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「松屋はミニマリストの先駆けかもしれない」


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:ふじもと(ライティングゼミ・日曜コース)
 
 
もしも私が賃貸業に勤めていたら、本気でオススメしたい部屋がある。
とくに物が増えて捨てられない、掃除が嫌いな私のようにずぼらな方に。
 
私は1人暮らしを始めて、かれこれ4年目である。
4年前は地元山口県で、1K8畳ほどの部屋で過ごしていた。
トイレバス別、独立洗面台あり、キッチンは3畳ほどで2口コンロが置けるほどのスペースがあった。それに加えて部屋とは別にウォークインクローゼットがついて家賃が4万円だった。駐車場代込みなので、今思うと破格に安い。これは田舎の良さの1つかもしれない。
 
ベッド、ソファ、テレビを置いても狭くなく、それでもまだ広いくらいだった。
 
「なんだか、物が少なくて寂しいなぁ」
 
当時は20代前半の女子。こうも広いと部屋に可愛いものを置きたくなるものだ。
テレビ周りには置物やDVDレコーダー。お風呂場にはヘアケア用品。部屋には棚を置いて本や、アクセサリーを並べた。キッチン用品も料理をしない割には、一式揃えていた。部屋には観葉植物に加湿器と空気清浄機。そしてウォークインクローゼットには大量の服。
4年も住んでいると、1人で暮らしているとは思えないほどの量の物に囲まれていた。
 
ただ物が増えると結構大変な思いもする。
 
風呂場「げっ、もうボトルの裏ヌメヌメしてる!」
洗面台「鏡きたない!つい最近綺麗にしたのに」
キッチン「うわ、台所道具使っていないのに油でギトギト……」
棚「ほこりってすぐ溜まるのね」
加湿器「掃除の仕方がわからないから使うのやーめた」
観葉植物「枯れてる。ごめんなさい……」
 
とにもかくにも掃除が増える。これが面倒で仕方がない。
4年でよくもまぁこんなに物を溜め込んだなと、自分でも感心してしまったほど。物が多いと管理が大変になる。
 
4年ほど過ごした後に引っ越し、今年から福岡に住んでいる。
今住んでいる部屋は1K6畳でバストイレ一緒。ウォークインクローゼットはなく押入れが部屋にある。正直、家賃4万では仕方がなかった。はっきり言って前の部屋よりも狭い。地元なら同じ家賃でも、もう少し条件がいいところに住めていたのに。
 
なんなんだ福岡市。田舎基準で考えると家賃高すぎるだろ。
 
なんなんだこの部屋の狭さは。
 
1K6畳って。生活動線短くて楽になったじゃない。
バストイレ一緒って。掃除が楽になったじゃない。
ウォークインクローゼットないなんて。服をしまう場所が少ないから服を減らしちゃったじゃない。
キッチンのコンロがひとつだなんて。少ない調理器具で料理を工夫するようになっちゃったじゃない。
あー、物が減って掃除が楽だ。
 
……あれ。この狭い部屋コスパよくないか。
それに以前よりも狭いはずなのに、すっきりして広く見える。
 
私はこの部屋に住み始めて、以前の広い部屋よりも快適に過ごせていることに気がついた。
不要な物を買わなくなり、少ない手持ちのものでどう使い回すか工夫するようになった。
そのおかげで気に入ったものだけを選べるようになり、いつのまにか「ミニマリスト」になってしまったようだ。
 
使うものを固定化し、ルーティン化する。それがコストパフォーマンスの良さにつながって物を減らすコツになっているようだ。
 
それは松屋の牛丼を食べている時に、そう思った。
 
松屋は全国にある有名な牛丼チェーン店だ。
先に断っておくが、私は松屋のただのファンであり、まわしものではない。
 
その松屋ときたら、牛丼がメインなのに飽きないのだ。
ねぎたっぷり牛丼、おろしポン酢牛丼、キムチ牛丼にビビンバ丼などなど。
なかでもおもしろいのが、丼の具とご飯を分け味噌汁をつけて定食にしちゃうところ。
最初は理解出来なかったが、ご飯とおかずを分けて食べたい人には嬉しいメニューなのだろう。
 
正直、味はそこまで代わり映えしない。しかし同じおかずでここまでバリエーションを増やし、お客の心を離さないのがすごい。
それに同じ食材を使えば、無駄な材料を捨てることも少なくてコスパもかなりいいのではないだろうか。言い換えればかなり使い回しが効く。
 
これは、普段の生活にも使えそうだ!
洋服だって、同じものでも小物を変えれば雰囲気が変わるし、自炊のご飯だって材料は同じでも味だけ変えればいい。掃除用品だって洗剤と拭く物を揃えれば、少なく済む。
物を減らすことにハマったミニマリストもどきの私は、すっかり松屋に感銘を受けてしまった。
 
コスパを追求すると、時間もお金も節約できて楽しい。
 
荷物がすぐに増えてしまう人は強制的に断捨離できて、掃除嫌いな人は必然的に掃除する箇所が減る、狭い部屋は良いことだらけなのだ。
面倒臭がりでずぼらな私が体験済みなので、自信を持ってオススメしたい。
 
狭い部屋に引っ越したくなった際は「ふじもと妄想不動産」へぜひ。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-06-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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