断固要求する!ギャラン反射 〜知っててよかった原始反射!〜
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赤ちゃんが生まれると、その家族には大きな変化がもたらされます。
ましてやそれが一人目の子供だとなおのこと。
新しく親になった夫婦にとっては何から何までわからないことだらけです。
赤ちゃん時間に乗っ取られて、大人時間の概念も軽やかに崩壊します。
わたしが一人目の子供を出産した時は当時の夫(一人目の。笑)は仕事に忙しく、
わたしの初めての育児は、核家族・エンドレスマンツーマン密室育児となりました。
むろん20代のわたしに余裕などあるわけもなく、
可愛いはずの赤ちゃんを可愛く思う余裕すら持てない、自分の状況を非常〜に残念に思いました。
リ・・・リベンジしたい・・・。
なにを?
赤ちゃんのかわいさを堪能しなおしたい。
そう思い続けておととし再婚し、種をゲット。
そうして今年13年ぶりに、41歳で2度目の出産を体験する運びとなりました。
育児の全てを抱え込んで余裕がなくなってしまった前回の反省を踏まえ、
今回は妊娠中から「子供の世話はあなたが全部やってね」と二人目の夫に告げました。
夫は「そうだろうと思った」と言いました。
夫にはついでに家事もやってもらい(これは一人目のときから)
ついにわたしにも赤ちゃんを存分に愛でる余裕ができました。
そうして毎日赤ちゃんとイチャイチャする日々を送るわたしが二人目にしてようやく知ったこと。
それが赤ちゃんの原始反射です。
【赤ちゃんの原始反射とは?】
赤ちゃんの手のひらに指を置くとギュッと握ってくることはよく知られていますが
このように、赤ちゃんの意思とは無関係に出る反応のことです。
そう、赤ちゃんに指をギュッと握られるとなんだか嬉しいものですが、
残念ながら赤ちゃんの意思とは無関係です。
ちなみに赤ちゃんが握ってくるのは、手だけでなく、足の指でも器用に握ってきます。
こういう原始反射には、へんてこなのもいくつかあって、面白可愛いんですよね。
赤ちゃんが指を握ってくることぐらいはわたしも知っていましたが、実はそのほかにもいろいろあります。
【面白かった原始反射マイベストスリー】
その1:モロー反射
赤ちゃんは、ちょっとしたことでもびっくりしたように両手をバッと広げて振り上げます。
自分のオナラにびっくりしてバッと両手を振り上げる赤ちゃんはほほえましいかもしれませんが、
寝かしつけた後に出る大人のオナラでこの反射が起き、ついでに赤ちゃんの目も覚めて泣かれた日にゃあ。
情けない。
この反射は生後4ヶ月頃までに消失します。
その2:新生児微笑(赤ちゃんのニヤリ笑い)
これは原始反射ではないようですが(原始反射ベストスリー早くも撤回。笑)
新生児の頃にだけ、赤ちゃんはなんともいえないニヤリ笑いをします。
近くにいる大人の母性本能を掻き立てて、世話を引き出すためだそうです。
なんてナイスにあざといんだ〜赤ちゃんさんよ。
わたしはこの新生児微笑は不思議で面白かったけど、一般的には可愛いと思うものなんですね。
この無意識が起こすナゾめいた微笑み。
ゾクッとして目が離せない魅力はあったかもしれません。
少なくとも「うわっ」と思わせるだけの破壊力はありました。
その3:ギャラン反射
赤ちゃんをうつ伏せに抱っこし、背骨の外側を上から下にゆっくりこすると、こすられた方に体をグニッと曲げます。
ギャラン反射のユーチューブ動画などを見ると、プリケツってかんじです。
片方のお尻がプリッと上がります。
それを見た大人は大爆笑。
こ・・・この原始反射のことをわたしが知ったのは、二人目の子供が生後6ヶ月の頃でした。
そしてギャラン反射は生後5ヶ月頃になくなります。
この原始反射の存在を知り、あわてて手元の赤ちゃんでやってみましたが、時すでに遅し。
だらしなく伸びたままの両足。
すでにギャラン反射は消失した後でした。
このイカした(あえてイカした、と書かせてください)ネーミングのギャラン反射を、わたしは今回の子供でも経験しそこねてしまいました。
無念すぎる。
かくなる上は、三人目を・・・と、わたしが思ったか思ってないかは・・・思いました。
できれば三人目の夫で。
わたしは、う〜ん、48歳までは出産、いけるでしょう!
これらの原始反射(新生児微笑を除く)は、消失時期が決まっています。
これらの原始反射の有無や状態は、中枢神経系の発達の度合いの目安となるようです。
つまり、赤ちゃんや、赤ちゃんのお世話をする大人たちにとって、原始反射を見ることはとても大事なものなんですね。
しかしわたしにとっての原始反射は、赤ちゃんの面白さを堪能する手段の一つです。
どんどん大きくなる赤ちゃん。
どんどんできることも増えていきます。
一般的に赤ちゃんの成長は何ができるようになったかで語られることが多いです。
「首が座った」
「寝返りが打てた」
「おすわりができた」
「ハイハイができるようになった」
「歩いた!」
「しゃべった!」
・・・エトセトラエトセトラ。
しかし赤ちゃんができることが増えていく成長の陰で、どんどん消えていって、もう二度と見ることができなくなるこれらの魅惑的な原始反応があることを、わたしは二人目の子供を授かって、初めてまともに認識しました。
たった数ヶ月で体重が3倍にも増えるような、猛烈な変化を遂げる赤ちゃんのことですから、
余裕のない育児態勢でお世話をしていては、赤ちゃんのできることがどんどん増えていく、いわば陽の変化と、
逆に原始反応がどんどん消えていく、いうならば隠の変化を十分味わうことは難しいです。
原始反応は、うかうかしているうちにどんどん消えてしまいます。
消えゆく刹那の産物な分、むしろレアで興味深いです。
赤ちゃんのいる、ノンストップで変化する暮らしを楽しんで味わいつくために、
世話する大人がいかに余裕を持っておくかというのは必須です。
現に、今回わたしはプリケツ・ギャラン反射体験をエンジョイしそこねてしまいました。
反省点:まだまだ全力で赤ちゃんライフを楽しめるほどの余裕がなく、入ってくる情報が制限されていた。
対応策:もう一人産んでギャラン反射リベンジ
夫(何人目かは不明)にさらに全力であらゆること(わたしの興味本位の動き以外)を委託する。
大人のルーツである赤ちゃんへの興味は尽きません。
それ以上に大切なことも、そんなにはないでしょう。
全力で赤ちゃん生活を味わいつくすためには、
母親は負担に感じることの全てを夫をはじめとする他人に委託するくらいの強い覚悟が必要です。
全力で赤ちゃんに関わりたいならば、
全力で赤ちゃんの世話は放棄すべきです。
そう決めて実行することで、
赤ちゃんをかわいいと実感できる心のスペースが確保でき、
そんな自分も大好きになり、
気持ちに余裕があるので、ますます赤ちゃんを可愛がることができるようになるという好循環が生まれます。
そんな風に可愛がられた赤ちゃんは、自分自身でいることが幸せなままでしょう。
幸せな赤ちゃんが幸せな大人になったなら、世界平和はすでに実現しているでしょう。
世界平和になっちゃいました。笑
なので原始反射を楽しんで、赤ちゃんのいる暮らしを全力で楽しんでいくことは、わたしの人間としての義務なんです。
夫はそれを全力でサポートすることが、人類共通の義務なんです。
・・・ということにしておきます!
赤ちゃんて、面白いですよね。
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