通販の笑い話募集中!
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:Nobu Fujioka(ライティング・ゼミ日曜コース)
通販。それは現代の生活になくてはならないもの。
画面をとおして品物を選ぶ。
それは、実物を見ないで購入するということ。
だからこそ、それは時として思いもよらない笑いを運んできたりする。
これは我が家でのそんな笑いの一場面。
「お届けものです!」
朝、娘への宅急便を受け取った。
ちょうどゴルフのクラブくらいの細長い荷物。
そこにそれは入っていた。
「何頼んだのかな?」
娘は通販で何かを頼んだとき、私に受け取って欲しいものがあるときは一声かけてくれる。
今日は頼まれていない。
興味津々。
大きな包みなのに、軽い。
でも、意外に小さい物が入っている気がする。
そんな私の勘は的中。
娘はハンドメイド用に小さなスポイトを2個注文しただけらしい。
しかし、過剰包装にしてもあまりにも段ボールが大きすぎやしませんか?!
「なんでここまで大きいんだ、これ?」と、不思議がり開けた中身は……!
‘巨大スポイト’ が2個。
娘と2人で笑いまくった。
ここのところ時節柄仕事が少なくなっていて落ち込み気味な娘に
アマゾン様からの大笑いのプレゼントだ。
(正確に言えば、自分からのプレゼントだが……)
ポトンポトンと水滴を落とせるくらいの小さなかわいいスポイトを注文したつもりが、
いわゆるストーブなどの灯油の移し替えにつかうような大きなスポイトが届いたのだった。
「50ミリってかいてあったからさ」
確かに、50ミリリットル用と書いてある。
50ミリリットルといえば、飲み物の容量としてはそんなに多くはない。
ただ、スポイトで吸い上げるとするならば、大きさが必要なのであろう。
サイズ感のわかりづらい通販の注文画面。
このような間違い注文はしょうがないことではあろう。
しかしこの巨大なスポイトをどうせよというのか?
返送料を考えると返品もためらわれる。
今回は1200円で済んでよかったが、
これがもっと保管に困る物だったらどうなっていただろう。
こんな笑いはなしはまだまだある。
なにせステイホームになってから、
我が家に届く通販の量は罪悪感を抱くほどの量になった。
もともと通販は好きだったが、家からほとんどでない毎日。
食品からリモートワーク用のヘッドセットまでお世話になった。
通販は本当に便利だ。有り難い。
かゆいところに手が届くような商品もあれば、
驚くほどお買い得に手に入れられることも出来る。
しかし同時に先ほどもできたような笑える失敗も数多く起こりえる。
サイズ感の誤りにもとづく失敗。
写真の嘘による失敗。 (柄は同じだが、似て非なる物が送られてくる)
ライティングによる商品の価値50パーセント増しの錯覚による失敗。
サイズ感の誤りによる失敗。これはかなり困る。
我が家では洗濯機購入のときにそれは起こった。
直前に買った冷蔵庫は大丈夫だった。
気をよくした私は洗濯機もなんとなくのサイズで買ってしまった。
配達当日に一回り小さいサイズが搬入されてきた時には‘しまった’と思った。
かねてより家族に通販で大物家電を購入する危険性を指摘されてはいた。
しかしネット限定の文字につられて、思わず買ってしまったのだ。
内緒にするのは苦しいが、秘密を持つのはちょっと楽しい。
幸いその直後に家族の単身赴任があったので、そこで活用してもらうことにした。
服の失敗も数え切れない。
美しいモデルの着ている個性的な服。
‘それがこのお値段で買えるなんて?’と、深く考えないで買った海外通販。
妊婦でもぶかぶかだろうと思うほど巨大なワンピースや、ペラペラな生地のセットアップ。
誰かにあげることもできないほどひどいが、
海外への返送料を考えたらこれもまた諦めるしか無い。
しょうがないので諦め、反省したが、あの服を着た人を想像すると笑えてしまう。
最近ではだいぶ賢くなった。
必ずサイトの口コミを見るようにしてずいぶん救われている。
だが、親戚の結婚式で着る服を探しているときに
日本には無いようなちょっとかわったデザインのお手頃服をみつけると
「こんどこそは!」
と、今でもまだこりずに望みをかけてしまう時がある。
信じる心。
ときとしてやっかいである。
反対に本当に丁寧な対応と通販で無ければ手に入らない品に出会える幸せもある。
また通販でかかわらなければわからないお店の人との関わりもあったりする。
あまりに美味しく友人にも食べてもらおうと依頼した食品の会社。
私が住所の1部分を書き忘れた結果、
配達の方と友人とごちゃごちゃしてしまった時。
あたたかく対応してくれたとき、そのやりとりにほのぼのした。
通販は救急病院みたいだ、と思う。
急ぎでどうしても必要な時に、そこにあり助けてくれる。
でも、逆の時もある。
何時間も待ったあげくに、結局普通の解熱薬をもらうだけで帰ってきたり。
べつな病気をもらってきたり。
そろそろほとんどの物を通販で購入してきた感のある私であるが、
まだ買うことをためらっている物がある。
それはローソファだ。
我が家にはやんちゃな犬がいる。
彼は先日両足を手術した。
せっかく良くなった脚を飛び降りで痛めたりしないように、
現在リビングのソファは使用不可状態。壁を向いている。
テレビを見るときには、
そこにソファがあるのに座れず、地べたにすわるしかない。
はやいところ犬がジャンプしても大丈夫な高さのローソファが欲しいのだ。
しかし、そんな大物を実物もみずに通販で頼んでいいものか?
ホームページにある‘返品不可’ の文字を見ては、悩むこの頃である。
じつは通販の失敗話、あまり人としたことがない。
今度、是非きいてみたいものだ。
そうすればきっとたくさんの ‘笑いはなし’ がきけると思うから。
皆様もくれぐれも大物を通販調達するときには ‘笑いはなし’ にならないように
サイズなどにはお気をつけください!
***
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
▼大好評お申し込み受け付け中!『マーケティング・ライティング講座』 http://tenro-in.com/zemi/136634
お問い合わせ
■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム
■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。
■天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)
■天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
■天狼院書店「京都天狼院」
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00
■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168
■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」
〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325
■天狼院書店「シアターカフェ天狼院」
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目8-1 WACCA池袋 4F
営業時間:
平日 11:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
電話:03−6812−1984