メディアグランプリ

文字の練習とプレゼント選び


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:萱原 健司(ライティング・ゼミ10月コース)
 
 
趣味と呼べるものがない事に気づいて、何か欲しいなと思い色々探していた。
バンド活動をしていてドラムを叩いているが、それは私にとっては趣味とは思えないのだ。
なぜなら、少なからずギャラをもらっているし、チケット代を払ってライブに来てくれるお客様がいるから。
 
趣味を見つけたいと言っている友人もいたが、彼はソロキャンプにハマったようだった。私はそもそもインドア派なので、興味すら持てなかったのでソロキャンプは却下。
さて、どうしたものか。
 
最近読んだ本や興味を持って読んだ記事などが、なぜか手書きのノートを推奨しているものが多かったので、手書きでノートを書くことがかなり増えていた。
そんなこともあり、自分が書く文字を見るたびに「前から思っていたけどさぁ、字ヘタだね。俺。」 と思っていた。
 
そこで思いついたのが、文字の練習だった。ペン習字と言うのだろうか。
お手本にする本を選び、ノートとペンを買い、硬筆用の下敷きも用意した。
硬筆用の下敷きがある事を初めて知ったが、小学生の時に、静電気で髪の毛を逆立てていた下敷きとは違い、ちょっと柔らかい。ペン先が少し沈む感じがするのだ。これはかなり書きやすい。
払い・止め・ハネ・曲線の練習から始め、ひらがなとカタカナ。小学生ぶりくらいに文字を真面目に書いているが、なかなか楽しい。
漢字も小学校1年生で習う漢字から始めていて、今は4年生だ。
 
だが、なぜだろう。うまく書けるのはお手本をなぞって書いている時だけで、薄いグレーの線が無くなった途端に、うまく書けない。何十回書いても納得のいくような字が書けない。
お手本をよく見て書いてもうまく書けない。
 
なぜ書けないのか考えてみる事にした。
 
 
私は人にプレゼントをするのが、どちらかというと好きな方だ。贈る相手が喜ぶプレゼントは何か考えているのが好きだし、相手に喜んでもらえるとこちらも嬉しい。
多くの人に言える事だと思うが、サプライズで恋人やパートナーへのプレゼントは気合が入ると思う。
特に、恋心を抱いているが気持ちを伝えていなくて、相手も実は自分のことが気になっていると言う情報は友人に聞いて知っている。というような状況で贈るプレゼントは、全ての力を注いで何を贈るか考えると思う。だって、プレゼントがきっかけで付き合えるかもしれないからだ。
 
好みを聞きたいけど、聞いたらサプライズにならないから聞けない。人づてに聞いてもらったり、どんな物を持っていたり身につけているか観察して好みを推測したり。
半ば変態の様になるのだ。
 
片思いをしている相手のことは、ただ見るのではなく、観てしまうのだ。
半ば変態の様に。
 
 
そこで気がついた。
私の文字がなかなかうまくならない原因。
 
お手本を見て書いていて、観て書いていなかったのだ。
つまり観察できていなかった。
 
どんな長さで、どれくらいのカーブで、どれくらいの間隔で横に線を書くのかなど、気をつけなければならない所がたくさんあった。漢字とひらがなを一緒に書く場合の文字の大きさのバランス、カタカナが入った場合のバランスなど、良く観て、観察していたら気づける事に気づけていなかった。
しっかり観察して練習する様になってから、かなり読みやすい文字になってきたし、役所に出す書類も恥ずかしくなくなってきた。
ただ、文字がうまくなり始めてから役所に書類を出す機会がないのが残念ですが。
 
 
学生時代に、居酒屋でたまたま隣に座っていたおじさんに
「学生だろ? それならしっかり学べよ〜。どんなことからでも学ぶことってのはあるんだからな!」
と言われたことがある。少しだけ尖っていた私は、そんな事あるわけないだろ! と思ってしまい
「そうなんですね〜。でもおじさんから学べることはなさそうですね〜」
と言っていた。若かった……。
 
自分が40代になり、おじさんと思われる歳になって理解できた。
どんなことからでも学ぶこと、学べることはあるのだと。
文字がうまくなりたいから文字の練習をしているのに、一番大きな学びは観察することの大切さなのだ。しっかりと観察し、見極め、理解し自分のものにする能力を、高められる事に気づくことができたのだ。
結果、美しい文字が書ける様になるのは副産物の様になってしまった。
 
 
どんなことからも学んでしまう様な人は、観察力が優れているんだと思う。
観察力が上がれば、相手が望んでいることはなんなのか、うまくいかないことの原因はどこにあるのかといった、仕事にも使える武器になると思う。
その観察力の訓練として、これからも文字の練習を続けていきたいと思った。
 
 
 
 
***
 
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2022-11-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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