【プロフェッショナル・ゼミ受講生レポ】読んだ瞬間、なんだこれ、天狼院じゃんと思った自己啓発本
*この記事は、「ライティング・ゼミ プロフェッショナル」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事:田中望美(プロフェッショナル・ゼミ)
私は5、6ページ本をめくったところでピンときた。
「えっ、これって天狼院と一緒のことじゃん」
思わず小さな声でそう呟いていた。いや、でも本当にそうなのだ。この本に書かれていることは今、私が天狼院で実感し始めていることと同様のことが、成果として出たので本になっちゃった、というものである。
天狼院と一緒。つまり、ちょっとそこら辺の人とは違う、頭がおかしい人たちだ。でもこの頭がおかしいという意味は、決してマイナスな意味ではない。むしろ大きくプラス。相当ポジティブな意味での「おかしい」であることを強調したい。
今、天狼院書店では様々なゼミや部活、ぶっ飛んだイベントたちが開催されている。半年以上天狼院書店と親密に関わらせてもらっている私はこれが普通に感じるほどになってしまったが、はたから見るとありえない!! ということが日常的に行われている。書店で朝からヨガをしたり、雑誌の企画をお客さん交えて考えたり、書店で小説家を育てたり、演劇を開催したり。裏フォト部なんて言う超絶激しい部活もある。普通こんなこと本屋さんがやっているわけがない、そんなことばかりの書店なのだ。もう一度言うが、この書店に一気に引き込まれ、どっぷりこの書店に浸かっていた私はこれが普通に思えてきてしまった。おそらく私以外のお客さんも同じように思っている人がいると思う。もうそうなったら、頭おかしい人たちの集まりだ。もちろんとびっきり素敵な意味の「頭おかしい」だけど。
私が今この文章を書いているゼミだって、ほんとうにおかしいゼミだ。ここに通う人々は口々に言う。人生を変えるライティング講座だ、と。なぜそういわれるのかは、たぶん体験しないと分からないと思う。書くということは、楽しくて面白い反面、痛みも伴う。うまく書けない、ネタがない、周囲の人がすごすぎて、自己嫌悪に陥る……
特に、ライティング・プロフェッショナルゼミはすごい。本気でプロを目指す人が集まっているため、みんな意識が高いのだ。しかも無理やりではなく、自然と意識が高い。本気で書くということに向き合っている人たちが書く文章にはいつも心が大きく揺さぶられる。取り乱してしまう。私も書きたいという気持ちが溢れだしてくる。目指している方向性は少しずつ違へど、一人一人が自分の適性や思いと向き合ってプロのものかきを目指している。同じようにもがいて苦しんで、学んで驚いて、悔しがって、チャレンジしたりして前に前に進んでいる。もちろん、それぞれのペースで。
そんなゼミを一言で表すなら、「サラコテの切磋琢磨」であろうか。「サラ」はサラサラの「サラ」。「コテ」はコテコテの「コテ」である。例えるなら、こってりしたラーメンとあっさりしたラーメンの中間のラーメンだ。ギリギリと額と額をくっつけあって張り合うのではなく、ほど良い距離感を保って仲間の文章から冷静に学びを得る。すごいと思ったことは素直にすごいいと言える余裕を持っている。だが、自分の目指すべき目標は少々背伸びをするくらいのものを持ち、仲間同士でそれを言葉にしあって自分自身にプレッシャーをかける。そのくらい熱い部分も兼ね備えている。うん、これぞ「サラコテ」。そうやって周囲の環境に身をゆだねながら、確実に磨かれてゆく文章たち。本当に素晴らしいくらい頭がおかしいと思いませんか? いろんな業種の、いろんな年齢の人たちが本屋さんの中で、その作業をみっちりやっているのです。真剣にこの文章のどこがすごいのか、何がいけなかったのか、考えているのです。でも、申し訳ないのですが、これが本当に面白い。もう、とんでもなく面白い。なんでこんな発想が出てくるの~!? なんて人もいたり、なんでこんな共感できる悲恋の話ばっかりかけるの~!? とか、それぞれに個性があって、とんでもなく面白いのだ。もう、もう、私はあのフレーズを使うしかない。憧れの先輩がいつか言っていたあのフレーズ。
「私も学びの変態になってしまった~!!!!!! そして、それはわたしだけじゃなくて、周りの人たちもみんなだった~~~~!!!!」
今ならわかる。あの憧れの先輩が言っていたこと。自分を自分で学びの変態なんて言うのは、結構個性的だが、いや、でも、今私がなっているこの状態は学びの変態としか言いようがない。天狼院書店で文章を書いて、周囲の人の文章を読んで刺激を受けて、三浦さんの話を聞いて、自分なりに実践したりして、自分自身を磨いていくというプロセスが、決して楽しい事ばかりではないこの過程が、病みつきになってしまってしょうがないのだ。そうでなければ毎週5000字なんて文章書けない。なんとしても書くぞ~! っていう気力湧いてこない。やったこともない演劇とかいろんなことに手を出したりなんかしない。これは、天狼院書店の活動に限らず。
だけど、わたしが学びの変態になってしまったのは、まぎれもなく天狼院書店のせいだ。私が本気でプロのダンサー、プロのものかきを目指しているのも、こんな最高に頭のおかしいこの環境があるからだ。周囲の人々もみんなそう。専業主婦だったり、バリバリに仕事をしている人だったり、大学生だったり、普通の人がこの環境に身をおくだけで、揃いにそろって目が光りだす。自動的に夢を追いかけ始める。
はあ、はあ。ここまで熱く天狼院書店について語ってしまったが、天狼院書店の仕組みの3人バージョンが『世界一ふざけた夢の叶え方』だと気づいたのだ。3人の普通の人が集まって、アイデアを駆使しながらそれぞれの夢を応援し、切磋琢磨し、実現しようと励む。そこには、その3人だったからこその夢の叶え方がぎっしり詰まっていた。一人一人の考え方が化学反応を起こし、一人で夢を目指す時より何倍ものスピードで夢の実現に向かうのだ。結果、3人は一年という短い期間でそれぞれのでっかい、漠然としていた夢をかなえてしまった。どうやら、この3人の著者たちは、仲間と夢をかなえることを推進していて、そのような環境をつくるための活動も行っている。
ん? 待てよ? ということは、天狼院書店は、3人はとうに超える人が集まって頑張っているから、もっと大きな夢を速攻で叶えることのできる環境にいるということではないか!? もちろん自分自身の努力が必要十分条件だ。でも、自分が頑張りさえすれば、確実に人生がいい方向に変わる。
そうか~。やっぱりそうなんだ~。一緒に頑張る仲間がいること。それが確実に結果につながる。セカフザ(世界一ふざけた夢の叶え方の略)を読んで、そう確信した。
ちなみにやっぱり、この本を書いた3人の著者たちも最高に頭がおかしかった。
えっ? どういうことかって? こればっかりはどう説明すればいいのか、正直のところわからない。あえて言うなら、ぶっ飛んだ考え方? いや、でもそうでもない気もする。ぶっ飛んでるけど、やってることは意外と筋の通ったことかもしれない。だから、彼らの本を読んで体感するしかないのではないか。私の思う頭がおかしいの意味が分かる手段としては、それしかない。そしておそらく、その世界を知ってしまったらもう終わりだ。あなたも頭おかしい世界の住人へと仲間入り。この本を手に取るところからすでに物語は始まっていると思う。だって、天狼院書店だって、この本だってふざけたことばっかりやっているんだ。人生ふざけたって、いいんじゃないか。ふざけたって最高の人生が送れると思う。真面目に生きたら幸せな人生が待っているかと言われても、そうとも限らない。
とにかく、何でもいいから理由つけて読んでみることをお勧めする。天狼院書店に立ち寄って、スタッフとお話してみる、でもいい。きっと、きっと心がウキウキしてくるはずだ。私はとってもウキウキする。あ、私もはたから見れば、頭おかしい族かもしれない(笑)まあ、もう、そこは割り切って、腹をくくろう。
あ!! ちなみに、この記事、本を紹介するリーディング・ライティングゼミのサンプルにもなっちゃうのだ。
http://tenro-in.com/event/31363
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