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チーム天狼院

ネガティブな自分を変える経営者


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:村山真子(チーム天狼院)
 
「ネガティブだなぁ、もっとポジティブになりなよ」
 
生まれてこのかた幾度となく言われてきた。
まだ起こってもいないことをあれこれ考えては憂鬱になる。不安を勝手に生み出しては自爆している。端から見たら生きづらそうに見えるだろう。自分でもポジティブにならねば、なんて思って辛くなることがある。
 
「なんも考えなきゃいいんだよ」
 
そうなのかもしれない。だけど、これが私なんです。私の心は複雑。考えすぎることは悪いことかもしれないけど、いいことでもあると思っていたりする。
 
 
そんな風に、いわゆる自己肯定感の低い生活を送ってきた。自分をだましだましなんとか20歳を過ぎ、大人にはなれた。しかし、大学卒業を目前に、就活でくたびれたり、将来の進路を憂いているうちに私の心は崩壊してしまった。
 
そんな時、1人のカウンセラーの言葉に救われた。
 
「ネガティブって周囲に言われて、自分でも思ってるようだけど、私には、村山さんはポジティブに見えるなぁ」
 
最初は言ってることがよくわからなかった。
 
「自分を変えたいとか、よりよい選択をしたいとか、そういうポジティブな目標を実現するためにとる行動が周囲にはネガティブに見えているだけじゃないかな」
 
なるほど、つまりポジティブな目標を達成するために、ポジティブな方法とネガティブな方法の2パターンがあるということか。
 
なんだ、私って見方を変えればポジティブなんだ。
 
ネガティブって思い込んでいただけで、実はそこまでネガティブではないのかもしれない。
 
この瞬間、私の自己肯定感が少し上がるのを感じた。
 
物事の見方を変えれば、自分の生きやすいように暮らしていけるという事実に気がついた私は、その後、ひょんなことから認知行動療法を知った。そこには、物の見方を変えることで自分の気分をコントロールし、生きやすくするための考え方の術がまとめてあった。まさにこれだ、と思った。
 
ネットで調べるだけでは満足せず、本を買ったりしながら徹底的に調べて、私はすっかり認知行動療法オタクになった。
 
そして、認知行動療法を実践しているうちに、名案を思いついてしまった。
 
「私を経営すればいいんだ」
 
就活生ということもあり、会社、というものに関心があった。人を物として扱うようなブラック企業では決して働きたくないと思っていた。
 
しかし、私こそ、ブラック企業だったのである。
 
社長はこの、私という意識。脳とか心とかそこらへん。
 
社員は約60兆人。彼らが私の体を作っている。細胞なので入れ替わりは激しいけれど、生まれたときから同じ、DNAという魂を受け継いでくれている。
 
 
この考え方に至るまで、社長の私はだいぶ、社員に優しくなかった。
 
社員が眠いと言っても、寝るな働けと命令していた。お腹がすいたと言われても、まだ食べてはだめだ働けと命令していた。
 
業績をあげるために自己犠牲を強いる。
 
その程度が尋常じゃなかった。
 
ちっとも健全な会社ではなかった。
現実にそんな社長がいたら、罰せられそうなレベルで理不尽な経営体制だった。
 
ところがそんな社長がここにいたのだ。
 
それからというもの、社員に徹底的に優しく対応することが、私という会社全体にとって大きなプラスになることが徐々にわかってきたので、社員の声をちゃんと聞くことにした。まさに働き方改革である。
 
現実世界でこんな経営者のもとで働きたいな、と思うような理想の経営者に、私がなればよいのだ、と気がついた。
 
 
ちょっと疲れましたと言われたら、いいよいいよ休んでおいで、と。
また元気になったら私の体をよろしくね、と。
働いてくれてありがとう、と。
 
 
こんな具合に自分を経営していくうちに、なんと、考え方が前向きになってきた。
自分を大切に運営していたら、ひょっとして現実世界でもそんな経営者との出会いを引き寄せることができるかもしれない、なんて思えるようになった。
 
 
 
 
どこに時間を投資すれば会社がより良くなるだろうか。
 
会社がますます発展することが社会にとってもプラスになるような会社になるには、どうしたらいいだろうか。
 
社内だけでなく、会社の外にも目が向くようになり、こんなことを考えては、わくわくするようにもなった。
 
 
 
 
 
こうして私は、つい考えすぎてしまう性格を、やっと長所として生かすことができました。長年のネガティブ問題にも改善の兆しが見られ、乗り越えつつあります。
 
 
 
 
生きづらいとか苦しいとか、ネガティブをやめたいとか、考えすぎて不安になるとか、自己肯定感が低いとか、そういうことで悩んでいるときは、わが社の認知行動療法オタクが開発したこの「経営者」をちょっぴり思い出してみてほしい、そんな風に思います。
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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