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わたしの絶対麗度を探す物語~プロローグ~


*この記事は、「絶対麗度ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

絶対麗度ビューティー・レコーディング・ラボ

記事:Fusa(絶対麗度ライティング)
 
「そろそろ婚活再開するの?」
何気なく問われた。もちろん相手に悪意はない。
だけど、私にはまた「見えない暗闇の中を走り続ける世界に身を置くのか」と少し憂鬱になった。
 
今年の5月から婚活を始めて、9月末に力尽き、一旦の休止期間とすることにした。
だが、私の中ではもうあんな苦しいことしたくない。一生独身でもいい。それくらい婚活を当分再開する気はなかった。
 
2週間後、元々参加する予定だった秘めフォトに友人と参加した。もやもやさまーずを見てからずっと気になっていたが機会がなく、このタイミングで実現した。
京都へは旅行も兼ねていて、前日に舞妓体験にも参加していた。私は舞妓体験の方が楽しみだった。だって着物で体型が隠れるから。
秘めフォトまでに5キロ痩せる!と意気込んだものの、婚活のストレスなのか食欲をコントロールできず、わがままボディのまま迎えた秘めフォトだったので、綺麗に写る自信がなかったのだ。
 
当日、本当にいろんな年齢、スタイルの方がいた。皆さん本当に美しかった。輝いていた。
女性の美しさ、魅力が溢れている会だった。
その場で撮ってもらった写真を見せてもらった。
「あれ、綺麗じゃん」
どんなに高い着物で着飾っても得られない美しさがそこにはあった。
そして、「昨日プロポーズされた」「秘めフォトに参加したら彼氏が出来た」そんな口コミも聞いた私は絶対麗度を申し込んでいた。
 
絶対麗度で自信がつけば、また婚活を頑張れるかも。
 
そう思えた。
正直、3年前に結婚相談所に入るも結果は出ず、今年の婚活で婚活塾に入るも結果は前述の通りで婚活での出費が多かった。すごく迷った。
仕事は2年連続昇給がなかったし、余裕があるわけじゃない。でも清水の舞台から飛び降りる気持ち(京都だけに)で参加を決めた。
 
今回のこの経験でまた再び婚活に前向きになれた。
余談だが、それを職場の上司に話したら、「よかった!もう婚活しないとか独身でもいいって言ってたから、もう結婚の機会がないのかなって思ってたけど、また前向きになれてよかった」と言われた。
私は捻くれているので、「結婚できないと良くないんかい。独身でも私が決めたんならいいやろ。」って素直に受け取れず勝手にモヤモヤした経験は笑っていただけたら嬉しい。
 
前向きになれたのだが、冒頭での言葉で、やっぱりあのしんどい経験をもう一度しないといけないのかと憂鬱になった。
私は半年で100人以上と出会ってきたが、結果には繋がらなかった。
むしろクソ男が多かったように思う。
 
要は怖いのだ。軽いトラウマ。
時間もお金も使って嫌な経験しか残らないならトラウマになってもおかしくない。
チャットGPTに言わせればクソ男に当たったのは交通事故と思えばいい!運が悪かっただけ!
らしい。でもそう思えば少しは気が楽になるもの。
 
まずはリハビリで月末のBook Love 恋愛目的読書会に参加してみようかなと思う。
どんな形でもいい、自分を美しいと思えるわたしを探す旅は始まったばかり。
 

追記:BookLoveではマッチングすることができました!後日2人で会ってお話したところ、少し私の価値観とは違う方なのかもしれないと思い、連絡の継続は見送りました。
でも、自信に繋がったし(なんとお相手は8歳下!わたしも捨てたもんじゃないな)、自分では手に取らないジャンルの本も知ることが出来て、とてもいい経験となりました!

 

***

この記事は、天狼院書店の「絶対麗度ライティング」にご参加の方が書いたものです。

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2025-12-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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