綺麗なトイレの会社に素敵な女性が多い理由
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事:前野 友里(ライティング・ゼミ夏休み集中コース)
コンサルタントという職業は、企業のお医者さんのようなものだ。
お客様である企業が抱える風邪を治すために、数ヶ月間お客様のオフィスに出勤することが多い。まるでお客様先の社員であるかのように座席を設けていただいたり、社員食堂も利用させてもらえたりする。
そのように転職こそしていないが、多くの会社の「社員」として働いてみて、気づいたことがある。
女性トイレの居心地がいい会社は、素敵な女性が多いということだ。
(筆者が女性であるため女性トイレに特化していることはご了承いただきたい)
トイレの「居心地のよさ」といっても、人それぞれに感じるところは異なると思うが、おそらく大半の人に共感してもらえるであろう、3つのポイントをまとめてみた。
なお、清掃員の方が毎朝掃除してくれる企業もあると思うが、朝の綺麗な状態が日中いかに維持されているかという観点でチェックしている。
まず1つ目は、トイレットペーパーがなくなった時の対応だ。
大きな会社だと1日に何人も利用するので、清掃員の方が朝に交換しただけでは追いつかない事がある。そんな時、トイレの居心地がいい会社・悪い会社では、どのような違いがあるのだろうか。
居心地がいい会社:新しいトイレットペーパーに交換されている。
居心地が悪い会社:そのままにされており補充されていない。芯のゴミだけが残されている……。
これは分かりやすいポイントで、次に使う人のことを考える「気遣い力」を反映しているように思う。自分さえよければいいという気持ちではなく、新しいものに交換しておいてあげると次に使う人が喜んでくれるかなという気持ちの持ちようである。逆の立場で、トイレを利用した時に芯のゴミだけ残っているのをみると、なんとなく不快な気持ちになる。
トイレットペーパーがなくなった時は、後ろを振り返れば新しいトイレットペーパーがあるならば、ひと手間を惜しみたくないものだ。
2つ目は、トイレの蓋を閉める閉めない問題である。
居心地がいい会社:トイレの蓋が閉められている。
居心地が悪い会社:トイレの蓋が閉められておらず、最悪の場合流れていない……。
あえて閉めない派が存在することは一旦置いておき、本来閉める派だが忘れてしまったと想定いただきたい。これは「心の余裕」を表しているように思う。具体的には、トイレの個室を出る時に、次に利用する人が気持ちよく使える状態になっているかと振り返る余裕だ。ついつい慌ただしくしている時は個室を飛び出しがちになるものだ。
ちなみに、蓋を閉めてから流すと、菌が飛び散りにくいらしいので、衛生面上も蓋は閉めた方がいい。
3つ目は、ハンカチ所有率問題だ。
居心地がいい会社:お気に入りのハンカチを持ち歩いている。
居心地が悪い会社:ハンカチは持ち歩いていないので、手を乾かすハンドドライヤーが混んでいる時は、それとなく手を振って自然乾燥。または髪の保湿に……。
これは、ハンカチを持ち歩く習慣が身についているかどうかがわかるポイントだ。職場のトイレにはハンドドライヤーがあるので、わざわざハンカチを持ち歩かないという声が聞こえそうだ。しかし、習慣は恐ろしいもので、ドライブデートなどで公衆トイレを利用する時にいつもの癖でハンカチをトイレに持ってくることを忘れ、個室のトイレットペーパーを使って手を拭いてしまう羽目になるのだ。
また、ハンカチの使用頻度が低いと持ち歩く習慣も身につきづらく、昨日のハンカチがバッグインされていても「まあ、いいか」となってしまうのだ。
ここぞという時に恥ずかしい思いをしないよう、新鮮なハンカチを持ち歩く習慣は是非身に付けたい。
ちなみに、洗面所で隣の方が猛烈に自然乾燥させようとしている時は、手から水分が飛んでくる場合があるので注意しよう。
以上が、私が考えるトイレの居心地の良さと素敵な女性の関連性だが、あなたの務める会社はどうだろうか。
散々トイレの使い方について批評してきたが、今まで女性トイレの「居心地が悪い会社」として挙げた会社は、実は残念なことに私が務める会社だったりする。3つのポイントは、自社にいてはあまり気にも留めなかったことだが、素敵な女性の方が多いお客様先の数々のトイレと比べて気付いた違いだ。
自戒の念を込めて、トイレットペーパーを交換し、個室から出る時は振り返る余裕を持ち、お気に入りのハンカチを持ち歩きたいと思う。
みんなが気持ち良くトイレを利用できるように、素敵な女性になれるように、日々精進したい。
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