【認められたい】早稲女(ワセジョ)が「下ネタ大好き」「ババア」「かわいくない」「色気がない」のは、承認欲求のせいだった!男よりも面倒な女のプライドをなくすには
天狼院スタッフ川代です。
「ワセ女は、女じゃねえよなー」と言われるのは、早稲田に入学してしまった女子大生の宿命。
「ワセ女」とは、その名の通り、「早稲田の女子」のこと。よく言われる特徴は、とにかく「男っぽい」「オバサン」「下ネタ大好き」などなど、ひどいものばかり。
きっと、世間一般の方がご想像するよりもかなりひどい仕打ちを受けていると思うので、簡単にその恐るべきワセ女の待遇をご紹介します。
・一姫(いちひめ)、二女(にじょ)、三婆(さんば)、四屍(しかばね)という言葉がある
これはワセ女の運命を端的に、そして明確に表した言葉です。
お姫様のようにちやほやされる一女、
新入生が入ってきて焦りだすがまだ女として扱われる二女、
高学年になりババアと呼ばれはじめる三女、
もはや生きたものとしてすら扱ってもらえず屍となり、影が薄くひっそりと暮らす四女。
ちなみに同義で、「花の一女、嫉妬の二女、焦りの三女、悟りの四女」という言葉もあります。なるほど、どうりで私も最近悟りを開くことが多くなったわけだ。
・女でも関係なく飲まされる
私はそれほど飲み会に参加していなかったので、被害を受けることは少なかったのですが、サークルの飲み会は本当に激しく、一升瓶イッキ飲みさせられる女子も。ノリがよくてテンションが高い女子はとりあえず飲まされ、つぶされます。本当にお酒が弱い子以外、「のめない~」と可愛く言っても無駄。問答無用で飲まされ、気付くと知らないサークル員の家にいた、なんてよくある話です。
・一度「ワセ女」というレッテルを貼られると、ずっとキャラ変できない
一年のときにうっかりキャンパスライフを楽しみすぎて、「ノリがいいやつ」と思われたが最後、卒業するまで「ワセ女」の看板を背負って過ごさなければなりません。二年になってからいきなりかわいくしたり、女らしくしようもんなら、「なにかわいこぶってんだよババア」「ババア、色気ないよ!」と野次がとんでくること間違いなし。
恐ろしいのは、このような仕打ちを受けていると、次第にどんどん本当に「自分はババア」「女らしくしても無駄」「どうせモテないしおしゃれしなくていいや」と、マインドコントロールされていき、さらに、「みんなが求めてくれるなら・・・」と自らウケを狙いに行くようになり、ますます「ワセ女」化が進んでしまうということです!!
そして、さらにさらに恐ろしいこと。こうして入学時から常に「女としての価値」を評価され、批判され、馬鹿にされ続けてきた「ワセ女」たちは、卒業するころには立派に、女特有のややこしいプライドを抱えて、社会に出て行くことになるのです。
承認欲求、という言葉を、ご存知の方も多いことでしょう。
承認欲求(しょうにんよっきゅう)とは、他人から認められたいとする感情の総称である。(Wikipediaより)
マズローが提唱した、「欲求段階説」の、五段階の欲求のうち、四段目にある欲求のことです。
他人からすごいって思われたい。
誰よりもすばらしい人格でありたい。
となりのこの人よりも、優れた人間だと思われたい。
社会的に有名な会社に入りたい。
このように、とにかく「自分が価値のある人間だと思いたい」という、少し素直じゃない感情のこと。
男性でしたら、上記のように、「社会的地位がほしい」とか「仕事が出来るって思われたい」とか、いわゆる男としての見栄とかプライドを満たしたいという承認欲求は、多かれ少なかれ、ほとんどの人が持っていると思います。「無駄なプライド」とか「男は見栄を張る」、というように、「家制度」の保守的な文化やイメージがいまだ残っている日本の男性が、社会的評価を気にする生き物というのは仕方ないのかもしれません。「男は女を守るもの、強くなければならない」というイメージは、どうしても男性の自由な選択を奪ってしまうもので、この記事でも書いたように、社会の目を気にせずに、自分の本心に従うというのは本当に難しいのです。
しかし、この男のプライドは、単純でわかりやすいだけ、まだマシです。
さらにずっとややこしいのが、「ワセ女」のプライドなんです。
「ワセ女」はそもそも、入学時から、「早稲田に入学できた」というプライドがあります。これは、難関の受験戦線を乗り越えてきた人なら当然のことなので、男子も同じ。
しかしそのあと、楽しいキャンパスライフを楽しみ、「女」としてのランク付けをされる生活が繰り返されることで(なんとなかには、サークル内で女子の格付けをし、ドラフト会議なるものをする男子たちも・・・)、「賢い」「優秀」「社会で活躍できる」という、人間評価のものさしのほかに、「女」としてのものさしを意識してしまうようになるのです。
おかげで、女子たちは、表面上はいい顔をしていても、内心ではバチバチと火花を散らしていたり、どんなに仲良く見えても、心の片隅では友達の不幸を願ってしまったり、自分がより「上」だと思いたかったり、複雑な承認欲求に悩まされることになります。そのことに自分でも気付かない人も多くいると思いますが。
だから、「社会的」ものさしでは、他の人よりも劣っている気がする人は、「女」としてのものさしでは他の人を見下したくなる。そして、逆もしかり。一番面倒なのは、どちらのものさしでも人より勝ちたいと思ってしまう「二兎追い」タイプです。完璧を求めてしまうので、とにかくなんでもかんでも自分が一番じゃないと気が済まない。あることがあって、私自身がそういうタイプだったと気が付いたときは、自分の意地汚さにドン引きして、一週間くらい引きこもってしまいました。笑
なので、ワセ女の承認欲求の流れとしてはこうです。
1年 早稲田に入学でき、さらに誰からもちやほやされるので、「社会的」プライド、「女」のプライド、どちらもむくむく育っていく。
2年 新入生が入ってきて、突然男子の注目が自分から一年に移るので、外面はよくして、一年を可愛がるが、内心は嫉妬。「女」のプライドがさらに育つ。一年に負けたくないとおもうようになる。
3年 さらに新しい子たちが入ってくるので、「女」のプライド成長は失速するものの、就活が始まるので「社会的」プライドが急速に育ち、一流企業、みんなにすごいと言われる会社に入りたいと思うようになる。
4年 就活を通して自分の将来について考えた結果、仕事も結婚も完璧にこなしたいと思うようになる。超一級品の承認欲求の完成を迎え、卒業。
その後、企業で一生懸命働くキャリアウーマンになり、さらに綺麗さと上品さに磨きをかけ、女としての魅力を謳歌するぞ!とどちらのプライドを満たそうとしても、やっぱりどうしても、どちらにも十分に力をかけるのは難しい。某赤文字系雑誌に出てくる、一ヶ月着回しコーディネートのような人生を送るには、相当な器用さと有能さが必要なのです。
そして、重要なことは、自分の承認欲求を満たすために努力してしまうようなプライドの高い女性は、他人の目から見て魅力的には見えない場合がある、ということです。もちろんこれは男性にも言えることですが、自分の本心や素直な気持ちよりも、他人からどう思われるかということを気にして行動してしまうような、自分の軸や哲学のない、芯がぶれてしまう人は、他人から見てもわかるのです、どうしても。自分の有能さ、面白さ、ユーモア、あるいは外見の美しさ。何事に関しても人より秀でたいという気持ちは、たしかに自分人生をハッピーにするためには良いかもしれないけれど。そういう人の余裕のなさは、受け答えからなにからすべてわかるのです。
もちろん、プライドは必要だ、プライドがない人の方がずっと魅力ないよ、という人もいるでしょう。
けれど、混同してはいけない、と私は思います。
承認欲求と、矜持は決定的に違います。
人から認められたい、と思う気持ちと、
自分に誇りを持って生き、自分が自分を客観的に見た時に、恥ずかしいことをしてはいまいか、と自分を戒めることは全く違うのです。
承認欲求は、自信のなさからくるものですが、本物の矜持や誇りは、恥ずべきことをしていない、という自信からくるもの。武士道のようなもののように思います。
ですから、私、プライド高いけど、それがいいところでもあるのよね、と思っている人は、一度考えてみてほしい。
それが本物の誇り高きプライドなのか、それともただの承認欲求なのか、ということを。
さて、多くの方はもうお気づきかもしれませんが、この話、なにも、ワセ女に限ったことではありません。社会に出て働こうとする多くの女性たちは、このような社会の目とか意地とか常識に左右されてしまうことがあり、承認欲求に悩まされる。社会のしがらみ、男性からの目、日本文化、女子会ヒエラルキー・・・いろんな情報が飛び交う中で、この現象は仕方のないことなのです。
マズローによれば、承認欲求の次の段階である自己実現欲求へたどり着ける人は全人口の1%といいますから、ほとんどの人は、人から認められたい、と思っているということです。
私は、あるとき気付きました。承認欲求があって、人の目を気にしてしまう自分のことすら、認められなかったのだと。自分の欠点を、ひとつとして認めたくなくて、自分が誰よりも優れた人格者でありたいと思っていたのです。ですから、承認欲求がある自分を認めることすらできなかった。
けれど。
ならば、もう、いっそのこと、承認欲求がある自分を、認めてしまおう。
そうして、人から認められたいと思う自分ごと、受け入れよう、と思うと、少しずつ、肩の力がぬけて、承認欲求が薄くなってきたような気がします。
大丈夫です。みんな一緒です。誰だって、人からは認められたい。受け入れてほしいものなのです。だから、肩肘張っていないで、もう、認めてしまいましょう。他人よりもまず、自分自身が。
正直に言います。私は、人に認められたいです!!すごいって思われたいです!!!成功してるって、人格者って、思われたいです!!綺麗って言われたいです!!!幸せな結婚したいです!!!
当たり前です。人間なんですから、褒められたい、良く思われたい、と思うのは。
そういう自分をオープンにしてしまうことが、承認欲求から、「ワセ女」化してしまう自分から成長する、第一歩なのではないでしょうか。
だから、承認欲求に悩む、女子のみなさま。もう、言っちゃいましょう。みんな同じですから、心配しなくて大丈夫です。
変なプライド、捨てましょう。自由な時代なんです。自分の欲を隠さずに、「あれしたーい」「これしたーい」と、素直に言っちゃったほうが、ずっと可愛げがあるではありませんか。
天狼院にも、女子のための承認欲求コーナー、用意してます。
耐えられないほど不安になったら、川代に話してください。自分の汚い野心とか意地とか全部、さらけだしますので、私と話して、私を見下して、安心してくださって構いません。
こういうことは、自分で認めて、みんなで認め合うのが、いちばん早い。
あ、ついでですけど、早稲田の男の子は、もう少し言葉と行動を慎むこと!
下ネタばっかり言うワセ女じゃなくて、かわいい女の子に囲まれたいなら、ババアとか言わないのが、自分のためですよ。笑