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メディアグランプリ

成果の出せない起業家は、ダイヤの原石ですら値引きする!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:鉾立由紀(ライティング・ゼミ書塾)
 
 
「いざ、時代は副業解禁!」
 
そんな時代の流れの中で「やった! これで副業できる!」と思う会社員の方が増えています。 確かに勤務先が副業を容認するならば、あなたも副業をスタートすることはできます。 しかし、だからと言って、あなたの副業が“成功”するという保障がある訳ではありません。
 
会社員の多くが「副業解禁」という言葉に踊らされ、事実上、企業側から「あなたとあなたの家族の面倒を見切れません」と言う宣告を受けたという認識はあまりないようです。
 
「年金2000万円不足問題」でもわかるように、国自体も、国民1人ひとりに「自分の老後の暮らしは自分で支えてください」と臆面もなく伝え始めています。
 
私達日本国民は今、起業家だろうと、会社員だろうと、契約社員だろうと、パート社員だろうと、家事手伝いであろうと、国や会社から「まだ若く、元気な内に、自分自身で老後に自立できる道を作ってください」と言い渡された状態だとも言えるのです。
 
この記事で私は、これから副業を始める会社員の方々が、副業で成果を出せる3つの考え方を紹介します。この考え方を習得することであなたは、会社での仕事と、副業としての仕事の両方から、きちんと安定収入を手にできる確率をグーンとアップすることができます。用意なく副業に飛び込み、失敗してしまう前に、これらの考え方を確実に習得しておくようにしてくださいね。
 
まず理解すべき考え方の1つ目。副業は片手間仕事ではない、ということ。以前、会社員だった頃の私にとって、副業は“副”業でした。副業の“副”の漢字の意味をインターネットで調べると、
 
1. つきそう。そえてたすけとする。また、そのもの。
2. つけ加わる。ついでに起こる。
 
と出てきます。会社員だった私は、ものの見事に、この「副業」と言う漢字表現に飲み込まれ、副業をどこか「片手間でやる仕事」として捉えていました。そしてこの考え方は、以前の私だけでなく、今もなお会社員の間で、厳然と生き残っているようです。
 
特にあなたが副業として、自身で起業し、お客様から1円でも報酬をいただくならば、そこには責任が発生します。しかし、多くの会社員の方々は、副業を「片手間仕事」と捉えてしまっているが故に、勤務先の仕事(本業)が忙しい場合など、自身の副業をなおざりにしてしまう傾向にあるのです。
 
そして自分の副業をなおざりにすることの最大のリスク。それはお客様からの信頼を失ってしまうことなのです。あなたからすれば、片手間仕事の副業であったとしても、あなたの本業の都合は、お客様には全く関係のないこと。あなたが副業を片手間仕事でやることで、あなたはお客様からの信頼を失い、あなたがその片手間仕事で失う信頼が、ひいてはあなたの会社の仕事(本業)、そしてあなたの人生にすら影響をもたらしかねない大きなリスクとなりうるのです。
 
仕事に“副”業はありません。あなたが副業解禁を機に「副業を始める」と決断するのであれば、仕事はすべて「本業」だと認識する。これを心がけてください。
 
理解すべき2つ目の考え方。それは「副業を時間給労働にしない」ということ。
 
個人起業の基本原則を知らずに副業に突進される方の多くが、副業を時間給労働の形でスタートしょうとします。要するに、長く働くことで収入を得ようとするのです。
 
副業で、この「時間給労働」的な働き方を行う最大のデメリット。それは、ただでさえ、本業(会社での勤務)に長時間拘束されているのに、それ以外の時間も、副業に(それも長時間)拘束されかねなくなってしまうということなのです。
 
あなたにもきっと、ご家族や友人との付き合いがあるでしょう。あなたが会社勤務に加え、「時間給労働」的な副業をスタートさせてしまったならば、あなたの自由になる時間はもうありません。
 
私達は、仕事人である前に、まず1人の人間です。安易に「時間給労働」の副業をスタートするのは絶対に避けてください。会社員の副業は、すでに時間の拘束というデメリットを負っています。だからこそ副業においては、時間給で稼ぐのではなく、“価値”で稼ぐと決断し、安易に長時間労働の負荷をかけない。これ、副業スタートにおける鉄則です。
 
理解すべき3つ目の考え方。それは自分を安売りしない、ということです。
 
会社員が始める副業の一番大きな過ちに、不必要に自分が「できること」を値下げする傾向があります。
 
ここで想像してみてください。ある若者が、膨大なダイヤの原石を価格1千万円で購入しました。しかしその若者はそのダイヤの原石の真価がわからず、それらを購入価格よりもずっと低価格で友人に譲り渡してしまいました。一方で、そのダイヤの原石を受け取った友人は、ダイヤの原石の真値を理解しており、その原石を丁寧に研磨し、1億円以上の価格で売りさばいたのです……。
 
これと同じような展開は、起業初心者によく見られます。
 
会社員の方々は、実は優れた資格を保有していたり、会社の外で大きな価値となる技能、経験、実績を持っていることが多いのです(元ヘッドハンターの私が言うのですから本当です)。しかし、勤務先においては、それらを「できる」ことが当然なので、それらの資格、技能、経験、実績に価値があるなんて、まったくもって思っていない……。そんな会社員の方が圧倒的に多い……。そのように、自分の持っているモノの価値を知らないため、多くの会社員の方は、ダイヤの原石を安く売り払った若者のように、自分の「脳を切り売り」してしまう傾向にあるのです。
 
では賢く副業をする会社員はどうしているのか? 彼らは、自分が「できること」の何が市場で評価されるのかをリサーチします。そして、その評価される資格、技能、経験、実績の価値を高める「売り方」、「見せ方」を存分に工夫した後、副業をスタート。その上でさらに自分と自分の商品を高値で売る工夫を研鑽し続けるのです。
 
この流れに乗ってしまうと後は簡単。本業と副業の両立を続けるのか?、いつか起業家として1本でやっていくのか? それとも他の選択肢を取るのか? それらを決断するのは、すべて自分次第。そしてその状態であれば、会社の仕事1本で過ごしている他の会社員の方々よりも、ずっと心穏やかに過ごすことが可能となります。
 
多くの日本人はまだ、2本以上の収入源を持たなければ、食いっぱぐれてしまいかねない時代がすでに到来しているということに気づいていません。
 
副業が、会社員の生き残るための大切な手段の1つとなった今だからこそ、私はあえて「会社員が副業をすることは、室内犬がいきなりサバンナに飛び込むことと変わらない」と声を大にして言います。
 
私は会社員に能力がないと言っているのではありません。しかし、組織に守られて働く人間(会社員)と、自分自身で責任を持って働く人間(起業家)とは、自覚、意地、覚悟において、天と地ほども違うのです。だからこそ、会社員であるあなたが、これからの時代を生き抜く“仕事人”となるために、私はあなたにこれらの3つの考え方を絶対にマスターしてもらいたい。そう願ってやみません。

 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-08-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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