりとんがっていた。ルールを守って、与えられた仕事は確実に務めていたが、言いたいことを言っていた。上司の指導を斜めから聞いていて、上司から「他人から注意を受けたら、謙虚に聞きなさい」と言われたこともある。その注意ですら、心の中で反発していた。

今の職に就いて、20年。キャリアを積んで、今は管理職を務めている。

今のほうが、他人からの忠告を素直に聞いて、すぐに改善できるように努力をしている。謙虚さも忘れない。なぜならば、素直で謙虚な性格は自分が成長できると気づいたからだ。

だから、新人のうちはとにかく文句を言わず、与えられた仕事を確実に務めて、着実に経験を積むことだ。他人からの忠告にも素直に従い、改善するように努力をする。素直で人柄が良い人は、どこでも周りの人が協力してくれて、信用してくれる。そういう人は、自分が望むキャリアが自然とついてくる。

一方、自分勝手に仕事を進め、周りに迷惑をかけ、謙虚にもなれず、上司に反発ばかりしている中堅社員がいる。周りの人からは、一緒に仕事をしたくないと言われている。信用が得られず、キャリアが積まれていないし、努力もしていない。どこに行っても嫌がられる人もいる。

さあ、あなたはどのキャリアを選びますか。どの人生を望みますか。

*** この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。 http://tenro-in.com/zemi/70172

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2019-03-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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