体がダイヤモンド級に固かった僕が、ヨーガインストラクターになったワケ
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記事:羽成 淳さま(ライティング・ゼミ)
僕の仕事はヨーガを教えること。同時にヨーガ教室も運営している。
日本人の父と、インド人の母の間に生まれた混血。現在41歳。
社会性のなさそうなアヤしい外見とは裏腹に、ピュアでマジメなヤサ男だ。
と、そうよく人に言われる。
そんな僕が言うからか、これはなかなか信じてもらえないけども、実はヨーガというものは体が固くても関係なく出来る。練習さえすれば。
むしろ体が固い方が、体が敏感で「感じやすい」から有利だと思うこともあるくらいだ。
それは、お酒を1杯飲んで酔っぱらうか、10杯飲んで酔っぱらうかくらいの違いでしかない。
目指す境地が一緒なのだ。
僕がヨーガを始めたのは12年前。出版業界で働いており、徹夜、長時間労働、休日出勤も当たり前で、食生活も寝る時間もメチャクチャな生活をしていた。その結果、睡眠障害、慢性疲労、情緒不安定、急性胃腸炎、ウツなどを患い、心身がボロボロになってしまった。
そのときに麻薬中毒者のドキュメンタリーをTVでたまたま見て、麻薬中毒者の症状と自分の症状に多くの共通点があって恐ろしくなった。「自分はシラフでマジメに働いているのに、なぜ麻薬中毒者と同じような状態にならなければならないのだ」と……。
このままだと取り返しのつかないことになる予感がした。
生まれて初めて「健康になりたい」と心から思った瞬間だった。
それをきっかけにヨーガ教室に通い始めた。
初めてヨーガをやったときの衝撃は今も忘れられない。
自分の体が生きていることをこんなにも実感したのは初めてだった。
心も体も本当にラクになり、まるで小学生のようなピュアな気持ちになった。
そんな心境で眺める世界は、調子が悪い時とはまったく違って見えるから面白い。
そうしてヨーガをやるうちに、ウソのように心身が健康になり、風邪ひとつひかなくなった。
なによりも、ヨーガをやると鬱々とした心が晴れやかになった。
怒り、嫉妬、苦悩、心配、不安、いらだち、ストレスが綺麗サッパリなくなり、無理がない、とても快適な自分になれる。存在として非常に安定する。そんな調子が良い自分こそが、じつは本来の自分の姿だと実感できる。
「あぁ〜忘れてたけど、これが自分だったよね」と。
それがヨーガの力だ。
心の条件づけを外して、一時的にリセットすること。
そうすると本当の自分が立ち上がってくる。
それがヨーガを使って出来ることの一つ。
古代インド人は「心を一時的に初期化して、心を最適な状態に再構築する技術」を発明したのだ。そういう方向でヨーガを行なっていくと、体も健康になるし、心もリセットされる。
そのためにいくつかの技法があるが、ヨーガの特徴となっている様々な「ポーズ」もその一つだ。
これは古代インドの言葉で「アーサナ」と言い、肉体的にも、心理的にも「安定した快適な姿勢」あるいは「無理がなく落ち着いた姿勢」を意味する。
つまり、自分の感覚が「安定して快適である」と判断したら、別にカタチが綺麗でなくても、たくさん曲がったり伸びたりしてなくても、ヨーガのポーズはそれを原則としてやることで効果が出ることを意味する(もっと言うと本来ヨーガの練習はポーズだけ単体で行なうものではなく「呼吸法」や「瞑想」とセットで行なっていく)
しかし、ここで僕が言いたいことは、本来的な目的でヨーガをするのであれば、体が固くても関係ないということなのだ。
カタチの良し悪しではなく「自分の感覚中心」に行なっていくことが、ヨーガの極意だ。
感覚中心で行なうということは非常に価値のあることだ。つまり、今のその人の状態にあわせてヨーガを行なうことで効果が生まれることを意味する。
もしポーズのカタチの正しさや綺麗さによって効果が出るというものであれば、それが出来る人は非常に限定される。ヨーガはそうじゃないから価値があり、素晴らしいのだと僕は思っている。
ヨーガを開発した古代インド人も「ヨーガはカタチである」とか「ヨーガはポーズを極めることである」とか、一つもそんなこと言っていなかったりする。
何歳だろうと、どんな状態だろうと、もしも今のその人の状態にあわせて「無理なく、安定して、快適」に行なうことが出来たならば、少なからずヨーガ的な効果は現れてくる。男も女も、若い人も、高齢の人も、病気の人も、体がかたい人も柔らかい人も、障がいがある人も。
実際に体が大きく動かない人たちも、ヨーガを実践していて効果が出ている。
それはヨーガはカタチじゃないところでヨーガ的な効果が出るということを証明しているのだ。
そういうワケでヨーガというのは、ただの体操やストレッチではない。
ヨーガは古代インドに発祥した自己修練の体系であり、その身体技法によって筋肉、神経、内蔵、呼吸、脳へ働きかけて調整し、最終的には心が静かで落ち着いた状態になる。
そうすることで本来の自分に立ち返り、無理なく、気持ちいい自分で生きていくサポートをしてくれるものだ。それがヨーガ的な効果と言える。
このような伝統的なヨーガの理論と技術は、インドの研究所や大学で科学的に実証され、万人に開かれてき始めている。
僕はこのヨーガによって体も心もしなやかになって、快調な心身健康を維持して生活できるようになった。この素晴らしい伝統的なヨーガの知恵と技術を、より多くの人に伝えることが出来たらいいなと思っている。
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