メディアグランプリ

「朝にはたくさんの出会いがある」


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:早藤 武(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「早起きは三文の徳である」
 
誰もが知っている有名な言葉ですが、
様々なビジネス本で早起きはそれ以上の価値があると言われています。
 
朝1時間早く起きて、有効に使うことを積み重ねると周囲と圧倒的な差を生むことができます。
一説では午後以降の作業時間の4倍に相当すると言われるので、
朝1時間は、午後以降の4時間の作業量となるわけです。
 
朝ほんの少し早起きをすることで誰にも邪魔されずに
自分が本当にやりたいことに向き合う時間を作れます。
そして、たくさんの出会いに恵まれることになります。
 
そうは言っても、朝早くに起きる事の大変さをここに書かなくても良いくらい皆さんは知っているかと思います。
 
僕は朝早く起きることが本当に苦手でした。
でも、その苦手を変えようと思うきっかけがあったのです。
課題や勉強は子供の頃から、夜遅くまで起きてこなすのが日課でした。
大学に上がる頃には、出さなければいけないレポートの山を夜の眠い目を擦りながら向き合うのは今思い出しても辛い毎日でした。
薬剤師を目指して入った大学の定期試験も学年があがると難易度も上がって、
夜遅くの詰め込みでは効率が上がらずに、睡眠不足となって試験当日に十分に頭がまわらなくて、ついには試験時間の半分を眠ってしまったことがあります。
眠りから覚めた時は、慌てて震える手をこらえながら答案を埋めたのは苦い思い出です。
 
さらには社会人になって、ひとり暮らしを始めました。
日中は仕事をして、家に帰ってきてからは洗濯物やご飯の用意があります。
その日の疲れで勉強する気力もなくなっていました。
仮眠をとってから夜に勉強しようとして、そのまま朝までぐっすり眠ってしまって、いつもの会社に行く時間になっていました。
 
これらの体験から、このままでは事前に計画していることや自分がやりたいと思っていることが何もできないとわかってからは、何とかする方法を探しました。
 
朝活に関するビジネス書や会社の先輩から朝にどう行動してみると良いかを教えて頂いて、そのままできるように行動してみたのです。
 
どんな内容かは気になりますよね。
そしたら続きをこの後に書いていきます。
 
最初僕は、以下に書くことがなぜやるべきことなのか理解できていませんでした。それでもやっているうちに理解できるものなのだと数週間続けているうちに段々と理解してきました。
 
僕の場合の朝起きた時の行動は、いつも決まっています。
 
朝になって目が覚めたら何も考えないで、鏡の前にて笑顔で歯を磨きます。
「うん、今日もすごく良い笑顔!」
 
次に窓を開けて朝日を見ながら、
コップ1杯の水を、腰に手を当てて、ゴクゴクと飲み干して、
「あー! 今日も最高の1日になった!」と爽快に声をあげます。
 
その次に、トイレを掃除しますが、ピカピカに磨きながら
「ありがとうございます」と唱えながら磨きます。
これが2年以上前から毎日欠かさずしている僕の朝の始まりです。
 
これらの行動は気分を綺麗に磨いて、やる気を上げてくれるのです。
慣れてきたころには、トイレを磨いているうちに、日頃から誰かからお世話になっていることへの感謝を思い出して涙を流すようになりました。
そうして朝に何も考えなくてもできることは僕に自分の心が今どう思っているのかと向き合う時間を作ってくれたのです。
 
逆に大きな確率で失敗するのが「やらなくてもよいこと」、「やるべきこと」に力を注いでしまって、朝の貴重な時間を取られてしまうことです。
 
僕が昔大きく失敗したのは朝起きて、スマホをいじってフェイスブック友達の記事を読んだりして、あっという間に30分過ぎていたことがありました。
 
朝1時間早く起きることで、自分のやりたいことに向き合う時間を作ることができます。
しかし、「自分がやらなくても良いこと」や「やるべきこと」に囚われていると自分が本当にやりたいことに向き合う時間をとることができて、たくさんの出会いがあります。
 
例えば昔の話ですが、運動不足を解消しようと、
朝5時に早起きして家の周りをジョギングしていた時のことです。
夜中に雨が降っていたのか、地面は濡れていて、それでも空の雲は晴れて白く明るくなってきました。
このままなら雨に降られずに、30分は走れるなと眠い目をこすりながらゆっくりと走っていました。
身体も温まって、自宅まであと5分くらいの距離にある小学校の校庭横を通った時でした。
雲が開けて、雲の間から青い空が見えて、虹がかかったのです。
「おー! 本当に最高の1日の始まりになったー!」
30歳を過ぎた男が少年のようなキラキラした目をして、
虹をずっと眺めていたと端からは見られたでしょう。
数分で虹は消えてしまいましたが、
しばらくその景気は目に焼き付いたままです。
その日はずっと頭も体も軽い感覚で過ごすことができたのを覚えています。
 
朝早く起きて、自分がやりたい事に時間を注ぐとたくさんの出会いがあります。すっきり目覚めて、他のことに思考がまわってないからこそ自分の思っている深い考えに朝は触れることができるのです。
 
ここまで読んで下さった方に質問をさせて頂きます。
 
「朝1時間の時間を自由に使うとしたら、どんなことに使いたいですか?」
 
 
 
 
***
 
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2020-05-14 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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