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貯金することについて悩まなくなる方法


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:高橋 玲生奈(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
隣のあの人の貯金は。いくらくらいあるのだろう?
 
職場の同期のあの人、気になるあの人、の貯金している金額。
お酒の場で聞いてみようかな? なんて、一度は気になったことがあるのではないでしょうか。
 
ホリエモンや、ZOZOTOWN前澤社長をはじめ、最近はサッカーの本田圭佑も、
「貯金はしない。死に金だから、稼いだ分は全部使おう!」と言っているシーンや書籍を最近はよく見かけます。
 
著名人の発言にはいろいろと背景はあると思いますが率直に、言っていることは分からなくはないけれど、
稼いだ額をすぐに全部使う勇気はなかなか出ないと僕は思います。
 
ところで、フリーランスになると、独特の不安があって、固定給はないけれど、青天井に稼げる可能性はあります。
 
すると、空いている時間になるたけ仕事をいれる。
 
無理してでも休まずがんばって、空いた時間は仕事をなんとかいれて、
 
いま少しでも稼げば、未来がきっと楽になると信じて。
 
そうすると、どうなるか。
 
「よし! やっと10万円の貯金ができた。10万円できるということは30万円もいける。もっとがんばるぞ!」
 
「30万円貯金ができた。ちょっと余裕ができたから、そろそろランチも380円の牛丼じゃなくて、1000円のパスタランチにしちゃおうかな」
 
「あれ? 今月の引き落とし、思った以上にいい額になっているぞ。せっかく貯めた貯金を切り崩さないといけなくなる!」
 
「こんな不安は嫌だ。もっとがんばって稼いで、50万、いや、100万円貯めるぞ!」
 
「なんとか先月も今月も、休みをとらずに100万円貯まった。そういえば、この間がんばったご褒美に買った最新のゴルフセット届くの楽しみだな! それなりの金額はしたけれど、息抜きも必要だよな! 大きな契約もとれたから貯金は切り崩さなくてすむはずだ」
 
「うわっ。保険、年金、住民税が一気にきたっ!」
 
「そういえば今月末、海外に行く約束だったんだ。航空券はとってたけれど、宿はまだだった。思った以上に出費が出るぞ」
 
「せっかくがんばって貯めた愛しの100万円貯金を切り崩すのは嫌だ」
 
「これは旅から帰ってきたらまた仕事をたくさん詰めてがんばって働かなきゃ!」
 
「200万円だ! 200万貯金するぞ。いや、200万じゃまだなにかあったときに足りないかも。がんばって300万円貯金だ!」
 
「愛しの300万円〜!」
 
といった具合で、貯金はいつしか、安心の手段から不安を増大させる麻薬へと変わっていきます。
 
通帳に【1,000,000】の桁数を記載されるのが目的になってしまうと、桁が減ることがなぜか恐怖に変わる。
 
どうしてこうなってしまうのだろう?
 
やっぱり、稼いだ分は全部使っちゃうのが正解なのでしょうか?
 
僕の考えとしては、こうなってしまう理由は、
 
『お金に依存をしているから』
 
です。当たり前の意見ですよね。
 
もう少し細かく考えていきます。
 
貯金する理由は人それぞれですが、ひとつはっきりしているのは、
「お金がなくなったら怖いから」です。
 
では、もしですが「一生、お金がもらえます」となったら、どうでしょうか?
 
あなたは、貯金をするでしょうか?
 
つまり、本当にほしいのは、「お金」ではなくて、「あんしん」なのではないでしょうか。
あんしん。つまり「不安を感じない状態」が欲しいのです。
 
であれば、「不安を感じない状態」が実現すれば、悩まされている『貯金しなきゃ欲求』は、なくなるのではないでしょうか。
 
ということは、こうとも言えます。
 
「貯金が招く、よくわからない不安を感じない状態にすればいい」
 
え? そんなことできるの?
 
んー、きっとできるっ!
 
そのための僕の考える方法は、
 
まず、前提ですが、貯金が招くよくわからない不安から解放されるために、貯金はあった方がいいです。
 
あれ? 矛盾していますね! ここからが本題です。
 
では、いくら貯金があればいいのか?
 
まず、自分の毎月の支出(交際費も含めて)を正確に割り出します。そこに少しだけ色を加える。
 
仮に支出が20万円だったら、25万円くらいです。
 
その2〜3ヶ月分の金額を貯金すればOK!
 
この例で言うとだいたい、50~75万くらいです。
この金額は全く別の口座に移します。
 
口座に入金したら、自分の中にある「できるだけ貯金しよう」の考えは捨てます。
 
そして、その月に支出以上に稼ぐことができて、余剰金ができたら、使っちゃいましょう!
 
では、この別の口座に移した50~75万はいつ使うのかというと、
それは、自分が「没頭」できると気づいた仕事に出会えたときです。
 
没頭できるものに出会うと、人間は不安から解放されます。
 
それに没頭・夢中になれたら、余計なことを考えなくなるから。
 
そう「お金や貯金のことで、不安を感じているヒマが無くなる状態」になれるのです。
 
「没頭」できるとは、ある種の最強状態であり、幸福を司るひとつの要素です。
 
仕事に没頭していたら、
それを働くとは考えなくなる。
 
没頭できるコトに出会えて、それが結果的に収益を生み出す仕事になれば、
 
人はきっと、お金に興味がなくなります。
 
それよりも、
 
例えば、この素晴らしいものを一人でも多くの人に知ってほしいや、
 
例えば、みんなで参加者が喜ぶイベントを成功させたいや、
 
例えば、どうすれば読者に最後まで読んでもらえる文章を書けるなど、
 
頭のフォーカスが、そちらに向かい、お金への不安の隙間を与えない。
 
ホリエモンも前澤社長も本田選手もきっと、その領域なのでしょう。
 
没頭できる仕事を見つけたら、そこから稼ぎを生み出せるようになる2~3ヶ月は、没頭に時間を費やす分、貯めたお金を足しにすれば無理もないと思います。
 
また、「貯金が全くない人」は『貯金をすることにまずは没頭する』もよしです! むしろすごくオススメです。
 
そして、貯金を目的以上に増やすことをしないように、余剰金はしっかりと使ってしまいましょう。
 
実は、お金を正しく使うことはトレーニングなのです。いわゆる「生き金」として使うことはなかなか簡単ではないです。
 
消費ではなく、金融投資でもありません。
 
まずは自己投資・人的投資に一極集中することが肝です。
 
自己投資・人的投資は、経験と知恵を得られます。そして、自分に見合った人脈を引き寄せてくれます。
 
人脈があると、選択肢が増える。困ったときに助けてくれる人がいる。
 
選べる選択肢と、助けてくれる人がいれば、人生が不安になることはより減っていく。の正のスパイラルが少しずつでも起こってきます。
 
お金からの、自立と、健全に依存先を選択できる状態になれるのです。
 
結論:
◎貯金は、毎月の固定費を計算して、その2~3ヶ月分を指定口座にいれておけばOKです!
 
◎余ったお金は指定口座に追加で貯めてはいけない。自分に投資して、没頭できる仕事を見つける旅への資金にしよう! 同じ志をもった仲間も見つかります。
 
◎没頭できる仕事が見つかれば不安から解放される。2〜3ヶ月の貯金で生活しながら(もしくは事業投資金として)収益を確立していこう!
 
ということで、貯金をいくらすればいいのかで、悩むことはなくなりました。
 
 
 
 
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2019-09-12 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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